平成二十六年十二月一日(月)午後四時より、教区宗務所である薬林寺道場において清水秀隆教区長導師のもと、「冬報恩講陀羅尼会」が厳修された。
当日は午後三時から「如来寿量品」の読み合わせを行い、興教大師・覚鑁上人に対する報恩謝徳を捧げるため、一心に習礼が行われた。
法要に先立ち、午後三時三十分より、地蔵尊院住職 青年会会長江連俊隆師より、興教大師様についてご法話がなされた。
午後四時より、薬林寺御詠歌講による同行和讃奉詠の中、上堂し法要が開始され、奠供初段鉢の作法中、寺庭婦人会長より丹精込めて作られた当教区秘伝の「根来汁」が清水和子寺庭婦人会会長より興教大師・覚鑁上人に奉献された。
法要の中では興教大師入滅和讃・付圓明を奉詠したのち、檀信徒の方々と共に智山勤行式をお唱えし、最後に密厳国土和讃奉詠の中、退堂となり無事に本年の冬報恩講は無魔成満した。