昨日は夕方の強制給餌を必死で拒絶したので、
無理するのはやめてそれ以降やめておいた。
りんたろうは自力で野菜を食べに行き、
水も飲む。
もうしんどい事はやめよう。
今朝も変わらず横になっていた。
わたしは喘息と皮膚の病院に行かなきゃ
ならなくて、急いで病院をまわってきた。
帰宅途中で葉付き人参を見付け、
小走りで帰宅。
りんたろうは少し野菜を食べていたらしい。
すぐに人参葉を洗い持っていくと、
嬉しそうに食べた。
わりとたくさん食べられた。
誰が死ぬ間際に、口に物を突っ込まれて
無理やり食べさせられたいものか。
と思っていたけど、
発作の薬を飲ませなければならない。
万が一、発作が出たら可哀想なので
シリンジに薬を準備したついでに、
念のため強制給餌の準備。
嫌がるりんたろうに薬を飲ませ、
次に流動食を与えてみた。
嫌がったらすぐやめようと思ったが、
嫌がりながらも食べたので、少しだけ
食べさせた。
だけどこれでもう強制給餌はやめることにした。
ごめんねりんたろう。
やめておけば良かった。
13時半頃になると、人参葉を食べながら
たまに気を失うようになった。
でもまだ食べる。
その後いつもの場所で寝始めた。
様子を見ていたわたしもいつの間にか
うとうとしてしまい、目が覚めた時
こんな姿で倒れていた。
水を飲みに行って倒れたらしい。
もう立ち上がることができなくなった。
いよいよ覚悟をして、
りんたろうを抱き上げソファに行き、
胸の上に抱きながら撫で、湿らせた
コットンで目の回りを拭き、
たくさん話しかけ、キスをして、
ほおずりをし抱き締めた。
音のない世界でふたりだけ。
数時間そのまま過ごした。
目はたぶん見えてないと思うけど、
話しかけると洋服をなめて
返事をしてくれてるかのよう。
そのまま旅立ってしまうかと思い覚悟したが、
りんたろうはまだ頑張っているので
部屋に戻すことにした。
立ち上がれないけど這うように移動はする。
たぶんパパを待ってる。
パパに連絡したよりんたろう。
ずっと無音だったね。
優しい音を聴こう。
いつの間にか18時を回っていたから
Bill EvansのWaltz for Debbyにしようね。
パパは家に向かってるよ。