生が抜ける

一部での言い方かもしれませんが、

非常に古い着物などが少し力を入れただけでやぶれてしまう状態のことを言います。

最近、検品の段階でやぶれてしまうものが多くなってきて残念ですが

絹は生きていますので、かなりの年数がやってくるとやはり生が抜けてしまいます。

こちらの着物もしつけの付いたままの未着用の小紋なのですが

あまりに昔の着物の為、簡単にやぶれてしまいました。

着物の種類によって強いものなどもありますが、

いつかはこうなってしまう運命にあります。

こうなってしまうとお金をいくらかけたとしても元通りには戻りません。

お客様の中にはこういった着物を額に入れて飾っているお客さまもみえます。

アンティークが好きでたくさんお持ちのお客様はたまにチェックしてみることをお勧めします。

呉服のささ政　店長

http://www16.ocn.ne.jp/~sasamasa/

sasamasa@celery.ocn.ne.jp