昨夜は浦河で「強い馬づくり」講演会があり、参加してきました。
講師は勢司調教師と角居調教師という東西の精鋭の先生と
いうことで、なかなかの盛況でしたよ。
勢司先生は「馬の取り扱いとメンタルトレーニング」というテーマ
で、『調教師の仕事は、馬に仕事を教えることで、その為には馬
との信頼関係を築き、自身で走る気持ちにさせることが大切で
ある。また、馬の性格や健康状態、習性などをよく考えて、観察
する事が全ての基本であり、馬の気持ちを考えない調教は悪い
癖をつける。』というようなお話。
角居先生は「人を鍛え馬を鍛える」というテーマで、『いかにチー
ムワークを育てるかについて、まずは自分の理念を従業員によ
く伝え浸透させ、スタッフの意識を一つにする。また、部下を育
てることが自分の成長にも繋がるし、馬を育てることにもなる
との理念で、球団の選手育成に例えて話されました。』
どちらの先生も強調されていたのが、『馬を叱らないようにして
いる』ということでした。
また、角居先生が云われていたことで興味深かったことは、牧
場従業員さんに対して、『今働いている場所で骨を埋める覚悟
で一生懸命に頑張ることが大事だ。JRAの厩務員になること
が一番良いとは限らないし、現在の仕事を頑張ることで次の
道も見えてくるのではないか。』と云われていましたよ。
講演が終わった後は、居酒屋で一緒に行った仲間との反省会
を4時間近くもやってきました。今日も反省。