ファンタジー
作品:4306
『柿の実物語』
・牛の家の
柿の木に
大きな甘い柿の実を
つけていました。
馬がだまって
甘い大きな柿の実を
食べた
これはウマイ
柿の実泥棒の馬に
ギュウ言わせたい
友だちのロバに
相談もちかけた
ロバも相当怒って
ポクポクと考え出した
渋柿で馬に
一杯食わせてやる
あさ3:00
寝静まったころ
馬の家の前に
カゴに入れた
渋柿を置いていき
あさ5:00まで
馬の目覚めるのを
待ち構えていました
そろそろ
馬の目覚める時
馬は家の前に甘そうな
大きな柿の実を
よだれを垂らしながら
食べだした
渋柿だ
牛と口バは状況を見て
大笑い
馬がヒヒーンと
鳴きながら
どこかわからない
不入山の中へ
逃げて行ったとさ
作者:中谷美咲
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