バカなナビ

以前あるサポート仕事で、スタジオまでの楽器運搬用として
レンタカーを1台調達することになった。
待ち合わせ場所でメンバーが運転する車と落ち合い、
僕と楽器を拾った車は一路スタジオへ向けて辷り始めた。
年がら年中工事をやっていることで悪名高い明治通りは、
悩ましいことに並走するバイパス的な通りがない為、
時間帯によってはもう便秘の様に詰まりたい放題である。
アスファルトにコーラックを混ぜてやりたいくらいだ。

運転席にカーナビがついている。今のところは渋滞の暗雲の
かけらも見えないが、糞詰まりゾーンに突っ込んでしまったらことだ。
せっかくだから、手遅れになる前にテクノロジーの助けを
借りる事にしようと、同乗者３人ああだこうだ言いながら
何とかそいつを作動させた。

作動させた後も、幸いなことにしばらくは
奴の助けを借りるほどのこともない、快調な走行が続いた。
しかしこのナビ、時々喋る内容を注意して聞いてみると、
若干マイペースの気があることに気付いた。
それは勿論、突如天気予報を始めてしまうといった奔放さなどではなく、
インフォのタイミングがすっとこどっこいなのだ。
「200ｍ先、右折です」
と言うその時にちょうどその角を通過していたり、
バグって画面上の矢印がオフロード走行を提案して来たり。
どう見てもそこはビルですけど、みたいな。大丈夫かこいつ、
と心配している内に少しずつ車のスピードが落ちてきた。
しまった！と思った時はもう遅かった。デンジャラスゾーンに
突入してしまったのだ。やべぇ。リハが始まってしまう。
どうしよう。動かぬ車列と黙り込む車内。するとその時、
「この先、渋滞です」
おいこら。貴様はナビゲーターであってレポーターではない。
「うわやばっ寝坊した！やべやべやべ早く着替えないと！」
とバタバタ焦っている最中に、
「ぴぴぴぴ」
と鳴り出す目覚まし時計くらいムカつく。

あとで詳しい人に聞いたところによれば、
レンタカーでは最新の精度の高いナビを搭載している車両は
なかなかない、従ってそいつに多くを期待した方が
間違っていたのだ、との事であった。
なるほど。

IMPホール

24日は、大阪のIMPホールでつじさんのワンマンライブでした。
来て頂いた方々、どうもありがとうございます。
IMPホール、いい会場ですね。音がタイトでとても
やり易かったです。演奏も良かったなあ。ガシッと来た感じ。
て、曖昧な表現ですいません。でもガシッと来たのです。
特に今度リリースになる新曲の「ゆびきり」と
「星降る夜のクリスマス」が良かったんじゃないでしょうか。

前の日に大阪入りして、ライブ後は即東京へ帰る事になっていたから、
「明日の朝は早く起きて観光してやるぞ！」
と意気込んでいたら、意気込み過ぎて目が冴えてしまい、
結局なかなか寝付けず、当日はチェックアウトギリギリまで寝てしまいました。
いつもこうなんだよな。朝はダメだ。
会場入りして、音響のスタッフがチェックしている間も
客席で寝ちゃったし。

つじさんでは、次は12月にツアーで大阪に行く予定です。
あともう一つサポートのツアーが決まったので近日お伝えします。

風邪気味なのでそろそろ寝ます。おやすみなさい～。

お知らせの訂正！

いきなりライブの日付を間違えてしまいました！
24の土曜日が本番です！今日じゃないよ今日じゃないよ。
というわけで、大阪へ向けて出発しました。大阪フォー！

お知らせ

あさっては大阪の松下IMPホールでつじさんのワンマンです。
いや、あさってというかもう明日ですね。23日金曜日です。
10日違ったら13日の金曜日じゃないすか。うおおう！
僕は明日、というか今日の午後に車で出発します！。
長旅になりそうだな。車の中でも寝ますが、
今夜もそろそろ寝る事にします。起きる為には寝ないといけないですからね。
てなわけで大阪のみなさん、阪神が優勝しても道頓堀に飛び込むのはやめよう！
ではまた明日！

コール天ライブでした

おととい19日は吉祥寺プラネットＫでコール天のライブでした。
来て頂いたみなさんどうもありがとう！
今まではゲストとして何度かライブをやらせて貰った事はあったけど、
バンドの一員という形では今回が初めてでした。
コール天は付き合いが長いです。ラントスターを結成して
ライブ活動を始めた直後からだから、もう5年が過ぎました。
お互いに切磋琢磨して来た間柄であるので、こういう風に
関わる事が出来るのはほんとに嬉しいですよ。ほんとですよ。
寺尾さんは会った頃から全然変わらないね。相変わらず
めちゃくちゃ痩せてるし、ポケットにはひまわりが咲いてるし。
ロックが好きでバンドが好きだしね。僕もロックが好きで
バンドが好きだから、一緒にガシッと音を決められるのは
楽しいんですよ。しかしまあMCで中秋の名月を一日間違える
とはびっくりしました（笑）よっぽど突っ込んでやろうと
思ったけどかなり入り込んで喋ってたからやめました。
でもあれだけ自信たっぷりに話すもんだから、
「中秋の名月ってのは数日続くものであるのか」
と騙されかけた人もいたみたいです。寺尾仁志、侮れません。

