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11月2日クリントン不利とsp3%下落

2016-11-17 07:12:40 | 金融
S&P500種は8月8日以来3%強下落、トランプ候補に吉兆か
1928年以降の大統領選では86%のケースで株式相場のシグナル通り
米大統領選挙の結果を予想する精度で、米株式相場に勝る実績を残している機関はほとんどない。そんな米株式相場が今、民主党のヒラリー・クリントン候補に不利なシグナルを出している。
  ストラテガス・リサーチ・パートナーズの分析によると、S&P500種株価指数のパフォーマンスは1984年以降の大統領選の結果を全て示唆してきた。1928年以降の大統領選を振り返ると、投票日前の3カ月間に同指数が上昇した年に政権与党の候補が勝利したケースは全体の86%だった。投票日まで1週間となった今、S&P500種は8月8日に比べて3.6%下落しており、共和党のドナルド・トランプ候補にとって吉兆となっている。

  1日の米株式市場では、S&P500種は6営業日続落し、2111.72で終了。下落率は過去3週間で最大。一時は7月7日以来の2100割れとなった。ホワイトハウスを目指す両候補の支持率の差が縮まる中、同指数は2015年8月以来最長の値下がり局面にある。CBOEボラティリティ指数は1日に9%上昇し6月27日以来の高水準に達した。


  理論的には、株式相場が選挙の行方を見通せるのは、経済に敏感な性質に由来する。株価下落は消費者の不満に関係する可能性があり、野党候補に有利に働くかもしれない。今年の株式相場のシグナルは過去に比べて弱いものの、国内総生産(GDP)の伸びは緩慢で、消費者信頼感は1年で最大の落ち込みを示している状況にある。
  ストラテガス・リサーチ・パートナーズの政策調査責任者、ダニエル・クリフトン氏は「人々はクリントン氏が勝利すると言うかもしれないが、英国の欧州連合(EU)離脱のような事態を恐れて資金を投じてはいない」と指摘。「選挙結果の予想範囲はここ数週間で狭まるどころか広がっている」と付け加えた。

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