MwW鑑賞記その10~最後の3曲!応援!感謝!~

2020-01-31 15:10:56 | イベント

MwW鑑賞記も最後の回となりました!今度こそ本当に最後でございます

いやあ、今回の鑑賞記を書くに当たり、その時の記憶を思い出しながらその世界に浸ってしまい、関連動画を見てしまい、また思い出に浸る…というような事の繰り返しだったのでなかなか進まなかったのでありました

 

あと3曲なのに!!たった3曲されど3曲…あまりにも深い3曲…Otonal、Origin、そしてSEIMEI

この3曲を聴いた時のあの「万感胸に迫る思い」を具体的に書けるか自信が無いが、とにかく書いてみよう

 

プログラムリストをまず貼っておきます

 


21.Otonal(秋によせて) with 塩入俊哉

福間さんのバラ1の次は塩入さんのOtonalです

今回、福間洸太朗さんと塩入俊哉さんというタイプの違う二人のピアニストが演奏してくださいました。

福間さんはソリストとして活躍してらっしゃるので、今回のコンサートでも福間さんの個性を通して福間さんの世界観で、原曲の素晴らしさを伝えてくださったような気がしました

一方、塩入さんはソリストとしてよりも、コラボしたりサポートメンバーだったり、音楽監督的な活動が多い方と私は認識しています。そんな塩入さんの演奏は、羽生くんの演技のプログラムに寄せているような感じを受けました

それぞれアプローチの違うお二人の演奏を聴けて、二重の感動を受けることが出来たんだな!と、今、そのことに感謝しているサラ枕であります

 

さて、そんな塩入さんのOtonalの演奏は、とても心に染み入りました…

コンサート直後の感想にも書きましたが、私はこのコンサートの中でOtonalとOriginの演奏が一番胸に来て泣きました…本当に泣きました…

 

なぜOtonalとOriginに一番泣いたか。それは、このプログラム達が今を生きているからです。

まさに今!羽生くんが闘っている最中のプログラムだからです!!!!

 

私たちは知っている。羽生くんがこの2曲をどんな思いで選び、そして2シーズンに渡って使い続けているかを

その細部に至るまでのプログラムへのこだわりを知っている

0.1点でも多く点を取るために、試合ごとに改良し続け努力し続けていることも知っている

しかし、そんな努力が踏みにじられるような侮辱的な採点をされたことも知っている

この先も侮辱的な採点をされるかもしれない。しかし、それでも羽生くんはこの2つのプログラムを更に磨き続けて正攻法で闘うのだ

 

このOtonalというプログラムは本当に本当に美しい曲も羽生くんも本当に美しい。(羽生くんの美しさは外面・内面両方のことを意味します)

そんな美しいプログラムは羽生くんそのもののような気がして、曲が美しければ美しいほど泣けてきます

特にステップシークエンスの盛り上がりの部分、オーケストラとピアノの共演が号泣でした

 

私はこのOtonalの演奏を聴きながら、いろんな悲しみも襲ってきました採点への怒りからの悲しみ、そしてそれを全て分かった上で闘い続けている羽生くんの心中を想像してしまった事により生じた悲しみ、そして「もう二度とこんな美しいスケーターは出てこないだろう」という一期一会過ぎる現実への悲しみ…など、いろんな悲しみでいっぱいになりました

 

と同時に「こんな美しい演技を観れる幸運」に対する感謝。羽生くんへの感謝も沸き起こって沸騰したのでありました

 

そして、この後の試合(4CCとワールド)を全力で応援しようと心に誓ったのでした…

 

 

22.「Art On Ice」&「 Magic Stradivarius」(Origin) with 川井郁子

続けてOriginです!こちらは今シーズンのスケカナのOrigin様の演技映像にぴったり合わせての演奏でした!!

バイオリンは川井さん

もう、その情景を想像しただけで興奮すると思いますが

 

サラ枕はこちらも泣けて仕方がなかったのです

 

改めてOriginというプログラムの凄さを実感し過ぎました!!!