そして今週24日の土曜は大阪のIMPホールで
つじあやのさんのワンマンライブでございます。
つじバンドも今かなり調子いいです。お調子者という
意味ではない。あの曲がすげぇいいなあ。うん、いい。
お時間ある方は是非いらして下さいね。
では今日もこれからつじさんのリハです。行ってきます！

国際親善大使

最近インドカレーにはまってしまい、とても良く食べている。
といっても自分で作る事には全く興味が無いので、
専ら本格的なインドカレー/料理屋を利用する。
こういった店の従業員は大抵本場の方々で、
それはその風貌も含めて店全体の雰囲気を醸し出す事に
とても重要な役割を果たしているのだが、ほんのちょっとした
感覚の違いに突如異文化を感じさせてくれたりする事があるので、
なかなかスリリングである。笑顔で迎えてくれたと思いきや、
おしぼりをこちらへ投げちゃったり。従業員同士で
めちゃめちゃ笑い合っている声が聞こえてくるから何だか
こちらも少し楽しくなっちゃってウキウキしながら待っていたら、
ナンの裏が黒こげだったり。まあそういった部分も含めて
期待してるところはある、とは以前に書いた。

先日行きつけの2店のうちの片方に行った時のこと。
ランチタイムの日替わりカレーを期待して行ったら、
店の外のホワイトボードにメニューが書いていない。
片隅にたどたどしく「キマカレーアリマス」とあるだけで
これはいつでもある半ば準レギュラーメニューだ。
仕方ないので、メニューブックの中からラムカレーをチョイスし、待った。

しばらくすると店員がカレーの乗ったプレートを持ってやって来た。
すでにやや顔見知りの彼はこの店で一番愛想が良く、
「日本的店員マナー」というのを最も良く分かっている。
「オマタセシマシタ～」
今日もにこやかだ。プレートは滞りなくテーブルに置かれ、
僕も滞りなく焼き立てのナンをつまんだ。ここはナンがとても旨い。
しかし少し経つと、彼が何やら白い大きな板を抱えてまたやって来た。
それはあの日替わりメニューが書かれる筈のホワイトボードである。
「スイマセン」
よく聞くとどうやら彼は日本語が書けないらしく、
ホワイトボードにその日の日替わりメニューの
「チキンと冬瓜（とうがん）」
を書いて欲しいと頼んでいるらしい。という事は、
客である筈の僕は、店員から店のメニューを書いてくれと
頼まれている模様だ。おおお！前代未聞！ぎゃふん！
とはいえ、こうした人助けは嫌いではないしお安いご用なので、
差し出されたペンでさささっと書いて上げた。
「アリガトゴザイマス」
彼はにこやかに戻って行った。会計時、別の店員が
「ドウゾ」
と渡してくれたのは、何と10％割り引き券だった。
おおお！ありがとう！何だか凄く嬉しいぞ。何なら毎回書くよ。

もう一軒での話。ランチタイムの終わり頃カウンターで食べていると、
店内が空いたところを見計らってだろう、店員の一人が
携帯を持ってやってきた。彼とも少し顔見知りな為、
まさか連絡先を教えてくれってんじゃないだろうな、と若干身構えた。
面倒な付き合いまでしたくはない。しかしよく話を聞くと、
そうではなくどうやら携帯のバイブレーションを切ってくれ、
と言っているらしい。彼が目の前で操作してみせると確かに
その携帯は着信音とバイブレーションが両方ONになっている。
この振動がウザいらしい。早速作業に取り掛かるが、
ややこしくてなかなかうまく行かない。
「出来た！」
と言っては
「ブルルル」
と、ぬか喜びさせること数回、
ようやくバイブレーションをOFFにすることが出来た。
「アリガトゴザイマス」
彼は満面の笑みでスタッフルームへ下がって行った。
するとカウンターの中のもう一人の店員が、
「ドウゾ」
と差し出してくれたのは、何とアイスコーヒーだった。
うおおう！アイスコーヒー！
そしてつつましく添えられたガムシロアンドミルク！
どうせならチャイをくれたら良かったのに、
などと欲を出してはいけない。

彼らから見て、僕は話しかけやすいのだろうか。
それとも何だか言葉が通じそうな感じがするのだろうか。
以前バイト先の店長にまじまじと顔を覗かれながら、
「坂君は、ハーフ？」
と、普通に尋ねられたことがある（一瞬意味が分からなかった）。
渋谷でアメリカ人留学生と思しき女子3人組に
あるクラブの行き方を尋ねられ、行き先は全く違うのに
近くまで案内して上げちゃった事もある。
意外に身近なところでも国際交流は可能なのだ。
駅前留学なんか目じゃない。

