週明けから再開された関西独立リーグの公式戦。今回は明石レッドソルジャーズの本拠地たる明石公園第一球場へ、明石対神戸の試合を観戦しにまいりました。
西宮市から明石へは、JRと阪神・神戸高速・山陽の三社直通というの2つのルートがあります。
特に今回は、山陽電車が明石レッドソルジャーズのスポンサーになっているということで、後者のルートを選びました。
山陽電車はスポンサーとして明石の公式サイトにバナー広告を出しているほか、ユニホームにも広告が出ています。
これだけでも結構な支援ぶりだと思っていたのですが、まだありました。
電車の中吊りに、明石の広告。
さらに、明石の公式戦のチケットを呈示すれば、山陽明石までの割引往復乗車券が買えるのです。区間によって50円から400円以上も割引になるわけです。
駅にもポスターがありました。明石球場最寄りの山陽明石なら分かりますが、全然関係ない駅です。
山陽電車のフリーペーパーには、明石の特集が。
このほか、写真には取れなかったのですが、山陽明石駅のコンコースでは明石主催試合のチケットを駅員が売る姿まで見かけました。
山陽電車といえば、最近元気がないとはいえ準大手私鉄の一角、当然上場企業です。
それだけの企業ですし、正直なところお付き合い程度の支援でも十分嬉しいと思ってたのですが、これはどうやら本気で肩入れしているようですね。
意外なことに驚きもしましたが、関西独立リーグのファンとしては非常にありがたいことです。
というわけで、感謝の意を込めて(?)買ってみました。
明石のマスコット「ソルちゃん」をメインにした、山陽電車のプリペイドカード「エスコートカード」です。
明石に着きました。球場がある明石公園では、地場の名産品を揃えた「あかしスタジアムマルシェ」が開催中。6月末の公式戦でも開催するそうですよ。
球場にやってきました。さすが明石だけあって、必勝ダルマがタコになってます。
寄せ書きなどもあるんですが、
く、苦しい……
頑張って考えたのは分かるんですが。
球場では先ほどイラストのあったソルちゃんの実物が登場。
背番号は子午線にちなんで135。明石なので当然です(笑)
明石の応援団。チームカラーの赤でキメています。
しかし、こうなると応援団がないのは神戸だけなんですよね。なんとかできないもんですかねぇ(ぶつぶつ
さてさて、試合です。こちらが当日のスタメン。
明石の先発は「明石焼大好き」前田勝。以前はクローザーでしたが、最近先発に変わったようです。
前田はベテランとは思えない勢いのある球で、神戸の打者を翻弄します。
4回まではパーフェクトピッチング、5回に味方エラーで初の走者を出すも、後続を併殺に打ち取り、その後も神戸の打者に手も足も出させません。
一方、神戸の先発はサブマリン大島。しかしこの日は細かい制球に苦しみます。もう少しでストライクという惜しい球が続き、カウントを悪くしてはピンチを招いてしまいます。
2回には2死2塁から米田がタイムリーで1点を先制。このあと何とか踏ん張りますが、0-1のまま5回を終了します。
そしてグランド整備の合間に、「明石レッドソルジャーズの横井選手から、スタンドのお母様にメッセージがあります」という旨のアナウンスがありました。
あれ? 選手紹介とかならまだしも……と疑問に思いつつ見ていると、その横井が登場。
横井のご母堂はガンで闘病中。2回の手術を経験し、息子の試合を見るべく治療に努めてきました。
その甲斐あって、最近体調が回復してきたので、この日愛知県から明石まで観戦に訪れたのだそうです。
詳しい話は明石の球団ブログ、あるいは横井自身のブログをご覧いただければと思いますが、彼にとってこの日は1ヶ月遅れの、待ち望んだ「母の日」だったのです。
そうなると、いいところを見せないわけにはいきません。そして、チャンスは6回にやってきました。2死満塁でバッター横井、ここぞという場面です。
そして、横井がやりました! ライトへの2点タイムリー、貴重な追加点です!
