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EOS60D使用感

2011年07月15日 20時32分10秒 | 使用レポート
 
今年の3月に手に入れた、キヤノンのイオス60D


購入の最大の理由は、EOSムービーを撮りたかったからです



そして、今シーズンの航空祭などのイベントで華々しくデビューさせようと思っていた矢先

まさかの大震災発生で、お祭り事はことごとく中止に…

EOS60Dは、いまだに正式なイベントデビューを果たしていない悲劇のカメラとなりました…


しかし、そんな中、イベントこそありませんが、偶然近くに飛行船の係留地が出来たりして

飛び物の撮影チャンスには恵まれました


そろそろ使い勝手も分かって来たので、EOS60Dのレビューをしようかと思います


ちなみに以前の主力メカ、EOS40Dも一応現役保存してます

40Dの方が画像に切れがある気がしますしね!



 


EOS60Dでムービーを撮ろうと思った場合、内臓マイクはモノナルになるので

オーディオテクニカの外部マイクを使用してます

ムービーにとって音声はかなり重要事項ですから、外部マイクは必衰だと思います


このオーディオテクニカの外部マイクは、もちろんステレオで

電池を内蔵して使用するのですが、プラグインパワーにも対応しているため

EOS60Dで使用する時は、電池なしでいけますし、いちいち電源オンオフする必要はありません






取り付けはカメラのホットシューです

そして重要なのが、この風除けのモフモフ!

コレが無いと、風きり音が大きく、とても屋外で使えたものではありません

ちょっと見た目が大げさになってしまいますが、効果は絶大です



EOS60Dのムービー機としての使用感ですが

まず、オートフォーカスが使えません

オートでも撮影できますが、勝手にISOやシャッタースピードが変わってしまい
せっかくの画質が台無しになってしまいます

まあこれはビデオカメラでも同じなんですがね…


なので、EOS60Dでのムービー撮影は完全マニュアル撮影です!

オートフォーカスが使えないので、基本的に撮影中のズームも無し

そもそもズームすると画面が揺れて変になるし…


動きの早いものや、回転物を撮影するとき、シャッタースピードが上がってしまうと

パラパラ画像になってしまうので、設定は1/60~1/120あたりでいつも撮ってます

それに60Pで撮影すれば、かなり滑らかな映像が撮影できます

youtubeにアップすると滑らかさが消えてしまいますが、それでも、元の映像には満足です!


あとは、ISOと絞りで明るさを適当に決めてます

この時の欠点は、液晶で確認するので、屋外では慎重に見ないと設定に失敗するし

撮影場所が、屋外、屋内と連続で入り乱れるときは続けての撮影は無理です

そのつど明るさの調整が必要になります


色々面倒ですが、決まった時の映像のキレイさには満足です

あと、オートフォーカスも効きませんが、今のところ、動き物にも充分使えてます

明るさの関係で、いつも絞りが8~22くらいで使っているから

ピントの合う範囲が広いからでしょうね



ただ、指摘されているモアレは素人目にもわかるくらい発生します

まあ趣味の範囲なんで、あまり気になりませんがね…



 


何度か浜松基地に撮影に行ったのですが、飛行機用で使っている120-400のレンズでは長すぎてNG

液晶を見ての撮影なので、このレンズを使って

飛ぶ飛行機を画面の中に捕らえ続けるのは、ほぼ不可能です…

一脚を併用してますが、それでもダメですね


そこで、あまり使っていなかった、この55-250が主要のレンズになってます

はっきり言って、使い勝手良いです~



ここからは実際の撮影シーンを例に紹介していきます

 


これは60Dで初めてヒコーキ撮影にチャレンジしたもの

短いレンズも使ってますが、120-400は見て分かるように、機体を画面に収める事が出来ません

これはソフトで手振れ補正を掛けてますが、何もしなかったら見れたものではありません…


カメラの手振れ補正は効くんですが、ビデオの様には全くいきませんね
 






巡視船おきつ、最後の一般公開ですが、コレが最初のイベントデビューになるのかな?

全編18-85のレンズを使ってます

屋外で撮影している時と、船内に入って撮影している時の設定はまるで変えてます

船内は感度を上げて、絞りも調整してますが、すべて液晶を見ながら適当にやってます






飛行船スヌーピーJ号が、運よく近場に係留された時の映像です

このあたりから飛び物は全編55-250のレンズを使ってます


当日は小雨の夕方と言う、撮影には厳しい状況でしたが、ISOと絞りを調整して

その場の明るさとか雰囲気を壊さない様に撮影できたかな?

撮影中のズームやオートフォーカスは使えないので、基本ちょこちょこコマ撮りして

編集でつなげてます

長撮りよりカット編集が格段に楽です






同じく飛行船で、今度は離陸シーンです

オートフォーカスが効かなくても人間の目には、ほとんどピントが合っている様に見えませんか?

撮影中のズームが無いのもかえって見やすい気もしませんか? な?


…負け惜しみか!?







これは先日の浜松基地での最新作

120-400のレンズを捨てて、55-250だけでのぞみました

…が、それでもやはり難しい

一脚を使って、ソフトで手振れ補正を掛けてこの程度ですから…


やはり液晶画面で飛び物を追うのは難しい… 特に頭上を通過する時はさらに難易度アップ

そのシーンが60通過する時ですが、時々フレームアウトしてます

見えないんですよね、液晶画面が…




そんなわけで、なにかと難しい気がするEOSムービーですが

ある程度、自分流が決まったら、それほど苦になりません

むしろ、オートで勝手に明るくなったり暗くなったりして、その場の雰囲気と違う映像が撮れるより

いい気もします




今後ですが7月に入り、海自のイベントが始まりましたが


なんと言う事でしょう~

まさかの輪番休業と言う二次災害で、またしても60Dの出番が先送りに…


なんとか護衛艦くらま、の姿だけでも見に行けるように頑張るかっ!


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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ゆかりんさんへ (saiyazin)
2011-07-21 17:52:41
慣れるまでが結構はずかしいんですがね…

デジタル物は進化が早いので次から次へと欲しい物が出て大変
物欲を抑えるのも一苦労ですね
返信する
O-TOTOさんへ (saiyazin)
2011-07-21 17:50:29
400mmいきましたか!
飛び物には最適じゃないでしょうかね?

私は今度から本気モード時は2刀流で勝負しますョ(笑)
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モフモフ癒される~ (ゆかりん)
2011-07-21 14:37:58
メカメカしい機材なのに、癒し成分たっぷりなモフモフは素敵でした(^^)
イベントが少なかった近頃、スッカリ新しい機材への欲望も薄れて来ました。
もー、これでイイカナ的な感じでした(ーー;
が!この記事拝見してると、段々と・・・(爆)
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中身は (O-TOTO)
2011-07-16 23:55:07
白いモフモフの中身はこれだったんですね。
私には、考えもつきません。
いつもsaiyazinの装備には、感服いたします。

最初のカメラ2台写っている画像、羨ましいです。
400㎜のレンズ買ってしまったんで、ボディは。
2年後です。
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