今日はコール天ライブ！

世界のみなさん、今日は吉祥寺でコール天のライブです！
昨日ガッチリ最後のリハを決めてきました。充填ＯＫ。
あとは破裂させるだけだ。
場所は吉祥寺プラネットＫ。久しぶりだなあ吉祥寺。
というわけで9時すぎくらいからコール天はロックするので、
遅れない様にカモンチルドレン！オルガンが壊れるまで弾くぞー！

レッドクロス

9/11日曜日、新宿レッドクロスに来て頂いたみなさん、どうもありがとう！
ライブ以来とっても忙しくて、書き込みが遅くなってしまいました。すいません。

TWELLVEのライブが凄く良かったんでびっくりしました。
びっくりして後頭部を壁にぶつけてしまいました。
きっと彼らは何かこういろんな事がいい方向に変わり始めて
いる時期なんじゃないでしょうか。僕が今まで見た彼らの
ライブの中では一番良かったです。
レコ発も期待大です。ギターパンダさんにもびっくりして、
足の小指を階段にぶつけてしまいました。いい声されてますねぇ。
うらやましい。「こちらこそイエーイ」はかなりきましたね。

そんなわけで、次のラントライブは29日に
赤坂グラフィティで石田洋介レコ発です。皆で祝いましょう！

僕はですね、その前に19日吉祥寺プラネットＫでコール天のライブがあります。
メンバーチェンジ後初のバンドスタイルでのライブなのかな。
準備は着々と進んでおります。ロック兄さん寺尾仁志は、
テンションが上がりすぎて意味不明な言葉を発したり、
いきなり笑いだしたりして、スタジオは大騒ぎです。
19日は吉祥寺にぜひカモン！

そして24日は大阪でつじあやのさんのライブであります。
すいません、今詳細が分からないので、
確認したらまたここに書き込みますね。

てなわけで、残暑は厳しいですが、
カレーでもガツッと食らって何とか乗り切りましょう！

今日はライブ！！

今日はお久し振りのRUNT STARライブアット新宿red clothです！
我らは割と遅めの時間に出ますから選挙権のある人は投票してからカモン！
これからリハです。ガツッと決めてきます。
それではみなさん、会場で！

「いらっしゃいませ」

とりあえず接客業に就く人間にとって
「いらっしゃいませ」
や
「ありがとうございます」
を言うのは基本だが、これが出来ていない奴はよくいる。
コンビニで買い物することが多いが、店員の当たりはずれが大きい。
客の手に触れるのが嫌なのか、釣りを貰う為に差し出した
俺の右掌の上空10センチ位から、無言で小銭を落とした奴もいた。
金を払って釣りを落っことされて、感謝もされず。
うーん、俺は何をやっているのだ。屈辱プレイか。やかましいわ。

しかし、逆に異様に丁寧な店員というのも薄気味悪い。
84円の紙パックの緑茶を買っただけで、
「ぁありがとうございましたぁ！！！」
と今にも泣き出さんばかりの感激ヅラで絶叫されても、
変な宗教にでも入ってんじゃないかとか余計な勘ぐりをしてしまうし、
おごそかな書道用品店かと思いきや入店した途端
「いらっしゃいませええええ！！！」
と絶叫されたら慌てて手元の墨汁を飲んでしまわないとも限らない。
相応の受け答えが心地いいようだ。

しかし先日の本屋のおっさんは、
態度のいい悪いという一直線の物差しでは計りきれない、
なかなか老獪なあんちくしょうであった。
本を持って列に並び、自分の番が来たのでそれをレジに差し出す。
店員は「いらっしゃいませ」と言いつつ裏表紙の値段を確認し、
その数字がレジに打ち込まれて行く…これが一般的な流れである。
手元で何か細かい作業をしていたおっさんは、
こちらが本を差し出すとすぐにこちらに気付き、
本を掴み、値段を見る為に裏返した。ここまで無言。
ああ、あんたも挨拶レスかよおっさん、一体そんなに禿げる迄
何年商売やってんだ。額～後頭部バイパスが完成間近だぜ、
記念式典はいつだこの野郎などと頭の中で罵倒が始まりそうに
なったその瞬間、
「いらっしゃいませ！」
値段を打ち込む自分の手元を凝視しながらの唐突なシャウト。
うおおう！タイミングと距離感が完全におかしいじゃあないか。
且つボリュームがデカすぎ。おおい。やっほう。
私は君の目の前におりますよ。
「600円になります！」
だからボリューム下げろ。
「…えええ、400円のお返しです！」
釣りをこちらに渡すや否や再び手元の内職に没頭。
て、結局ありがとうなしかい！
君はちぐはぐ星のちぐはぐ星人か。ああびっくりした。
もう少しちゃんとしてくれ、世の中全てのレジ係よ。