5期が原点に回帰しました。
幽霊電車以来の恐怖回なんじゃないですか、これ。やっぱり今回から2年目に入るに当たって、ここ最近、明らかに内容の傾向が変えてきている気がします。某サイト様(そこは鬼太郎中心ではないのですが)の管理人さんもおっしゃってましたが、いよいよ本格的に目の肥えたファン層を狙ってきてるということなんでしょうか。1年目は、一番のターゲットである子ども層を引き付ける、いわゆる「基盤固め」というか。まさに、2年目からが本領発揮なのかもしれません。まあ、視聴率も安定してきてますし、1年目で作りこんだキャラクターの性格を活かして、これからの物語の展開に期待ですww
そして、40年周記念の映像も流れたし・・・って、もう40年ですか。すごいな。その半分程度しか、まだ生きてませんよ、私。それでも、こうしてリメイクされ続けるのも、根強いファンがいるからこそ。そして、その度に新たなゲゲゲファンを生み出し、また愛されていく。そう考えると、「ゲゲゲの鬼太郎」は国民的アニメなんだなあ。平成版鬼太郎として、5期にはぜひ頑張ってもらいたいです。
そして、新OP! ロック調だと公式で確認した際は、「おいおい待てコラ」と思ったんですが、これが意外に良かった! まあ、評価は分かれそうな気がしますが・・・個人的には好きです。特に出だしの鬼太郎さんが。作画も良かったし。というか、キャラクターがわんさか出てきて、もう賑やか! 見た限りでは、前のOPから目新しいもので、チーとか大怪獣とかチ○ポ(笑)とかがいた、はず。そして、ベアード様の優遇ぶりが・・・!
さてさてようやく本編に。笑
今回の前フリ。いつも以上の黒さ3倍増しな鬼太郎さん登場。こ、怖いよ・・・! いつもよりもブラックだな・・・。そして、妖怪は恐ろしいモノ、と例の如く忠告します。
とある学習塾の一教室。騒がしい理由は、どうやら先日あったテストの結果が出た模様。そんな中、真っ青な顔した男の子・光一くんは1人順位表を見つめ愕然としています。今回はこの子が主役なのですが、その様子からしてどうやら結果が悪かったみたいです。帰り道に、同じ塾に通う女の子・真紀ちゃんに声を掛けられても、ロクに返事をせずに岐路に着きます。まだ私は学生なので、その気持ちは分かるな・・・まあ私の両親はそこまで成績には干渉しない方だったので、そんなにストレスじゃなかったんですが・・・。
塾から家へと帰る道に、長い階段があり、光一くんはそこに座り込み、順位表をくしゃくしゃにして放り投げます。しかし、それを拾いあげる人・・・それは1人のお坊さんでした。まるで光一くんの心の内を知っているかのような発言に、光一くんは恐怖を覚え、その場から逃げ出します。
一方、その近くを通るのは鬼太郎さん。手に提げた買い物籠にはロクなものが入ってません。魚の頭に、出た! おやじ様の大好物☆カエルの目玉。どこから取ってくるんだよ、とつっこみたくなるけど・・・墓場の時から、本当にこれがおやじ様は好きだな! しかし、その大好物が光一くんとぶつかった事で籠の中身がひっくり返り、駄目になってしまいます。あわあわする、おやじ様を尻目に、鬼太郎さんの妖怪アンテナが光一くんに反応します。目を前に向ければ、お坊さんの姿が。しかし、その姿はすぐに消えてしまいます。
場面変わって、一軒の家の前。ネコちゃん、今度は宅配便のバイト・・・かと思いきや、「ネコネコ便」なる事業を始めてました。ねずみ男みたいなことしてますね・・・。しかも、運送のパートナーに一反もめんが選ばれてます。何気に、ネコちゃんと一旦もめんの組み合わせは可愛くて好きです、癒される・・・!笑 しかも、一反もめんは全身を雨合羽で覆ってます。最初見た時、雨に濡れてくしゃくしゃになっているのかと思って、「え、ちょ、もめんさん、か、可哀想・・・!」とか思ったのは秘密です。(言ってる) そこへ、ネコちゃんを突き飛ばし、その場に居合わせた母親の声も聞かずに家の中へ入っていったのは、光一くん。そう、ネコちゃんの届け先は光一くんの家なのでした。そこでも、ネコちゃんも匂いで妖気を察します。それは、今までに感じたことのないものなのでした。
