都会の活気のシンボルは？

九州の政令指定都市は、指定順に北九州市（1963年指定）、福岡市（1972年指定）、熊本市（2012年指定）の3市です。最初の北九州市は、指定当初の人口は100万人を超えていて、福岡市を抜いて九州最大の都市でした。しかし、昨年10月現在の人口は、北九州市は92万４千人、福岡市は163万１千人と70万人の差が生じました。最近、私は小倉を訪れる機会が多くありますが、街の活気には著しい差を感じます。その象徴的なものの一つはデパートです。福岡市には天神に「岩田屋」「三越」「大丸」、博多には「阪急」という四つのデパートがひしめいています。それに比べて北九州市には小倉の「井筒屋」1店舗のみになりました。これが現状です。なお、天神の「大丸」は今年で福岡進出70周年を迎えるとのことです。全国的にデパートが衰退している中、福岡市の活気はしばらく上昇傾向にあるようです。