斉藤スタッド発!牧場だより

日高の馬に望むこと

昨夜は浦河で「強い馬づくり」講演会があり、参加してきました。

講師は勢司調教師と角居調教師という東西の精鋭の先生と

いうことで、なかなかの盛況でしたよ。

勢司先生は「馬の取り扱いとメンタルトレーニング」というテーマ

で、『調教師の仕事は、馬に仕事を教えることで、その為には馬

との信頼関係を築き、自身で走る気持ちにさせることが大切で

ある。また、馬の性格や健康状態、習性などをよく考えて、観察

する事が全ての基本であり、馬の気持ちを考えない調教は悪い

癖をつける。』というようなお話。

角居先生は「人を鍛え馬を鍛える」というテーマで、『いかにチー

ムワークを育てるかについて、まずは自分の理念を従業員によ

く伝え浸透させ、スタッフの意識を一つにする。また、部下を育

ることが自分の成長にも繋がるし、馬を育てることにもなる

との理念で、球団の選手育成に例えて話されました。』

どちらの先生も強調されていたのが、『馬を叱らないようにして

いる』ということでした。

また、角居先生が云われていたことで興味深かったことは、牧

従業員さんに対して、『今働いている場所で骨を埋める覚悟

一生懸命に頑張ることが大事だ。JRAの厩務員になること

が一番良いとは限らないし、現在の仕事を頑張ることで次の

道も見えてくるのではないか。』と云われていましたよ。

講演が終わった後は、居酒屋で一緒に行った仲間との反省会

を4時間近くもやってきました。今日も反省。


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コメント一覧

マイルドキャット
仰るとおりですね。
仰るとおりですね。
でも本当に腰掛け的な気持ちで牧場で働いている子がいるとしたら、
そんな子はトレセンに入れても大成しないと思います(^^)
masanori
馬の仕事は3Kの割には給料が安いですから大変で...
馬の仕事は3Kの割には給料が安いですから大変ですよね。
競馬学校の受験要件に牧場経験が必要なことが、腰掛け的な就職につながっているのですよね。
このことを踏まえて角居先生の発言になったと思います。
マイルドキャット
あら、そんなことはないですよ。
あら、そんなことはないですよ。
今の若い人でも、馬が好きでつらい条件の中でも
頑張ってやっている子も一杯いますよ(^^)
ただ馬の仕事をやっていて、次の道を見出して
続けていく人もいれば、次の道が見えなくて辞めていく人がいるのも
仕方がないことだと思います。
(▼д▼)/
今の若いモンにもにも聞かせてやりたいねぇー
http://hnabeq.exblog.jp/
今の若いモンにもにも聞かせてやりたいねぇー
辛抱が無いんですよね
いろいろなこと沢山知ってるのに
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