あれはとんでもないプログラムですよ???!!!!

あんなに高度なエレメンツ達を芸術として我々に見せてくれている羽生くんの凄さよ!!!!!!

それを、物凄く実感しました…

 

生演奏により、羽生くんの音楽へのこだわりが半端なく伝わってきて感動すると同時に、そのこだわりが点数に反映されない怒りのような感情も湧いたりして、でも点数には反映されない部分(他にも沢山あるが)も手を抜かない羽生くんのスケート美学を感じて感動し…

 

的な色んな思いが駆け巡って涙が出てきたのでしたそしてこの時も「羽生くんを全力応援!」と決意したのでありました!!!

 

また、このOriginの演奏、すべての演奏者の方々の一生懸命さ、一体感が物凄く伝わってきて、そこにも感動したのでした

特に川井さんにとっては馴染みの浅い曲だと思うのですが、そんな曲を羽生くんの為に一生懸命弾いてくださっているのが伝わってきて、そこにも感動したのでした

他の演奏者さん達も然り!皆さんの羽生くんに対するリスペクトを物凄く感じて感動したのでした

 

なんだか、この会場にいる全ての人々(演奏者も観客も)から羽生くんへのエールのような気がしました

羽生くん、がんばれーーー!!!!!!

 

 

23. SEIMEI

最後の曲となってしまいました

寂しいですが、最後にふさわしい素晴らしいゴージャスな演奏でした!!!!

 

まず、演出が凝ってましたこのSEIMEIの演奏は2015GPFの演技に合わせた演奏だったのですが、観客の歓声から始まったのでした

羽生くんの名前がコールされる場面からスクリーンの映像は始まりました。そしてスタート位置に立つまでは当時のバルセロナの会場音声だったのです

あの大歓声、羽生くんファンの皆様なら脳内で再生されるでしょう

 

からの生演奏ですよ!

もう、オーケストラや和楽器隊のみなさんの全身全霊の演奏と、羽生くんのあの神懸った演技がシンクロして大感動でありました

特に和楽器隊の生演奏は、日本人というDNAを刺激されますよね

中でも大太鼓って骨で伝わってきますよね太古の昔の記憶が蘇ってくるような気がする

 

このSEIMEIというプログラムは後年も羽生結弦の代名詞として人々の中に生き続けるでしょう。そんな素晴らしいプログラム、日本人として誇りに思えるプログラムを生み出してくださってありがとうございます

 

そんなこんなで大感動のSEIMEIの演奏が終わりまして、もちろん観客席はスタオベでありました

カーテンコールは3回くらいあったかな?

 

 

そんな感じで、いろんな余韻を残したままコンサートが終了しました

これらの感動をなかなか上手く伝えられなくてすみません…

記憶も曖昧だし(いろいろ間違っていたらすみません…

 

あとはTV放送を観てください

2月15日のお昼12時からでしたね https://www.tv-asahi.co.jp/ch/contents/sports/0431/

※CSが見れない環境の方もいらっしゃると思います…そんな方の為の情報があればブログに載せます(宝石マークがあったらクリックしてください

 

ということで、最後にこのコンサートの総括的な事を書くべきですが総括かどうかはわからないが、今回のコンサートに行ってクリアになったことがありました。

それは、芸術家・羽生結弦の存在をハッキリ意識出来た事です。

 

羽生くんは超一流のアスリートと同時に超一流の芸術家である。

これについては、それまでも分かっていたつもりではありましたが、今回、音楽を通して羽生結弦の芸術家としての偉大さを、物凄ーーーーーーーーーーく実感したのでありました。

 

羽生くんが点数以上の感動を与えてくれるのは、彼が芸術家であるから。

それも超一流の芸術家である。だから皆んな羽生くんの演技を一目みようと高いチケットを追い求めるのである。

しかし羽生くんの演技の魅力については、こんな簡単には語れない。だから今はここまでとします。

 

