ドイツ鉄道の旅 1

2017-12-11 16:08:30 | 旅日記
念願のドイツ列車の旅を敢行している
今回はいつもの美術館巡りに加えて
クリスマスマーケットも楽しむ

旅先のWiFi環境も快適で ブログも書ける
なんて贅沢なんだろう
いろんな夢を叶えられることに感謝

まずは美術館巡り前半
旅の3日目は相棒のキリくんと別行動して
フランクフルトのシュテーデル美術館と
ダルムシュタットのヘッセン州立博物館が目的

雪の降る中 まずはシュテーデルへ、、
ホテルから近かったけれど
寒いのでバスに乗った

ここでの目当ては なんといっても
ボッスのエッケホモ
左下の書き残しは
図録で見ていただけでは分からなかった
ボッスの描く人間の愚かさが胸をつく
キリストはあくまで人間的で
これから起こりくる自分の運命に
恐れおののいている




あとはヤンファンエイクの聖母子像
北方ルネサンスの筆致を楽しむ



ボッティチェリやクリヴェッリも定番の美しさ
やっぱりクリヴェッリの冷ややかさは最高だわ





作者は忘れたけれど 有名な絵を見逃さずに見た
白を基調にした服に身をまとい
艶かしい中性的な女性



ここの目玉のフェルメールの地理学者は
ワシントンに出稼ぎに行っていて会えなかった
少し残念、、、気を取り直して
マイン川沿いの雪景色を見ながら駅に向かう
ダルムシュタットまで電車で30分
駅から雪の中を 博物館まで20分歩く
大変だったけど なんか 楽しかった
目的のある旅は楽しい
途中の町の雪景色も綺麗だった
道はわかりやすくて私でも迷わなかった



今回の旅 最大級のお目当ての絵
ブリューゲルの カササギのいる処刑台
人は死がいつも隣り合わせにあるのに
それに気づかずに 浮かれて過ごしている
、、、とも読めるし
死も享楽も 自然の中にあってはささいなこと
、、、とも読める
左手前で 排便をしているのは
権力への抵抗であるとか
その愚かさへの揶揄、、、とも読める

解説本を読めばいくらでも教えてくれることは
私が言うまでもない

私にはとにかく遠景の透明感がすてきに思えた
また 近くによれば細部まで描かれていることに驚嘆
バベルの塔ほどの大作ではないけれど
最晩年の傑作と言っていいのではないかと思う



興奮しててカメラが傾いております 笑



ここの博物館のもう1つのお宝は
リューベンスのディアナ
これは 今回見た中で 一番大きい絵で
なおかつ 丁寧に描かれていて
リューベンスらしさを満喫できた



そのほか ドイツ絵画の充実に舌鼓を打った
大満足の絵画鑑賞の1日となった

ヘッセン州立博物館はとてもすてきな建物だった









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夢は小さく | トップ | ドイツ鉄道の旅 2 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

旅日記」カテゴリの最新記事