劇団りゃんめんにゅーろん稽古日誌

劇団りゃんめんにゅーろんの愉快な日々。

曖昧なものを追求する

2006年05月31日 | ビーナスの桎梏
りゃんめんにゅーろん 南出謙吾


今日は読み合わせです。
脚本を、俳優が各々に割り当てられた役柄で読む。

小学校授業で国語の教科書を、交互にあてられ、嫌々ながら読まされてた。
あれから、二十数年。
今、それを、好き好んでやっている。われながら変な集団です。

小学校のときは、本当、棒読みでただ読むだけ。
上手な子でも、字面から額面どおり受け取れる印象でもって、
流暢に強弱をつけて大仰しく読む程度。

でも、
今は、大人になりました。
今は、役者をやってます。

だから、もう少し(少しじゃアカンけど)上手に読めます。

大きな違いは、
そうであること、と、
そうみせること、
を意識していることかな。

台詞を言う理由・心情・経緯・関係・背景をじっくり考えて、
それを、どのように客席に受け取ってほしいかをじっくり考えて、
台詞を言っている。

面白いですよ。
雲をつかむような曖昧なものを追求するのは。
皆さんも、別に芝居を立ち上げるまでしなくても、
仲間でたこ焼きパーティーでもしながら、本読みをしてみてはいかがでしょう。
・・・するわけないっすね。

今日の稽古を見ながら、そんなことを考えていました。