『天国』

2009-12-27 | 富岡真史
皆さん、2009年最後の日曜日いかがお過しですか(^O^)


ボクはお墓に来ています。


今日は大好きなおばぁちゃん、英(はなぶさ)さんの命日。


英さんとは
ボクがグループホームでアルバイトをしていた時に出会った87才のおばぁちゃん。




※グループホームとは…
老人ホームよりも少人数で軽度のおじいちゃんおばぁちゃんと一緒に
ご飯を作ったり、食べたり。
お散歩したり。お話したり。トイレやお風呂のサポートをしてあげたり。
と云う所。


言わば擬似家族。
だけども
本当の家族よりも家族のような関係性。


英さんは犬が大好きでお部屋には
ゴールデン・レトリーバーの写真(飼っていたワンちゃん。名前はココロ)と犬のぬいぐるみがいくつも置いてあった。

昔は教師をしていたせいか、今の自分をどこか否定しているのか
他の入居者の方と言葉を交わす事は殆どなかった。

そんな英さんの会話の相手はいつもココロ。
「ココちゃん…ココちゃ~ん……アラ!アラアラアラ、ココちゃん……
何処行くのココちゃん……ココちゃ~ん……」

誰にも見えない。英さんにしか見えないココちゃん。

そんなココちゃんが
早く英さんと一緒に遊びたくって天国に呼んだのかな………。


お墓の前で
ヒンヤリと冷たいコンクリートを感じながら
正座をし手を合わせ目を閉じたボクは、今年一年の報告をしてきた。


「ココちゃんと今日も遊んでいますか?ボクは今年、
 新しい場所・仲間に出会い、人生初の舞台を経験し
 今まで気付かなかった自分自身の未熟さを教えて頂き
 ボクって最弱!!!って感じています。」
「来年は、テレビを通して英さんに楽しんで貰えるように、
 粋に生きるからね(≧∀≦)」

「アッ!そー言えば、もうすぐ地デジになるからちゃんとテレビ買い替えてね  
 (^O^)
 ボクが出た時にテレビ写らなかったら悲しいからさ☆」


「月並みな言葉ですが
 いつも見守っていてくれて、ありがとうございます(^O^)

 そして
 来年もよろしくお願いしますm(__)m」
 
 って伝えて

お花の横にワンちゃんのぬいぐるみと、ありがとうを置いてきました。


久しぶりに逢えてよかった(≧∀≦)

皆さんは
逢いたい人に逢えていますか!?

そして、2009年!
こんなボクに出会って頂いた全ての皆様へ
月並みな言葉ですが

出会って頂き
本当に心から、ありがとうございますm(__)m

そして
2010年も宜しくお願い致しますm(__)m

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