3点のリードを奪い、先発前田は絶好調。どう見ても明石が有利、神戸はなんとかノーノーだけでも避けられればというレベルです。
神戸は6回で大島を諦め、7回に治下を投入。テンポよく3人を打ち取ると、ここから流れがわずかに変わります。
8回、ついに奥脇がチーム初ヒット! この回得点は入らなかったものの、なんとかアリの一穴は開きました。
その裏は三番手北岡が3人で切り抜けると、最終回にドラマが待っていました。
ここまで順調以上の投球を続けてきた前田。しかし、この回になると打ち取った当たりが野手のいない所に飛ぶなど、突如ハードラックに見舞われます。
これでやっとエンジンがかかった神戸打線。まずは武田のタイムリーで1点を返します。
さらに、前の回でもヒットを放った奥脇が続いて2点目。
そして2死2,3塁から金谷が2点タイムリーを放ち、ついに逆転!
7回までは絶望的な流れだったはずが、気がつけば神戸が逆にリードを奪いました!
これで明石は前田が降板、福泉がマウンドへ上がります。しかし、終盤まで圧巻の投球を見せた前田には、明石応援席から温かい拍手が送られました。
9回裏、神戸のマウンドに上がるのは、もちろん守護神小園です。
小園は明石打線を難なく打ち取り、神戸が逆転勝利!
最終スコア。神戸にとっては屈指のナイスゲームでしたが、明石にとっては悔いが残る試合となりました。
それにしても、前田が8回途中までノーノーだったうえ、横井の母親が観戦に来ているなど、明石にとってはぜひとも勝ちたかったはずの試合です。
にもかかわらず、神戸が土壇場で空気を読まない大逆転。
この辺り、NPBの鴎を彷彿とさせないでもありません。
これも園川コーチ(当時)直伝の猛鴎魂を末永が伝道した結果なのでしょうか。うーむ。
西宮市から明石へは、JRと阪神・神戸高速・山陽の三社直通というの2つのルートがあります。
特に今回は、山陽電車が明石レッドソルジャーズのスポンサーになっているということで、後者のルートを選びました。
山陽電車はスポンサーとして明石の公式サイトにバナー広告を出しているほか、ユニホームにも広告が出ています。
これだけでも結構な支援ぶりだと思っていたのですが、まだありました。
電車の中吊りに、明石の広告。
さらに、明石の公式戦のチケットを呈示すれば、山陽明石までの割引往復乗車券が買えるのです。区間によって50円から400円以上も割引になるわけです。
駅にもポスターがありました。明石球場最寄りの山陽明石なら分かりますが、全然関係ない駅です。
山陽電車のフリーペーパーには、明石の特集が。
このほか、写真には取れなかったのですが、山陽明石駅のコンコースでは明石主催試合のチケットを駅員が売る姿まで見かけました。
山陽電車といえば、最近元気がないとはいえ準大手私鉄の一角、当然上場企業です。
それだけの企業ですし、正直なところお付き合い程度の支援でも十分嬉しいと思ってたのですが、これはどうやら本気で肩入れしているようですね。
意外なことに驚きもしましたが、関西独立リーグのファンとしては非常にありがたいことです。
というわけで、感謝の意を込めて(?)買ってみました。
明石のマスコット「ソルちゃん」をメインにした、山陽電車のプリペイドカード「エスコートカード」です。
明石に着きました。球場がある明石公園では、地場の名産品を揃えた「あかしスタジアムマルシェ」が開催中。6月末の公式戦でも開催するそうですよ。
球場にやってきました。さすが明石だけあって、必勝ダルマがタコになってます。
寄せ書きなどもあるんですが、
く、苦しい……
頑張って考えたのは分かるんですが。
球場では先ほどイラストのあったソルちゃんの実物が登場。
背番号は子午線にちなんで135。明石なので当然です(笑)
明石の応援団。チームカラーの赤でキメています。
しかし、こうなると応援団がないのは神戸だけなんですよね。なんとかできないもんですかねぇ(ぶつぶつ
さてさて、試合です。こちらが当日のスタメン。
明石の先発は「明石焼大好き」前田勝。以前はクローザーでしたが、最近先発に変わったようです。
前田はベテランとは思えない勢いのある球で、神戸の打者を翻弄します。
4回まではパーフェクトピッチング、5回に味方エラーで初の走者を出すも、後続を併殺に打ち取り、その後も神戸の打者に手も足も出させません。
一方、神戸の先発はサブマリン大島。しかしこの日は細かい制球に苦しみます。もう少しでストライクという惜しい球が続き、カウントを悪くしてはピンチを招いてしまいます。
2回には2死2塁から米田がタイムリーで1点を先制。このあと何とか踏ん張りますが、0-1のまま5回を終了します。
そしてグランド整備の合間に、「明石レッドソルジャーズの横井選手から、スタンドのお母様にメッセージがあります」という旨のアナウンスがありました。
あれ? 選手紹介とかならまだしも……と疑問に思いつつ見ていると、その横井が登場。
横井のご母堂はガンで闘病中。2回の手術を経験し、息子の試合を見るべく治療に努めてきました。
その甲斐あって、最近体調が回復してきたので、この日愛知県から明石まで観戦に訪れたのだそうです。
詳しい話は明石の球団ブログ、あるいは横井自身のブログをご覧いただければと思いますが、彼にとってこの日は1ヶ月遅れの、待ち望んだ「母の日」だったのです。
そうなると、いいところを見せないわけにはいきません。そして、チャンスは6回にやってきました。2死満塁でバッター横井、ここぞという場面です。
そして、横井がやりました! ライトへの2点タイムリー、貴重な追加点です!
