公衆電話や電柱などにピンクビラ(チラシ)がガシガシ張られているのは全国どこでも同じことだと思いますが、景観を著しく損なう・青少年に悪影響を与える等の理由から、このピンクビラを剥がし、清掃する活動が日々行われています。しかしながら、ビラ業者と剥がす人の間で言い争いも度々起こるそうです。
『何の権利があってお前はビラを剥がすんだ!!』
そう詰め寄るビラ業者も実際に多いのだとか。これは、実際に剥がす人が法の執行者たる警察官ではなく、一民間人である事が多いからであるようです。
前フリが長くなりましたが、先日、私の父かこんな物(冒頭の写真)を貰ってきました。
『ピンクビラ等除去活動者指定証』
最近ではピンクビラ防止条例などの様な、条例によって張る行為自体が刑罰の対象になるようになった自治体も出てきました。福島県では『福島県ピンクビラ等の規制に関する条例』が制定・施行されており、これにもとづいて福島県警(警察署長)が指定証を発行、剥がす等の行為に対して県警のお墨付きを貰えているのです。18歳以上の人なら誰でも申請すれば認定され、ビラを除去する活動が行えるようになります。ピンクビラと云えど製作した者にその所有権などの権利があったりと、実は今まではおいそれと我々がビラを剥がす行為は出来なかったのです。
世の中ってホント複雑怪奇ですよね。1+1は2だけれど、それがそのまま通用しないのが世の中なんですよね。