今年の3月に手に入れた、キヤノンのイオス60D
購入の最大の理由は、EOSムービーを撮りたかったからです
そして、今シーズンの航空祭などのイベントで華々しくデビューさせようと思っていた矢先
まさかの大震災発生で、お祭り事はことごとく中止に…
EOS60Dは、いまだに正式なイベントデビューを果たしていない悲劇のカメラとなりました…
しかし、そんな中、イベントこそありませんが、偶然近くに飛行船の係留地が出来たりして
飛び物の撮影チャンスには恵まれました
そろそろ使い勝手も分かって来たので、EOS60Dのレビューをしようかと思います
ちなみに以前の主力メカ、EOS40Dも一応現役保存してます
40Dの方が画像に切れがある気がしますしね!
EOS60Dでムービーを撮ろうと思った場合、内臓マイクはモノナルになるので
オーディオテクニカの外部マイクを使用してます
ムービーにとって音声はかなり重要事項ですから、外部マイクは必衰だと思います
このオーディオテクニカの外部マイクは、もちろんステレオで
電池を内蔵して使用するのですが、プラグインパワーにも対応しているため
EOS60Dで使用する時は、電池なしでいけますし、いちいち電源オンオフする必要はありません
取り付けはカメラのホットシューです
そして重要なのが、この風除けのモフモフ!
コレが無いと、風きり音が大きく、とても屋外で使えたものではありません
ちょっと見た目が大げさになってしまいますが、効果は絶大です
EOS60Dのムービー機としての使用感ですが
まず、オートフォーカスが使えません
オートでも撮影できますが、勝手にISOやシャッタースピードが変わってしまい
せっかくの画質が台無しになってしまいます
まあこれはビデオカメラでも同じなんですがね…
なので、EOS60Dでのムービー撮影は完全マニュアル撮影です!
オートフォーカスが使えないので、基本的に撮影中のズームも無し
そもそもズームすると画面が揺れて変になるし…
動きの早いものや、回転物を撮影するとき、シャッタースピードが上がってしまうと
パラパラ画像になってしまうので、設定は1/60~1/120あたりでいつも撮ってます
それに60Pで撮影すれば、かなり滑らかな映像が撮影できます
youtubeにアップすると滑らかさが消えてしまいますが、それでも、元の映像には満足です!
あとは、ISOと絞りで明るさを適当に決めてます
この時の欠点は、液晶で確認するので、屋外では慎重に見ないと設定に失敗するし
撮影場所が、屋外、屋内と連続で入り乱れるときは続けての撮影は無理です
そのつど明るさの調整が必要になります
色々面倒ですが、決まった時の映像のキレイさには満足です
あと、オートフォーカスも効きませんが、今のところ、動き物にも充分使えてます
明るさの関係で、いつも絞りが8~22くらいで使っているから
ピントの合う範囲が広いからでしょうね
ただ、指摘されているモアレは素人目にもわかるくらい発生します
まあ趣味の範囲なんで、あまり気になりませんがね…
何度か浜松基地に撮影に行ったのですが、飛行機用で使っている120-400のレンズでは長すぎてNG
液晶を見ての撮影なので、このレンズを使って
飛ぶ飛行機を画面の中に捕らえ続けるのは、ほぼ不可能です…
一脚を併用してますが、それでもダメですね
そこで、あまり使っていなかった、この55-250が主要のレンズになってます
はっきり言って、使い勝手良いです~
ここからは実際の撮影シーンを例に紹介していきます
これは60Dで初めてヒコーキ撮影にチャレンジしたもの
短いレンズも使ってますが、120-400は見て分かるように、機体を画面に収める事が出来ません
これはソフトで手振れ補正を掛けてますが、何もしなかったら見れたものではありません…
カメラの手振れ補正は効くんですが、ビデオの様には全くいきませんね
巡視船おきつ、最後の一般公開ですが、コレが最初のイベントデビューになるのかな?
全編18-85のレンズを使ってます
屋外で撮影している時と、船内に入って撮影している時の設定はまるで変えてます
船内は感度を上げて、絞りも調整してますが、すべて液晶を見ながら適当にやってます
飛行船スヌーピーJ号が、運よく近場に係留された時の映像です
このあたりから飛び物は全編55-250のレンズを使ってます
当日は小雨の夕方と言う、撮影には厳しい状況でしたが、ISOと絞りを調整して
その場の明るさとか雰囲気を壊さない様に撮影できたかな?
撮影中のズームやオートフォーカスは使えないので、基本ちょこちょこコマ撮りして
編集でつなげてます
長撮りよりカット編集が格段に楽です
同じく飛行船で、今度は離陸シーンです
オートフォーカスが効かなくても人間の目には、ほとんどピントが合っている様に見えませんか?
撮影中のズームが無いのもかえって見やすい気もしませんか? な?
…負け惜しみか!?
これは先日の浜松基地での最新作
120-400のレンズを捨てて、55-250だけでのぞみました
…が、それでもやはり難しい
一脚を使って、ソフトで手振れ補正を掛けてこの程度ですから…
やはり液晶画面で飛び物を追うのは難しい… 特に頭上を通過する時はさらに難易度アップ
そのシーンが60通過する時ですが、時々フレームアウトしてます
見えないんですよね、液晶画面が…
そんなわけで、なにかと難しい気がするEOSムービーですが
ある程度、自分流が決まったら、それほど苦になりません
むしろ、オートで勝手に明るくなったり暗くなったりして、その場の雰囲気と違う映像が撮れるより
いい気もします
今後ですが7月に入り、海自のイベントが始まりましたが
なんと言う事でしょう~
まさかの輪番休業と言う二次災害で、またしても60Dの出番が先送りに…
なんとか護衛艦くらま、の姿だけでも見に行けるように頑張るかっ!
デジタル物は進化が早いので次から次へと欲しい物が出て大変
物欲を抑えるのも一苦労ですね
飛び物には最適じゃないでしょうかね?
私は今度から本気モード時は2刀流で勝負しますョ(笑)
イベントが少なかった近頃、スッカリ新しい機材への欲望も薄れて来ました。
もー、これでイイカナ的な感じでした(ーー;
が!この記事拝見してると、段々と・・・(爆)
私には、考えもつきません。
いつもsaiyazinの装備には、感服いたします。
最初のカメラ2台写っている画像、羨ましいです。
400㎜のレンズ買ってしまったんで、ボディは。
2年後です。