お留守番。

　今日、ダーの仕事は休み。ずいずいを連れてどこかに出かけると言う。以前ずいずいをディズニーランドに連れて行った時もそうだったのだけど、「ちょっとそこまで散歩…」という様子で出かけておいて、けっこう大掛かりな“お出かけ”をするというのが彼のパターン。なんでだろう？　「えー、そんなところまで行ったの～！？」なんて私が驚くのが楽しいんだろうか？　不思議な人だ。まぁ、いい。　

　目的地が不明な外出で困るのは、ずいずいに何を着せたらいいか判断がつかないところだ。室内で遊ぶのか屋外にいる時間が多いのか…で防寒対策も異なるし、そこそこフォーマルなおでかけ着がいいのか、汚れてもいい格好の方がいいのか…ってことも大切だ。…が、ダーは、何度訊いても行き先を言わない。「まだ決めてないよ」なんて言っちゃって。本当は決めてるくせに。　

　「今日はお天気もまずまずだし、そろそろ海が見たい気分なんじゃないかな？　きっと横浜あたりに連れて行くんだろうな」…と見当をつけて、ずいずいには紺色のセーラーカラーのカットソーのトップスと同素材のハーフパンツを着せ（海辺気分を味わうためにマリン調にしてみた）、海風が冷たくても大丈夫なように、体温調節がしやすい、取り外し可能なライナーがついた上着をはおらせた。

　二人を見送った後、家でちまちまと家事をかたづけたり仕事をしたりしていたら、ダーからケータイメールが。「若い女と横浜でデート中。」だって。港の見える丘公園でにんまりと微笑んでいるずいずいの写真つき。

　…やっぱり横浜に行ってるし…。なんて分かりやすい人なんだ。こんなことで、知能犯の裏をかく捜査なんかが出来るのだろーか？…と軽く心配しつつ、久しぶりに静かなお茶の時間を味わっているワタクシなんである。