地獄のファンファーレ

鍵盤奏者、坂和也のブログです。

沖縄です

2007-01-27 14:12:16 | Weblog
 昨日つじさんのライブで沖縄に来ました。僕は初めてです。とてもいい所でした。海がすげぇきれいだし、何つっても暖かいですね。今が何月だか分からなくなりました。ほんとにいい感じです。もう今から東京に戻らなくてはいけないんだけど、残念で仕方ないですよ。

 今夜は六本木のバロン(03-6406-4551)でソウルミッションのライブであります。22時オープン、ソウルミッションのライブは2時頃の予定です。カモン!


DVDが出ましたね

2007-01-21 23:46:29 | Weblog
 藤木さんの武道館ライブのDVDが出ました。僕は一足お先に見させて貰いましたが、音も映像の感じも全体的にロックっぽい感じでかっこいいですね。迫力があります。しかし、あれから既に三か月以上経っているというのに、DVDを観ながらふと気がつくと本番さながらに緊張しているのです。うおお次のイントロ俺からじゃん!入りがずれたら一大事だぜカモン、つうか自室のPCの画面の前で何こぶし握り締めちゃってんのみたいな。自分の中に未だにこういうテンションが残っているのにはびっくりしました。ツアー自体の本数はさほど多くなかったし、前後が長くあいたりすることも度々ありましたが、プロとして仕事をする上での色々なことを感じたり学んだりしたなあと改めて思います。ちっくしょう、という瞬間もあったりしましたけど。ちなみに、ツアードキュメントの方で、僕がカメラの前で今にも喰らわんとしているのは、バッタです(実際に食べてはいません)。



『極短小説』

2007-01-16 22:55:09 | Weblog
 超鮮やかな手さばきのショートショート作品集。かっこいいなあ。こういう小粋な文章が書けたらどんなにいいだろう。音楽で、プレイヤーがめちゃくちゃクールなフレーズをさりげなく決めちゃった瞬間の様な、心の中で指をパシッと鳴らしたくなる様な、いかしたストーリーばかり。新潮文庫、S・モス&J・M・ダニエル編、であります。挿絵は和田誠氏。手際が鮮やかすぎる為、ボーッと読んでいるとオチを見逃してしまうのでご注意を。




いいアンサンブル

2007-01-15 22:22:14 | Weblog
 昨日14日は猫沢さんのライブでした。寒い中足を運んで下さったみなさん、どうもありがとうございます。何をもっていいアンサンブルかと言うと人によってそれぞれだと思うけど、この日のライブは凄くいい感じでした。皆お互いのプレイを聞き合うことが出来る面子で、だからといって相手の出方ばかりを伺っているというのではなく、出る時は出て引っ込む時は引っ込むという、それぞれの立ち位置をわきまえたとっても大人な演奏になったと思います。いやあほんとにいい感じだった。猫沢さんの曲は、たとえとてもポップなものであっても歌詞に毒があったりとか、かなりプログレなコード進行の曲もあったりして、気が抜けないというか即興的な対応が必要だったりするので、刺激的です。ギターのまるさんとドラムの末藤君はもう何度も何度も何度も一緒に演奏している中なので、そういう意味でもお互いいい感じに絡み合う事が出来たし、僕は今回初顔合わせだったベーシストの岩見君はかなりいいキャラで、とりあえず振り向きざまは大抵笑顔という、かなりピースフルな様相を呈しているナイスプレイヤーでした。みなさんおつかれっした!またすぐにライブやりたいなあ。

 昨日から謎の喉痛に襲われてます。喉がいきなりバキッと鳴ってから喉ブッダ、もとい喉仏の辺りが痛いんです。休日診療所に行ってその異音の説明をしたところ、
「いやいやあそんなねぇその人間の体なんてのは丈夫なんだからそんなバキッなんてあはははとてもとてもそんなの、いうわきゃない」
とつまみ食いを見つけられて言い訳をする子供かの様な要領の得ないレスポンス。挙句の果てには、
「今日は夜遊びしないで早く寝る!」。
お前は父親か。とりあえず薬はくれたものの、明日になっても治らなけりゃ耳鼻咽喉科に行けとのことだったので、今朝いそいそと耳鼻咽喉科に行きました。しかし耳鼻科も、僕の喉が昨夜バキッと鳴ったのだと言っても、完全にそこはスルー。バキッつったってのにスルーって。分からないんだったら分からないっつってじゃあ何々科に診て貰うといいかもね、くらい言ってくれたっていいんじゃないかと思いますけどね。そういうわけで今も謎の痛みを抱えたまま、これを書き終えたら星新一の本を読もうかなと思っています。喉は大切にしましょう。


