夫のお祖母さんのお祖母さんは、池之端のほとりでサムライの斬り合いを見たといいます。明治生まれのお祖母さんから夫が聞いた話では、時代劇の様にやたらに斬りかけるのでは無く、静かににらみ合っていたそうです。江戸っ子といえばケンカ好き、べらんべぇ口調など思うかたもいるかと思いますが、本当は照れ屋で、気は短いものの、オレがオレがと他人を押しのける事が出来ない、むしろ人に負担をかけてはいけないと思う事が多い . . . 本文を読む
夫は15才(1962年)頃から、兄キのダッチョウと盛んに珍しい単車を見に行くようになりました。サイクリスト誌に載っていた"ネラカー"見たさに、それを所有するキリン内燃機の社長の自宅まで行ってみたものの、「見せて下さい」と言えずライラックのシートの上から塀の内を必死に覗きこみましたが、ちっとも見えません。(勝手に行っておきながら何ですが)困り果てていると中から社長さんが出てきて、「そんな所で何して . . . 本文を読む
先駆者とは常に辛酸をなめ尽すものだそうで、後から来る人は先人が苦労して敷いたレールの上を走っているとも言えます。日本のオートバイの先駆者と言えばご存知、島津楢蔵先生ですが、改造屋の夫が今でも尊敬しているのが改造の先駆者、"改造の神様"と言われた中島信義さんです。
1958年、のちに有名なカーレーサーとなる生沢徹(てつ)氏は15才で浅間レースに初参戦し、125ccクラスに見事50ccのレーサー . . . 本文を読む
ハーレーと言えばチョッパー、チョッパーと言えば映画「イージーライダー」を抜きに語れません。'70年モーターサイクリスト1月号に掲載された映画案内を見て、夫は初日の一番始めに「イージーライダー」を観に行きましたが、見終わった当時22才の夫はあまりの興奮に帰りは有楽町のスバル座から文京区の自宅まで歩いて帰ったしまった程だったそうです。
(1970年モーターサイクリスト1月号より)
映画館か . . . 本文を読む