COSMOS 宙色のきらめき

徒然なるまま思うこと…

「ベルばら」役替わり公演観劇

2014-05-27 20:24:39 | 宙組
今日は宙組「ベルばら」役替わり公演を観劇。


アンドレ 緒月遠麻さん。
ジュローデル 朝夏まなとさん。
アラン 七海ひろきさん。


公演も後半近くになると、迫力や深みが増してきて、オスカルの凰稀かなめさんも力強さが出て、演技にも心が入ってきた感じ。


一部の前半はうわべだけのところもあって、歌もそんな感じだったけど…。


でも、初見よりも数段良くなって、今回は涙腺が緩んだところもあった。


それは、三部会閉鎖の下りでの、ジュローデルと衛兵隊などとのやり取り。


そして、アンドレの目が見えないことを知ったアラン、衛兵隊隊員達との男の友情に泣かされた。


大体、この場面には毎回泣かされるけど、前回観た宙組アラン緒月、アンドレ朝夏バージョンでは全く心に響かなかったのに…今回のアラン七海、アンドレ緒月バージョンでは、かなりウルウル~。


今回の役替わり、ジュローデルの朝夏まなとさん、アラン七海ひろきさんが良かった。


どちらかといえば、今回バージョンが好み。

それにしても、今回の「ベルばら」は特に公演前半と後半の舞台の完成度に差がありすぎ。


後半のほうが練り上げられていくとはいえ、前半があまりにも良くなかったなぁ~


今回やっとビジュアルに中身が付いてきた感じ。


しかし、公演後半ともなると、出演者の皆さんは体調管理が大変


専科の一原けいさんは風邪を引いたのか?喉を痛めたのか?声がガラガラて辛そうだった。

元々、芝居に情感のない方なのに…婆やのオスカルに対する深い愛情が全く感じられず、残念。


また、蓮水ゆうやさんも喉を痛めている様子。

こちらは、前半の存在感のないベルナールから、今回は力強さも少し見られて、ベルナールみたいになってきたので良かった。


いずれにしても、体調が早くよくなりますように!



「ベルばら」観劇

2014-05-05 17:20:24 | 宙組
オスカルのペガサス宙乗りで、話題の「ベルばら」オスカル編を観劇。


超豪華な舞台と凰稀かなめさんのビジュアルの美しさを楽しむ替わりに…物語の浅さが際立った「ベルばら」で、私が一番涙の出ない舞台だった(笑)


今回はオスカルの誕生から丹念に描く、新たな試みの作品という事。


父親であるジャルジェ将軍の跡継ぎ誕生にかける想いなどがよく描かれていたが、肝心のオスカルの苦悩…男の子として育てられたなかの強さと弱さや心の動きなどは伝わってこず、オスカルとアンドレの出会いの場面もなかったので、アンドレとオスカルの絆の描き方も非常に浅かった。

特に、オスカルが近衛隊から衛兵隊に転属する迄の経緯も、父親であるジャルジェ将軍がカーテン前の説明台詞で終ったのが残念。


三部会閉鎖など、最近はあまり描かれていない場面などが新鮮ではあったが、ベルナールとロザリーなどの夫婦愛も見られず、庶民の疲弊や不満の描き方は不十分。


これまで私が生で観た「ベルばら」のなかで一番感動が薄かったのは残念。


昨日のNHKスペシャルであったバラのタンゴは迫力があって感動した。


今回は1回の観劇で充分なんだけど、役替わりがあるので、あと1回は観る予定。