大阪に行くで

2007-01-11 00:12:49 | Weblog
 と慣れない関西弁でタイトルを書いたりすると照れくさくて思わずラジオ体操を3倍速で踊りそうになります。既に高津“オールナイト”哲也氏がブログで発表してますが、来月の24日、大阪でライブをすることに相成りました!ヤッホー!(ヤッホー!)がしかしこの日、世界的ベーシスト河瀬さんと宇宙的ドラマー岡田さんは多忙すぎて瞳孔が開き、いや、多忙につき同行出来ないということで、RUNT STARとして4人揃ってではなく、高津&坂の“ジ・ピンクレディスタイル”で伺います。二人でってのは多分ほとんどやったことがないのではないだろうか(いや、ない)。というわけで貴重なライブになることは必至!イベントはワールプール主催ということで宮田君ほんとにどうもありがとう!どうぞよろしくお願いします。詳細はまた追ってお知らせ致します。

 で、この日は寺尾“ロックンロール”仁志氏も出演するんですが、彼も今回はソロであるということなので、僕も何曲か参加し“ジ・あみんスタイル”でキメたいと目論んでおります。こちらの方もお楽しみに。

 最近また幾つかCMの楽曲を手掛けました。そちらも追ってお知らせします。しかし自分が書いた曲が認められるのは本当に嬉しいもので、苦闘の末だったりするとなおさらです。涙が出そうになるほど。

 ではまた!



ライブのお知らせをする

2007-01-04 00:01:19 | Weblog
 新年一本目のライブは、猫沢エミさんのサポートであります。久しぶりだー!やっほう!

 「猫沢エミ`Week-end a Paris'+`パリ通信'発売記念 Live at SPUMA」
1/14(日)13時オープン 13時半スタート 
ゲストDJ:梶野彰一(L'appareil photo)会場:渋谷・SPUMA(スプーマ 03-3770-8657)
前売+HP予約\2300/当日\2500(※それぞれ1FOOD&1DRINKのオーダーが必須です)
という感じな具合の様子に相成っておりまして、予約なんかは猫沢さんのHPの方でどうぞよろしくお願いします。昼間ですからね、お間違えのないように。

猫沢さんHP→http://www.necozawa.com/
SPUMA hp→http:/www.spuma.jp/

 お待ちしてます!



駅伝を見て

2007-01-03 01:46:34 | Weblog
 駅伝という奇怪なスポーツが、毎年正月になると行われています。僕は常日頃からスポーツは苦手だと言っていますが、特にマラソンとか駅伝等の長距離走系の種目ほど謎めいたものはないと思ってます。何しろつらい。駅伝つうのはあのタスキを次々に渡してって、で一番早く戻って来た組が優勝、ってわけですよね。まあもともとは例えば戦場で機密文書を数人がかりで本部に届けたとか、何だかそういう由来があったのかも知れないけど(詳しくは分かりませんけど)、今となっては当然ながらあのタスキには全く意味はないわけで、意味がないどころか、例えば、あのタスキっつうものは実は持ち運ぶのがとても難しいもので(実はべらぼうに重いとか、実は生きているのでのたくりまくるとか)いかにうまくそいつを運んだかみたいな技術面も採点の対象になるとかならまだしも、あんなのただのひもです。肩からひょろっとかけちゃえば後は何にも気を遣う必要もなくふわふわとくっついてくる。もういいじゃんあれ。いらないでしょ。走者と走者はタッチすりゃいいんじゃないの。頼んだ。よし。つって。
 
 それから気になるのが、自分の区間を走り終えた走者は、その瞬間ぶっ倒れ込みますよね。うふわぁははあぁあぁあぁっっ、つって。無理すんなよと。ちゃんと練習したのかと。そんなになっちゃうってことはこの際はっきり言っちゃうけど、お前向いてないんじゃないの、と。色々考えますよね、あのぶっ倒れる姿を目の当たりにすると。ただあれが観ている側の同情を誘い、うおおうよく頑張った、もう大丈夫だ後は任しとけゆっくり休めよねぇむれぇぇねぇむれぇぇ~等と過剰な肩入れをさせるのに一役買っているのは疑いようのないところでしょう。
 
 そこで思うのだが、どんなスポーツでも、本番が終わった時はやはりくたくたにくたびれているのだろうから、みんな倒れてみてはどうかと。アイススケートなんて、滑り終えた時にバシッとポーズを決めた、と思いきや綿がしぼむ様に全身の力が抜けるてしまいぐらぐらぐらっつって氷の上に倒れる。これは悲愴的な光景でしょう。みんな10点つけるのは間違いない。