そして私はこんなに熱心にブログを書いている。それだけでも羽生結弦という人物の魔力を実感するだろう。

 

では、まだ書き忘れてることもあるだろうし、書き足りない点が色々ありますが、MwW鑑賞記はこれで終わりとさせていただきます。

ここまで読んでくださった方、ありがとうございました

全ては偉大なるアスリート・アーティスト羽生くんのお陰ですありがとうございます


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7 コメント

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完結! (MY)
2020-01-31 19:39:14
大長編レポ、ありがとうございました。

一曲一曲、思い出がよみがえります。ご本人がいらっしゃらなくても、羽生さんの存在をしっかりと感じられたコンサートでしたね。

これほどの名プログラム達をちゃんと評価できない最近のジャッジたちには、怒りよりはあきらめを感じる今日この頃です。

羽生さんの偉大さが理解できないほどの愚か者達がジャッジをやっている。確かに、並のスケーター達だった人たちに、自分のできなかった技の善し悪しが見分けられるわけがないのかもしれません。

まあ、それでも、ルールにのっとればできるはずなのですが、最初から勝たせる選手が決まっていて、それに合わせて採点しているのでは、フェアな結果が出るはずもありません。

4CCなり世界戦なりで、4ルッツ(もしかしたら4アクセル)のはいったプログラムを羽生さんがノーミスで決めた時、それでもネイサン選手が勝ってしまったら、もう笑うしかありません。

そして、羽生さんも羽生ファンもISUを捨てて、新たな地平に旅立たなければね。
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堪能しました(^^♪ (レモンパイ)
2020-02-01 10:21:41
オトナルとオリジンは今を生きているプログラム
はぁ~、そうですね!!<(`^´)>
全てを承知の上で、羽生くんが今現在闘っているプログラム\(^o^)/ 今日も格闘しているに違いない。それだけで泣ける(´;ω;`)ウゥゥ

あの日の感動が蘇ります。
そうなんですよ、演奏家の皆さんの熱い想い、羽生結弦という希代のアスリート、アーティストへのリスペクトとエールが込められていましたね。
全曲そうだったけれど、特にこの最後の3曲はクライマックス、魂に訴えかけてきました。

サラ枕さんの書かれた「羽生くんのスケート美学」、これに全世界は夢中になるんだと思います。
外からは見えない裏地に凝る着物の世界ですな~。
イヤイヤ、洋服だって下着が美しくなければ美しく着こなせないのです。
そういうことのわからない輩がエラそうにジャッジ席にいたり、連盟にいたりするのが今のフィギュア、石器時代への後退(´・ω・`)

数日前、海外ファンがFBで呼びかけて(多分)羽生くんへのお誕生日、新年おめでとうメッセージを送ったそうですが、なんと60か国以上、250人超のお祝いが集まったと。この国を問わない広がりにびっくり。知っていたけれど。およそフィギュアに関係なさそうな国の人が多数! しかもこれはほんの一部なんですよね。
これが全てを表してると私は思いますね。
羽生くんは国、年齢、性別、時代を超えるのですよ。
あらゆる境遇の人に届く。
彼が出てくると2歳児だって泣き止む、猫も夢中になる。これ変でしょう?(;´∀`)
バレエの先生がトリビュート作品を創ったり、有名プリマがユヅルハニューになりたい、と言ったり、ミュージシャンが曲書いたり、画家が絵をかいたり、演劇や音楽の専門家たちが絶賛したり。この広がりの異常さ(;'∀') 

なんでなのかな〜、とずーっと思っていましが、そう、彼は本物の芸術家、超一流の芸術家なんですよね!!!!
どうもね、日本のメディアはこの部分を無視、あるいは気づかない振りをしているが( ̄∇ ̄;)
アスリートかアイドルかって、くくりで見ちゃだめなのです!
全部持っている前代未聞のメガスターなのですよ。
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4CC (MY)
2020-02-01 12:26:50
には、ネイサン選手、出ませんでしたね。
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Unknown (sarah_mcla)
2020-02-02 09:28:25
MYさん、このような鑑賞記にお付き合いしてくださってありがとうございました