その夜、机に向かい、頭を抱える光一くん。順位なんて関係ない、そう思っても勉強している以上はそれはつき物な訳で、成績が悪いとくればお叱りももれなく付いて来るというもの。悶々としている彼の元に、鈴の音がどこからともなく響きます。すると、窓に先程のお坊さんの姿が! 「もし、宿を貸してくださいませんか」と光一くんに泊まらせてくれと頼みます。しかし、光一くんの部屋は2階のはず、なんとそのお坊さんは2階の屋根にまで登っているのでした。驚く光一くんを尻目に、そのお坊さんは一晩だけでいいからここで雨宿りさせてくれと言います。お礼もするから、と。しかし、そのあまりの不気味さ、怖さに、光一くんはカーテンを閉めてしまいます。
次の日の朝、カーテンを開くと、夜中ずっと窓の外にいただろうあのお坊さんの姿はありませんでした。そして、普段どおり、光一くんは学校へ向かいます。
さて、横丁では、ネコネコ便の中身を勝手に開けて、鮭缶を取り出したねずみ男を、ネコちゃんが追い掛け回していました。おばばと子泣き、そして鬼太郎親子の周りをぐるぐると終わらない追いかけっこを繰り返す2人。なんか可愛いなw(おい) しかし、そのまま大人しく捕まらないのがねずみ男。最終兵器のオナラで応戦します。この攻撃に鼻の利くネコちゃんは撃沈! しかし、その被害に遭うのは彼女だけではなく、おばばと子泣き、そして鬼太郎親子までも巻き込まれます。本当にいい迷惑です。でも、さすがは鬼太郎親子、ちゃんと鼻をつまんで対処していました。
再び塾の教室。浮かない顔をした光一くん。どうやらまた悪かったようです。真紀ちゃんの慰めも、全く効果ありません。
その帰り道、階段の下で、光一くんは再びあのお坊さんと出会います。そのお坊さんは、昨日のことの感謝を述べると、そのお礼として望みをかなえてやると言います。光一くんは警戒心から一度は遠慮します。「望みはない」、そう言いますが、お坊さんは塾の順位表を持ち出し、順位を上げてやろうと持ちかけます。その言葉に、光一くんの心は揺れます。順位は上げたい、けれどそれには今以上の努力をしなければならない。もし努力せずに成績が上がり、順位も良くなるのなら、それ以上いいことなどない。そんな考えが、光一くんの頭をよぎります。
「できるの?」
「・・・できますとも。」
しかし、この浅い考えがこの後、とんでもない事態を引き起こすとは知る由もありませんでした。
さて、またもや鬼太郎親子。今度こそ、念願(?)のカエルの目玉を手に入れたおやじ様はほくほく顔。・・・・・・本当にロクなの食べてないな、この親子。だから、そんなもやしっこなんだよ、高山さんは!(そこに突っ込むのか) もっと食べた方がいい。他期よりも飽食の時代に生きてるんだからさ・・・!
そこから程近い場所で、鈴の音が鳴り響きます。光一くんと同じ塾に通う男の子が自転車で帰宅途中、あのお坊さんとすれ違います。お坊さんは影を持っている杖で操り、その男の子を影に呑み込んでしまいます。同様の手口で、また1人、また1人と影に呑み込まれていきます。と、そこへ髪の毛バリがお坊さんへ向かって放たれます。立て続けに、下駄、そしてちゃんちゃんこで縛り上げられてしまいます。
「とんでもない妖怪がいたようだな」と言って登場したのは、もちろん鬼太郎さん。しかし、お坊さんも黙ってはいません。自ら影になり、鬼太郎さんをまるごと呑みこもうとします。足を取られ、徐々に引き込まれていく鬼太郎さん。しかも、今晩のおかずまで。おやじ様、再び涙目。
呑み込まれるすんでのところで、一反もめんとネコちゃんが影から引き上げ、親子を救出。なんとか事なきを得ますが、肝心の本人には逃げられてしまいます。
横丁へ戻り、相手の特性から、あのお坊さんが「夜道怪」という妖怪であることを古今の力も借り、突き止めた彼らは、ある作戦を立てます。そして、切り札として何故かねずみ男が選ばれます。果たして、この人選の意図は・・・?
