２年間何をする？

バングラに来て今日でちょうど３ヶ月。

１号報告書（３ヶ月報告書）を提出してウキウキ町へお散歩




ひとりの女の人が声をかけてきた。
「お金ちょうだい。食べ物ちょうだい」

よくあることです。。。


けどこの人、きれいな身なりしてるし、子どもも服着てるよ。
よく見てみると若い。　というより、幼い感じがする。



私：「その子、あなたの子ども？」

女：「そうだよ。わたしの子ども」

私：「あなた何歳？とても若く見えるよ」

女：「何歳？知らない」


よくあることです。。。
バングラデシュには、自分の年齢や誕生日を知らない人たちがたくさんいます。


女：「お金ちょうだい。食べ物ちょうだい」

私：「あなたにあげるお金も食べ物もないよ」

女：「じゃあ、わたしたちの写真撮って」

私：「えっ！？」


　　私が町の様子をパシャパシャ写真撮っていたのを見ていたようです。


女：「わたしたちの写真を撮って、それをあなたの国の人たちに見せて」

私：「なんで？」

女：「写真を見せて、バングラデシュは貧しい国だって伝えて」

私：「・・・」

女：「写真を見た人たちがお金や食べ物を持って来るかもしれないでしょ」

私：「・・・。　わたし２年間この町に住むから、写真見せるのは２年後だよ。２年間、あなた何するの？」

女：「２年間、わたしはこの中に食べ物やお金を入れてもらうわ」


そう言って、彼女は赤いバケツを見せてくれました。



バングラに来て３ヶ月。
この国の現実を改めて見た３ヶ月記念日でした。