ネパール旅行感想作文 2

今回の旅行の行程は
前後一日が移動日の中三日カトマンズ泊まりの5日間であった
連れ合いと娘は私たちが帰国に日にポカラに行き二泊
次にチトワンに行き　チトワン自然国立公園で象にのる予定
今週の土曜日に帰ってくるはずである
カトマンズでの三日は何の予定も立ててはいなかったけれど　
私の希望はナガルゴットとという都市と　エベレストエアツアーだった
後者は達成できたが　前者はかなわなかった

アジア中近東専門の旅行会社でツアーを組んでもらったのだが
私たちについたガイドのラジさんはとてもいい人で
フリータイムについてもいろいろ面倒を見てくれるので
チケットやタクシーの手配など　ほとんど何もせずにすんだ
お金の通貨単位はほぼ一緒なのだけれど　なんせ物価が違う
観光地の値段で　日本の四分の一　
市民の暮らしとなると十分の一くらいの感覚である
ラジさんは　なかなかのやり手で　日本人の心とお金をつかむの上手　笑
とても心地よく　納得のいく金額でいろいろなものを提供してくれた
そして今回の旅行の目玉となったのは　ラジさんの親せきの結婚式参列となったのだった
その話は　次のページにゆずるとして・・・

カトマンズ二日目のメインは　エベレスト遊覧飛行だった
朝五時半に国内線の飛行場に向かい　フライトの時を待った
天候がすぐれずに　なかなかGOサインが出なかった
結局六時半出発が七時半になった
飛行時間は一時間である
雲を抜けて青空に出会って　しばらく水平飛行をすると
10分くらいでヒマラヤ山脈に到達した
はるかかなたにエベレストがあるとアテンダントが教えてくれた
乗客は16人程度で　一人ずつコックピットから写真を撮らせてくれた
私は　前の席だったので順番が早く　コックピットからのエベレストは
うんと小さくしか見えなかった
でも飛行機がエベレストの近くなったら　自分の座席の窓からでも
十分にその雄姿を堪能できた
気高くて神々しい・・・何物もよせつけないような山だった
機内の人だれもがとても興奮していた
私自身　たかが山・・という気持ちもなくはなかった
でも実際に山肌まで感じられるような場所で見ると
エベレストを中心にした雲上に広がる山脈は
本当に美しく稀有な存在に感じられた
それは　私たちに大きな感動を与えてくれた

私は自分がなんてちっぽけなんだろうと思った
二十年も前　ヨセミテ公園に行った時にも感じたけれど
圧倒的な大自然の中では　人の言葉など通用しなくなる
私なんて　メクソハナクソの類にもなりはしない
放射能のこと　更年期障害のこと　日々の雑用のこと
さまざまに起こる人間関係の煩わしさのことなど
本当に些細なことのように感じられた
どうでもいいよねという投げやりな意味ではない
自分の心が囚われてしまっている何かからときはなたれた感じだろうか
自分ってちっぽけなんだと思える広い心　自意識過剰からの解放かな
・・・そんな感じがとっても心地よく私の心に広がった
（いい意味での開き直りに通じるかな＾＾；）

そして　帰路でもっといいことがあった
なんと！　虹の親分　ブロッケン現象に出会えたのだ
自分の乗っている飛行機が朝日を受けて雲海に影を落とす
その影の周りに　丸い円を描く虹が見えたのだ♪
登山する人は自分の影にブロッケンを発見することがよくあるという
一度はそんな体験をしてみたいと思っていた
自分の影ではないけれど　とりあえず自分の乗っている飛行機で♪
一時間のフライトはブロッケンで幕を閉じるという幸せなものとなったのだった

その後　いったんほテルに帰って遅い朝食をとった
そしてラジさんの奥さんがサリーのお店を開いている町パタンへ向かった
午前中は　私たち家族だけでパタンの街を散策した
自分たちだけというのも　ちょっと楽しい
何が出てくるかわからない楽しさがある
いろいろなお店をのぞきながら博物館を目指した
昔の王宮だった場所に美術館があり　王様が使っていた玉座や
古い仏像などが多く展示されていた

午後にラジさんと一緒に歩いて回った
娘はサリーを着つけてもらいご満悦～～
のんびりしたよい一日だった

昼夜とも　当然ネパール料理！
モモという餃子みたいな食べ物の各店食べ比べも楽しかった
私はやはり餃子と同じく　ゆでたものよりも焼いたものが好きだった


・・・・・・

写真は私のカメラでできる限りの大きさで撮ったエベレスト
ほかの山よりもちょっと高いからわかるでしょう？

ほんとっ　きれいだったな～～