11月に広島に行ったときに映画“男たちのYAMATO”のオープンセットを
見学してきたので、月曜日の映画サービスデーに映画を鑑賞してきました…
映画のオープンセットを見学する前に呉にある
ヤマトミュージアムを見学してきました。
1/10スケールの大和の模型です。
模型・・・でかいです。
写真をとろうにもカメラに収まりません(とほほ・・・)
唯一撮れた全体像をかもし出す写真。
子供のころ、大和のプラモデルを作ったことを
思い出しました。両側にあるハリネズミのような
対空機関砲がセメダインでべとべとになった記憶が…
男の子だったら大和のプラモ組み立てた経験あるのでは?
でも、最後までなかなか組み立てられなかったことと思うよ。
オープンセットです…46CM主砲は2番主砲のみ再現
艦橋は途中までですね…実物は喫水線から50Mくらいあったそうな?
まるでビルですね。
コストの関係か?途中までしかありません。
映画ではCGにて再現されてました。
主砲。別のアングルから・・・でかいねぇ
46CM主砲は大和の生涯で合計311発の砲弾を発射したそうな
この主砲、一発打つごとに砲身内に約3300気圧かかるため
砲身の寿命は約200発なんだって…
敵艦の射程距離の外から攻撃を可能にするためにこの巨大な
主砲が装備されたわけだけど、まともに海戦やって沈めたのは
アメリカの軽空母一隻だけ…しかもこの空母の装甲がぺらぺらに
薄いため主砲弾が着弾すると爆発するどころかパワーがありすぎて
貫通してしまって逆に撃沈まで時間がかかったというおちも…
(これ、映画には出てこないよ別の本に書いてあったのさ。プラモ
たくさん作っていたときに変な知識がたくさんついたのさ…
ミニタリーおたくじゃないよ…)
大和に関する詳細は戦艦大和を見てみよう。
対空砲座・・・この部分が映画の中ではよく出てたね。
映画の感想は…
なんか、あまり内容のない映画だったような…
簡単にいうと長渕のCLOSE YOUR EYESの
プロモーション映画っていう感じ。
描かれている戦争の悲劇は以前からある和製戦争映画の
焼きなおしだし、CGで表現された大和の全体像は所詮
日本映画っていうレベルだし…
最後の出撃シーンで敵の猛攻を受けるところなんかは
結構特撮できてるじゃんって思いつつ…
同じく一方的に攻撃を受まくる映画“ブラックホークダウン”
なんかと比較すると戦場のリアリティって言うか心理的な
葛藤って言うかむなしさが…ぜんぜん伝わってきません。
(映画の種類が違うといえばそれまでだけど)
凄くお金をかけて製作した戦争映画ってことで見に行くと
見事に裏切られるでしょう。だって普通の邦画だもの。
同じ敗戦国の映画でもUボートはよかったなぁ…
戦争のむなしさがよく出てたもの…
アクションとしてはXだし…反戦映画としては伝わってくるもの
ないし・・・ってことでおいらにとってはXでした。
“ブラックホークダウン”みたいな描きかたされていたら
凄い映画だったんだろうけど、その辺が現役で戦争やってる国と
戦争を放棄した国の違いだとしたら、リアルな戦争映画作れない
日本って平和でよい国なのかもね。
ラストサムライのようにアメリカ人がつくったらどうなるんだろ。