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今日、埼玉県入間市で活動する「霞川をきれいにする会」から25名が佐野川の魚道を視察にいらっしゃいました。会は霞川流域7自治会の会員数が約55,000人という大きな団体で、その名の通り、川の清掃や草刈り、そして川を取り囲む環境についても学んだりしているそうです。
視察の目的は、
霞川に作られた魚道と同じタイプの佐野川魚道を実際に見ること、
作られたことによる効果を聞くためということでした。


山梨県水産技術センターの方が魚道の理論的技術的な説明をするのに加えて、私も鮎がどれくらい魚道を上って行ったかを説明者として参加させて頂きました。
佐野川の魚道2基が作られたきっかけはある一報からです。
あれは平成15年の春だったでしょうか。佐野オトリ店に「佐野川の入り口でゴロ引きしてるよ」と連絡があり、すぐにその場所へ飛んで行きましたがすでに遅し、ゴロ引きする姿はありませんでした。ふと川を見ると、辺りが鮎で真っ黒になっているではありませんか
佐野川に入る術がない鮎たちはそこで堂々めぐりです。居ても立ってもいられず、福士川魚道を作るのにお世話になった山梨県土木事務所のある方にすぐに連絡しました。「佐野川に上りたい鮎がたくさんいる。かわいそうだから、魚道を作ってくれないか?」 とお願いしたのです。佐野川に魚道を作る話はとんとん拍子で進み、水産技術センターの研究者の方々のアドバイスにより、平成17年に最新式のユーコーン魚道が完成しました


水産技術センターの方によりますと、ユーコーン魚道は水が多くても少なくても遡上でき、しかも先日のような大雨による土砂が入り難い、災害にも強い仕組みということです。普段水量が少ない佐野川には最適な魚道ですね。
現時点で佐野川には鮎の放流はされていません。駿河湾から富士川を上って来た天然鮎が、山梨県で最初に入る佐野川はこの魚道があるおかげなのです。
視察団の皆さんは熱心に観察し、説明を聞いている様子でした。漁業組合とはまた違ったアプローチから川に関心をもつ皆さんを見て、今まで以上にこれからの富士川福士川について考えたいとやる気が出てきました


満潮 7:17 18:42 干潮 0:39 12:59



生、冷凍、開き、甘露煮をご用意しております
ご注文は下記電話番号まで

佐野オトリ本店:山梨県南巨摩郡南部町福士14790
福士川店:山梨県南巨摩郡南部町福士24990-2
松野店:静岡県富士市北松野796
長貫店:静岡県富士宮市長貫65
富士店:静岡県富士市森島217-2
蒲原店:静岡県静岡市清水区蒲原5000-2-1
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