ストレート アクターズ クラブ

大阪で活動している演劇ワークショップ『ストレート アクターズ クラブ』のブログです。

「緊張」と「リラックス」のバランス

2010-10-19 | 日記
こんばんは(^-^)

本日は前回の続きで、「緊張」と「リラックス」のバランスを如何にして取るか?とゆうことについて、僕の個人的な方法論をご紹介したいと思います。


技能は手段でしかない 
僕は、『上手くしなければならない』『失敗してはいけない』とゆう思い込みが原因でプレッシャーが生まれ、そのプレッシャーに対して人は「緊張」してしまうのだと考えています。
ところが『上手くしなくてもいい』『適当でいい』『どうでもいい』とゆう訳にもいきません。何事もやる限りは誠意を持って取り組むべきですし、日々パフォーマンスの質を上げる為に技能的な向上に励んでいるのですから、やはり結果はしっかりと追求したいところであります。

「上手く演じる」「上手く歌う」「上手く踊る」等の「上手く」の部分は技能によってもたらされる成果であると言えますが、それよりも何の為に上手くしたいのか?とゆう目的の部分がとても重要なんだと僕は考えています。
技能を見せること自体を目的にしてしまうと、そこには『上手くしなければならない』とゆうプレッシャーしか残りません。逆に考えれば、技能を披露することを目的としないだけで、幾分プレッシャーから開放されます。その上で完成度を徹底的に追求するのです。

技能はあくまで手段でしかない。では目的は?一体何の為に完成度を追求るのか?


観客の喜びが目的
技能向上の努力は日々黙々と努力をするとして、舞台に立つ(もしくは人前に出る)時には、観客に喜んで頂く為のパフォーマンスに僕は徹します。
「どうすれば喜んで貰えるか?」「どうすれば楽しんで貰えるか?」そんなことに誠心誠意、意識を集中させると、緊張するどころか僕自身が自然に楽しくなり、嬉しくなって来るのです。人に喜ばれることを考えていて、嫌な気分になんてなりませんからね。

そうやって舞台に立つ喜びを実感した瞬間に僕はリラックスを手に入れます。お客様に喜んで頂こうと思えば思うほど、技能向上へのモチベーションも高まって行きます。モチベーションが上がれば「喜んで貰いたい」とゆう思いも更に強くなります。やがてネガティブな発想がなくなり、堂々としたパフォーマンスへと繋がって行きます。

技能の披露を目的としないことで緊張を和らげ、お客様に楽しんで頂くことに喜びを見出してリラックスを得る。これが僕の方法論です。僕はこうやって「緊張」と「リラックス」のバランスを取っています(^-^)



以上はあくまで僕個人の方法論であり、全ての皆さんに共感して頂けるお話ではないと思いますが、「こんな考え方もあるのかな?」なんて思って頂けたならば幸いです。
ちなみに、僕にとってはこのブログもワークショプも手段です。目的は皆さんに喜んで頂くことであります(^-^)文章力も指導力もまだまだですが、目的を大切にして取り組んで行きたいと思います。

さて、次回は『笑顔』のお話。ワークショプを振り返りつつお届け致しますね。