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まずはテストで使用

【XBRL入門:12】periodType属性

2004-12-19 23:25:55 | XBRL
《periodType属性》
XBRLの項目として定義される概念には,ある特定な時点において計測可能な財務概念と,会計期間内の変化量を計測する財務概念とがある。これを区別するために,XMLスキーマの構文に加えて,element要素には,periodType属性を指定できる。periodType属性の値には,"instant"又は"duration"の値を指定し,それぞれ時点又は期間を意味する。

periodType属性の値が,"instant"の場合,この項目がXBRLインスタンスでは,時点を表すコンテキストとして記述されなければならない。periodType属性の値が,"duration"の場合,この項目がXBRLインスタンスでは,期間を表すコンテキストとして記述されなければならない。財務諸表の貸借対照表における残高、注記、そのほか流動資産等の構成要素は,特定のある時点(例えば,2003年3月31日時点)での値であるため,periodType属性の値は,"instant"である。ある期間の売上高,純利益等の会計期間を通した概念や,会計方針等の非数値項目,時点か期間かが不明な場合には,財務諸表は一般に,ある会計期間に対して記述されるため,periodType属性の値は,"duration"とする。periodType属性については,指定してあっても,高度な使用法で無い限り無視されるようなので,最初はあまり気にしないことにする。【XBRL入門:10】で示した"EntityName"のケースでは,periodType属性の値は,"duration"として記述した。

  <xsd:element
      name="EntityName"
      id="xxx_EntityName"
      type="xbrli:stringItemType"
      substitutionGroup="xbrli:item"
      xbrli:periodType="duration"
  />

これでXBRLタクソノミにて,概念を表す語彙の定義(element要素)の説明をひとまず終了する。

次回以降では,もう一度にインスタンスの形式について説明する。《次回》