3点のリードを奪い、先発前田は絶好調。どう見ても明石が有利、神戸はなんとかノーノーだけでも避けられればというレベルです。
神戸は6回で大島を諦め、7回に治下を投入。テンポよく3人を打ち取ると、ここから流れがわずかに変わります。
8回、ついに奥脇がチーム初ヒット! この回得点は入らなかったものの、なんとかアリの一穴は開きました。
その裏は三番手北岡が3人で切り抜けると、最終回にドラマが待っていました。
ここまで順調以上の投球を続けてきた前田。しかし、この回になると打ち取った当たりが野手のいない所に飛ぶなど、突如ハードラックに見舞われます。
これでやっとエンジンがかかった神戸打線。まずは武田のタイムリーで1点を返します。
さらに、前の回でもヒットを放った奥脇が続いて2点目。
そして2死2,3塁から金谷が2点タイムリーを放ち、ついに逆転!
7回までは絶望的な流れだったはずが、気がつけば神戸が逆にリードを奪いました!
これで明石は前田が降板、福泉がマウンドへ上がります。しかし、終盤まで圧巻の投球を見せた前田には、明石応援席から温かい拍手が送られました。
9回裏、神戸のマウンドに上がるのは、もちろん守護神小園です。
小園は明石打線を難なく打ち取り、神戸が逆転勝利!
最終スコア。神戸にとっては屈指のナイスゲームでしたが、明石にとっては悔いが残る試合となりました。
それにしても、前田が8回途中までノーノーだったうえ、横井の母親が観戦に来ているなど、明石にとってはぜひとも勝ちたかったはずの試合です。
にもかかわらず、神戸が土壇場で空気を読まない大逆転。
この辺り、NPBの鴎を彷彿とさせないでもありません。
これも園川コーチ(当時)直伝の猛鴎魂を末永が伝道した結果なのでしょうか。うーむ。
だからって訳じゃないんですが、直後に阪神・近鉄も絡んだダイヤ改正でまるで山陽電鉄が改正ではなく「改悪」となり、まぁ、滑って良かったのかなと負け惜しみ。
ルパートさん行ってらっしゃったんですね。
>ソルちゃん
「そんな名前だったのか!」と知ると同時に、イラストじゃない姿を始めてみました。
いつも鯛を持ってるわけではないんですね(^^;
それはそうと今度12日の尼崎行こうと思ってたんですが、なんか吉田えりが登板予定という報道を聞いて萎えています(--;
めちゃ人多くなりそうで・・・尼崎ってそんなに大きい球場じゃないですよね。
とかなんとか言ってても、たぶんいくと思いますけど(^^;
いくらなんでも、直特・特急の停車駅を増やし過ぎですわな。
本来手をつけないといけないところは他にあるんで、
(ex.神戸高速直通運賃・速度向上)
そこを直さないと、この先もずっとジリ貧のままではないかと。
難しいとは思うのですが……
私は仕事で多分無理なんですよ(涙
尼崎球場は今回も今回で、結構入るとは思います。
ただ、前回3,000人以上入った時は入場無料でしたし、
その時よりは、多少は減るような。
いや、減ってもらっちゃ困るんですが(苦笑)
MMR「突発性藪炎上症候群はまだ根絶されていなかったんだ!」
な(ry
しかし、前田は終盤までほぼ完璧だっただけに、
つくづく9回が惜しまれますね。
とはいえ、あの投球でクローザーを出すってのもあり得ませんし、
運が悪かった、としか言いようがありません。