route23

些細な日頃。

同じ環境

2005-06-07 00:04:13 | sadly
米倉涼子がいじめられる?!普通の主婦の役をすると言う話題のドラマが始まった。
もちろん私も楽しみにしていた一人である。
初回の今日は少し長めの拡大版でテレビの前のソファで寝ている旦那をよそに
「不倫」だ「浮気」だ「愛人」だ・・かなりドロドロしぃ番組をかじりついてみていた。
 
 今回?これから?のテーマは「子供」
好きな人が来たのなら女は誰だってその人の子を産みたくなる。それが本能
とでも言うような感じでテンポ良く流れていった。

 本当の妻には子供が出来ないのに浮気相手に子供がいた。。もちろんそれは旦那の子
どうして自分には授からないのかと焦る妻・・


 実は友人で似たような話の人がいる。
夫婦としては申し分ない。子供も嫌いなわけじゃない むしろ欲しい。
そして不妊じゃない。

 妻は欲しいから 作ろうと話しを持ちかけるらしい。
しかし相手は聞く耳持たず。
いつかできるさとはや5年。
いろんな手を尽くしてみても乗り気ではなく協力してくれず作れない。

 年は34歳。
もう決して若くは無い年。
未婚ならともかく既婚であるから故早く産みたいのだ。
周りの言葉も向けられるのはその話ばかり。
夫婦仲には何の問題もないので外から見ても仲良し。
そんな二人を周りが見ているから「子供はまだなのか?」と、周りが焦るらしい。

赤ちゃんが欲しい・・その一心だけなのに耳も傾けてくれない旦那。
好きな人の子を産むのが女の幸せ 彼女はそう言う。

このドラマを見ていてちょっと胸が痛かった

電話でいつも愚痴を聞くのだがこの間
「私ってお金はないわ 幸せは無いわ 赤ちゃんはいないわ・・結婚してな~~んにも手に入れてないの。この先な~~んにも残らないの」
掛ける言葉が見つからなかった。

今の私はな~~んにも無い
お金もない 自由も無い 時間もない 職も無い
けど私の遺伝子が半分入った子供が二人もいる。
些細で忘れていたけれど何も残らなくない 私には子供がいる。
いつまでもいつまでも私の子供。
残るものがある私が声を掛ける事なんて出来ない・・

 今も彼女は平穏に過ごしている。
子供が欲しい 子供が欲しい 呪文のようにつぶやきながら。
そして メールや電話 人伝で「子供が出来たの!」という言葉を何度も何度も聞いては泣いている。
「また先を越されちゃった」
苦しい立場で今日も過ごしているに違いない。

欲しいのに出来ない ではなく
作りたいのに作れない
世の中にはそんな「不妊症」がいるのを覚えていてもらいたい