店社安全衛生管理者の職務

店社安全衛生管理者の職務としては、次のものがあげられる。
①安全衛生管理組織の整備を指導する。
②安全衛生計画の作成について指導する。
③工事の進捗状況の把握と安全衛生計画との整合性
　を指導する。
④安全衛生パトロールに毎月1回以上参加して指導する。
⑤協議組織の活動に随時参加し、助言、指導を行う。
⑥労働災害の原因の調査および再発防止対策の樹立の
　指導を行う。
⑦各種安全衛生情報を提供する。

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店社安全衛生管理者:概要

統括安全衛生責任者（安全衛生責任者）の選任を、法令上
必要としない中規模の現場で、一定数の労働者が作業する
場合には、当該工事を請け負った店社（その工事現場を
直近で所轄する支店、支社あるいは本社等）は店社安全衛生
管理者を選任し、当該現場の統括管理を行う者に対し、指導
などを行うことが規定されている。
その対象となる現場は
・労働者数が20人以上30人未満のずい道等の建設工事、
　圧気工法による工事、一定の橋梁の仕事（一定の橋梁工事
　とは人口集中地区内の①道路上、②道路に隣接した場所、
　③鉄道の軌道上、④鉄道の軌道に隣接した場所）
・労働者数が20人以上50人未満の鉄骨造又は鉄骨鉄筋
　コンクリート造の建築物の建設の仕事
である。

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元方安全衛生管理者

安全衛生責任者を含めた現場全体の統括管理は、
統括安全衛生責任者が行うが、下記事項についての具体的な
実務については元方安全衛生管理者が行う。
①協議組織の設置、運営
②作業間の連絡、調整
③作業場所の巡視
④関係請負事業者が行う労働者の安全衛生教育に対する
　指導、援助
⑤仕事の工程および作業場所における機械、設備等の配置に
　関する計画の作成およびこれらの計画に基づく
　関係請負事業者の作業計画等に対する指導ならびに
　それら機械、設備等を使用する際の関係請負事業者が
　行うべき法定の作業、措置についての指導
⑥その他混在作業による労働災害を防止するため必要な措置

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統括安全衛生責任者：統括安全衛生責任者の職務

①元方安全衛生管理者を指揮すること
②救護技術管理者を指揮すること
③協議組織の設置および運営を行うこと
④作業間の連絡、調整を行うこと
⑤作業場所を巡視すること
⑥関係請負業者が行う安全衛生教育に対する指導および
　援助を行うこと
⑦新規入場者に対する教育のための場所、資料等を作成
　すること
⑧仕事の工程に関する計画等を作成すること
⑨作業場所における機械、設備等の配置に関する計画を
　作成するとともに、関係請負業者が作成する作業計画の
　指導を行うこと
⑩その他労働災害を防止するために必要な事項
・クレーン等の運転についての合図の統一
　・事故現場の標識の統一等
　・有機溶剤等の容器の集積箇所の統一
　・警報の統一等
　・避難訓練の実施方法等の統一

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統括安全衛生責任者：統括安全衛生責任者の選任

工事規模が大きく、常時従事者数が50人以上になると、
元方事業者は労働安全衛生法第15条に定める
統括安全衛生責任者を選任し、その者が統括管理業務を行う。
ただし、ずい道等の建設の仕事等については、
常時30人以上である。

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