 ほかには卓球とかね。今まで猫背でもってあたかも白球打ち返しマシーンの如くぱしっぱしっとスマッシュを打ちまくっていた選手が、全力で最後のキメ球を打ち終えた直後、まだ自分の球が敵陣を突き破ったかどうかを見届ける前にその場でがっくりと膝をついてみせる(この場合卓球台に顎をぶつけたりしない様に気をつける。滑稽であるだけでなく非常に危険である)。若干機械的とも言えるムードの競技に、ヒューマン且つエモーショナルなトッピングをフィーチュアリング出来ること間違いないでしょう。

 ただし団体競技への導入はあまりお勧め出来ません。メンバー全員で倒れるとうざい上、運搬要員をそれだけ用意しなければならず、極めて面倒である。何よりも、一人で倒れるよりもなぜだか悲愴感が少ない。うっかりするとコントに見えてしまわないとも言い切れず、その結果場内の爆笑を買ってしまったということになると、これは非常に残念な結果となってしまうわけです。
「あはははははは!?一体どうしたのでしょうか!あは!全員一斉に倒れ込んでしまいました!ぶっ倒れて。え?あはは!え、何これ?え?あは!」
ということにもなり兼ねないわけです。それから剣道もよした方がいいね。防具で表情が見えないので、あまり効果が期待できないからです。

 とか言ってるうちに、早くもラストデイオブサンガニチ。心残りのないように、正月を胆嚢、いや堪能しましょう。



謹賀新年

2007-01-01 02:22:49 | Weblog
 明けましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。昨年は確かトイレで新年を迎えてしまったような記憶がかすかにありますが、今年はどうやらワインとチーズで落語を聞きながら、くすくす笑いのうちに年明けを迎えたようであります。そして今はモーツァルトのピアノ(インマゼールのフォルテピアノ)を聴きながらこれを書いています。新年一曲目がモーツァルトってのは、何だか自分的には原点に戻るようでなかなかいい心持ちであります。今年も弾くぞ!みたいな。何を、ってピアノだこんにゃろー、みたいな。

 みなさんはお正月はどう過ごしますか?初詣に行ったりしますか?坂家は昔っから、
「とても混むじゃあないか」
という非常に現実的な理由でもってあまり熱心に初詣に出かけたりということはなかったんですが、いいですよね、正月の神社仏閣って。人ごみが嫌いな僕も、この混雑っぷりは決して嫌いではありません。足下でじゃりじゃりいう石っころとか、投げ入れられる賽銭のチャリーンていうサウンドとか。ああ。いいなあ。決してみんなニコニコしてるわけではない参拝客の様子とか。そんなの気持ち悪いもんね。なんだかみんなぶつくさ言いながら、ったく早くしろよいつまで拝んでんだいコノヤローなんつって列に並んでるのが、とても日本の正月らしくていい。宗教的な話は置いといてさ。つっても、東京で言えば三ヶ日の明治神宮はさすがに腰が引けますね。テレビでよく中継をしたりするけれどあれはさすがに混み過ぎな気が。僕にとってまず神社といえば、亀戸天神ですね。鳥居と太鼓橋と亀でいっぱいの池。ああ懐かしいなあ。そしてお参りが終わったら船橋屋のくずもちを買って帰る。くずきりなんかじゃないよ。くずもち。黒蜜をがっつりかけて食べるのだ(おこのみできな粉もどうぞ)。これ以上旨いくずもちは食べたことがないね。で、この神社は「うそ替え」で有名なんです。鳥の「うそ」の木彫りを毎年交換しに行く。そうすると前年にあった悪いこと達が全て「嘘」になるというもの。ある年、僕のおばあちゃんが例年通りうそを替えに行きました。大正生まれのお嬢さんだったおばあちゃんはとても控えめな人で、図々しく列に割り込んだりするようなみっともない真似をするような人ではなかったんですが、なぜかその年は気づいたら列の前の方に並んじゃっていたんだそう。
「あ!」
と思ったらしいんだけど、結局そのまま何くわぬ顔をしてうそを新しいのと取り替えて帰って来ました。しかしその交換手続きに若干問題のあったうそは果たしてどうなのか、去年のあんなことやこんなことは嘘に替わってくれんのか!?という議論が数秒の間交わされたような記憶があります(笑)まあ何だかんだ言ったって、起きちまったもんは起きちまったもんなんだから、今更それが無かったことになっても逆に困るんじゃないの、というような結論に落ち着いたかどうかは、今となっては定かではないですけどね。

 というわけで、今年もよろしくお願いします!

坂 和也