息子の受験が迫っているので、4大陸に向けた情報などもああまりわかってなかったのですが、羽生くんがプログラムを変更するかもしれない?そうですね。

その理由の一つに、ジャッジの評価に対する挑戦があるのか?とかいろいろ思ってしまいました。
ネイサンがまた全米で爆盛り採点で印象付け、それに対抗するにはどうするか???の答えがそれなのか??
とか

何にしても、羽生くんのやることには必ず意味が、それも深い意味があると思うので、羽生くんの選択した道を応援するだけです
羽生くんが4大陸に出る目的。その答えが早く見たいです

そしてその先、どんな結果になり、羽生くんがどんな旅をするのか。私はただ羽生くんに着いていくだけです

コメントありがとうございました
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Unknown (sarah_mcla)
2020-02-02 09:39:51
レモンパイさん、コメントありがとうございます!
OtonalとOriginで感動していたら、4大陸はプログラムを変更するかも?との情報に驚かされ!
羽生くんという人は、いつも凡人の斜め上の世界を見せてくれますね(笑)
羽生くんはアスリートとしても面白すぎます!
面白いっていったら怒られるかもしれませんが、面白すぎます!
まだ正式に変更かどうかわかりませんが

レモンパイさんのおっしゃる通りで、全部持っているメガスター・羽生くんの魅力、MwWで感じた魅力とはまた違う魅力を4大陸で見れそうですね♪
なんや凡人達がきっとごちゃごちゃウザいことを言うかもしれませんが、無視して羽生くんの選択した道を応援するだけですね
羽生くんの行動言動を理解できない凡人達が混乱する姿を、私はニヤニヤしながら見守っていきたいと思います←何目線w
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続き・・・ (ひっそり)
2020-02-02 10:16:26
やっぱり気になって、全米爆盛ネイサンくんを見てきました(゚д゚)!
私3年日記ってのをつけているんですが、去年340越えた(# ゚Д゚)!と書いてあるのを見て、今年は確か330点台?あら控え目だったのね、どんなだったんねん?と(-_-;)
結論を言うと、超詰まんなかった( ̄∇ ̄;)
コケも抜けもないけど、結構詰まっていたり、着氷グラグラだったり。確かにあれでは、去年の点は出せない。いくら全米でも。インフル明ということですが、手を抜いても何の支障もないネイサンくん、だな〜。
みなさん、怒るのに疲れて、ふーん、全米なんてそんなもんよ、と達観していますが、あれはダメでしょ、やっぱり、と思ったのでした。

そんなのと戦わなきゃならないんですよ、我らが羽生くん(# ゚Д゚)、そらやっぱりSEIMEI様になるかも。
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Unknown (sarah_mcla)
2020-02-02 14:09:19
ひっそりさん?コメントありがとうございます
そうですか、ネイサン君の演技を見てくださったのですね、そして感想をありがとうございます!!
私はショートのスコアを見ただけで、それ以降の情報はシャットアウトし、フリーのスコアも知りませんでした
調子が良ければ350点くらいいくんではと思ってましたが、そうですか…どんな状態でもノーミスすれば330点なのですね…

私は昨年の全米で、GOE+5つきまくりの3Aを見ただけで怒りが沸点に達したので、今年の演技も見ることはないでしょう…

「全米なんてそんなもの」にも限度がありますよね。実際、昨年の全米の採点がその後の試合のスコアに影響しましたよね。

そんな滅茶苦茶な採点の中、今後の試合を羽生くんはどう戦うんだろうか?と興味がそこにありましたが、まさかプログラムを変えてくるとは!

まさに、羽生くんの戦う相手はジャッジである。ということだと、私は今、理解しています。

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