というか、ゲゲゲハウスの外で子ぬりかべがじゃれているのが可愛くて仕方ないwwそれを見守るぬりかべ女房さんが、女座りしてたし。(できるんだ・・・/殴)こういう細かい描写を見るのはすごい好きです。
一方、光一くん。夜道怪のおかげ(?)で、順位は上がっているようです。この日も、塾へ行きますが、明らかに人数が減っています。どうや光一くんの通う教室の生徒ばかりが消えているのだという話を真紀ちゃんから、聞いた光一くん。それを聞き、彼の脳裏によぎったのは、先日の夜道怪とのやり取り。自分が順位を上げてくれと頼んだ所為で、生徒が失踪しているのではと考えます。まさか、自分には関係ない。そう思うものの、光一くんは、不安から教室を飛び出し塾から出ようとしますが、目の前には夜道怪が現れます。
やはり生徒が消えていたのは夜道怪の仕業でした。あとは教室に残っている生徒を消せば、光一くんが望みどおりに一番になる。それを知った光一くんは、真紀ちゃんを案じ、教室へ戻ります。幸いなことに、真紀ちゃんだけは残っていました。しかし、彼女の様子はいつもとは違っていました。
私がいなくなれば、光一くんは一番になれる、と。
それを頼んだのは光一くんじゃないか、と。
涙を流しながら、真紀ちゃんは言います。それに対し、光一くんは、反論します。「そんなことは頼んでない」と。結局、光一くんは順位は上げたかったけれど、その為に友達までも消してほしいとは思っていなかったと。
「頼んでいないなんて、あんまりじゃないですか。」
豹変する真紀ちゃん。そこには夜道怪がのり移っているのでした。当の昔に、真紀ちゃんは影に呑まれていました。
そこで、夜道怪の施した一晩のお礼は、彼の想像を遥かに越えたものだったこと、そして自分のしたことの重大さに気付く光一くん。しかし、普通はとんでもない事態になれば自分の所為だとは思いたくないのが人間な訳で、
「あの時は、何も考えないで返事をしたから・・・。」
と言い訳染みたことを返しますが、逆に夜道怪の怒りを買うことになります。夜道怪にしてみれば、やりすぎとはいえ、お礼のつもりでやったこと。それを今更頼んでいないなどと言われても、それは恩を仇で返されたようなものなのです。怒りに任せ、光一くんまで襲おうとします。
そこへ、その数あまたのつるべ火を従え、鬼太郎さんが参入! 夜道怪の好む闇を無くしてしまいます。さすがに強い光には弱いようです。これに夜道怪は怯みます。闇を求め、廊下に出ようとしますが、廊下にも鬼太郎ファミリーが待ち構えており、つるべ火でこちらも闇を無くします。逃げ場のなくなった夜道怪に、一反もめんが身柄を確保しようと向かいますが、さすがは夜道怪。手練れのようで、「光あるところに影あり」と一反もめんの影を操り、呑みこんでしまいます。
これにおばばと子泣きが負けじと立ち向かいますが、同様の手口でやられてしまいます。鬼太郎さんも、体内電気で仕留めようとしますが、影を操られ、呑み込まれそうになります。
このピンチを救ったのは、なんとねずみ男。鬼太郎さんの声を聞いたネコちゃんは、もうそろそろだと言います。何がかというと、ねずみ男の腹下し。ここに来る前に100年前の食べ物を食べさせ、わざとお腹を下すように仕向けていたのです。そして、そろそろいい頃・・・ネコちゃんがぬりかべの後ろで、ねずみ男を持ち上げて、夜道怪を待ち構えます。すごい怪力だな、ネコちゃん。笑 その華奢な体のどこにそんな力が・・・!
ぬりかべまでもが影に捕らわれ、いよいよ残るはネコちゃんとお腹を下したねずみ男。そこでつるべ火の明かりが消え、あたりは真っ暗、影もない、まさに闇の状態に。 2人に手を掛けようとした夜道怪の顔に、ねずみ男の腹下しの強烈な屁が直撃!!!!!!
ちょ、夜道怪さん、ご愁傷様ww
その凄まじい臭いにノックアウト・・・・・・かと思われましたが、なんとか踏みとどまり、ねずみ男とネコちゃんに襲いかかろうとしてきますが、鬼太郎さんが指鉄砲でトドメ。屁の臭いを残らず吸い込み、夜道怪さんはあえなく倒れるのでした。
夜道怪が倒れたことで、影に飲み込まれた子どもたちは無事に戻ってきます。その中、鬼太郎さんは光一くんに釘を刺すように言います。何も考えずに言った言葉がどんな災いを招くか、ということを。そして、妖怪はいつでも側にいるのだということも。
光一くんも反省したようでした。真紀ちゃんと仲良く岐路に着きます。
そして、夜道怪。鬼太郎さんは彼を呼び止め、次はお手柔らかに頼むよと言います。こちらも懲りたようで、もう二度と臭いのはごめんだと、去っていきます。
一仕事終えた鬼太郎さんたちが横丁へ帰ろうとする中、最後をシメたのはねずみ男の屁でした。なんだか、もう「ねずみ男=臭い」というイメージがこの回だけで確立できそうな感じですね。何はともあれ、一件落着でした!
そういえば、EDも交代でしたね。でも、正直ゲゲゲ節の方が好きかもしれない。(おい)でも、最初のカットで、鬼太郎さんが自転車の練習をしていたのを見て、すごく嬉しかったww丸毛とか可愛かったし、かわうそとか、人間の隣で魚一緒に釣ってたし! 見る回数を重ねる度に、何度も新しい発見がありそうな感じでした。しっとりバラードが耳に心地いい感じで、良かったと思いますww
というか、感想あっぷが遅れて申し訳ないです・・・本格的に大学始まったんで、思うように時間が取れなくて・・・! それだけじゃなく、記事が長くなったのもあるのですが。出来るだけ即日アップの方がいいですよね・・・私の記憶の問題もありますし。
なるべくSSもアップできるように頑張ります! 毎日の拍手本当にありがとうございます! では、また!