今日は昨日のブログの続きについてです。
「現在総合サービスが持ち込みしているプラスチックがどのように処理されているか」
についてお教えします。
その前に僕が言う"プラスチック"は廃プラスチックではないことを前提に話します。
結論から言うと総合サービスが持ち込むプラスチックはポリプロピレンやポリエチレン、ポリスチレンなど成分に由来して再生出来るものです。
処理業者の方から会う度に勉強してこれらのものを自社の置き場で分別し、持ち込みしています。
見た目ではわかりませんが、特徴や割った時の断面の形などで判断しています。
これらを持ち込んで、処理業者は通称"ベーラー"という大型の機械で圧縮して正方形の形にしてまた違う国内の業者のところへ運び込まれます。
ここでは特殊な機械でプラスチックを溶かし、液体、もしくは液体にして固めたものを主に中国へ輸出します。
そうなんです。
この工程を踏めば中国に輸出出来るんです!
なぜかというと中国国内における廃プラスチックの環境問題が世界的な規模になっていることを踏まえた上で輸入規制を掛けましたが
"適性に分別されたものを溶かして固めたもの"
は原料の扱いなります(^^)
2017年まではベーラーで圧縮されたものを直接輸出していましたが、選別・溶解という工程を日本国内で行えば中国に輸出出来る仕組みです。
そしてこの加工処理を行っているのは辿っていくと中国企業です。
中国という国自体は環境への配慮が敏感になっていますが、中国国内のリサイクル事業を行なっている企業はまだまだプラスチックを欲しているみたいですね。
一人一人の意識や行動、そして僕たちのような不用品回収業者が適正な作業を行うことは必ず環境問題の改善に繋がります(^^)
現在の廃プラスチックは焼却か埋め立て、行き場を失ったプラスチックは道端に捨てられそれが緑地に留まったり、海に流れることで起きる海洋プラスチックゴミの問題に繋がったりと小さな積み重ねが環境問題にイコールします。
逆もまた然り、一人一人の意識や行動、僕たちのような不用品回収業者の環境への配慮や3R活動が未来の環境、しいては未来の僕たちの生活環境を左右することになります。
生活の中で出来ること、みなさんの周りではまだまだありませんか?(^-^)
それでは今日も頑張りましょう!
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