何本も並んでいる前を偶然通りがかって
景色が一面オレンジ色!
なんて思ったのです。
そしたらすぐに
『いやいや、ワシら“オレンジ”やのうて“柿”なんですがのぉ』
なんて聞こえてきたような気がして(笑)
オレンジ色っていうのは
果物の“オレンジ”の色っていうことで
その名前になってるのでしょうか。
日本語で言うなら…だいだい色?
“だいだい”というのも、やはりミカン科です。
となると柿の色は…
調べてみたら
なんと【柿色】という色が存在することがわかりました。
柿色(かきいろ)とは柿の果実のような鮮やかな朱赤のこと
(Wikipediaより)
柿にはちゃんと柿の色がありました!
私が知らなかっただけでした(笑)
でもやっぱり
あの系統の代表的色は
オレンジ色になるんでしょうなぁ。
色のなまえ、というのは
もうすっかりそういうもの、
と定着しちゃってたりするので
あまり深く考えていませんでした。
ねずみいろ、と言われればグレーを連想しますけど
グレーじゃないねずみもいれば
ねずみ以外の生き物だってグレーのものもたくさんいます。
はだいろ、なんて普通に言ってますけど
肌の色はさまざまですし。
よく考えると不思議なのが、みずいろ。
水にも色があるということになりますね(笑)
とは言え、
色の和名は
群青色だったり瑠璃色だったり漆黒だったり
なんだか粋で
音の響きも美しいですね。
そういえば
さきほどちょっと疑問に思っていた「はだいろ」ですが、
世の中はちゃんと対応していることがわかりました。
以下は三菱鉛筆株式会社のHPより抜粋したものですが
2000年9月の生産から「はだいろ(肌色)」の呼称を「うすだいだい」に変更しました。
「はだいろ」の呼称は、人の肌の色へ固定観念を与える可能性があると指摘されていたことから、市場の混乱を避けるため、株式会社トンボ鉛筆、株式会社サクラクレパス、当社の3社で協調し、一般的でわかりやすい、語感がよい、色を連想しやすい、日本人に馴染みやすい、他の業種にも混乱を来たさない、などという点から、和名「うすだいだい」、英名「Light Orange」への変更を決定しました。
とのこと。
「はだいろ」世代の大人たち。
今は「うすだいだい」でございます。