北イタリア美術巡り 絵画編 2

2016-10-10 21:31:13 | 美術館
ルネサンスの幕開けと言えばジョット 
ジョットといえばスクロベーニ礼拝堂
スクロベーニと言えば パドバ
・・・ということで ミラノからベネチアに行く途中
パドバに宿泊しました
ホテルのガラスのシャワードアが外れて
粉々になったガラスを浴びるというアクシデントもありましたが
パドバの街を堪能できました
パドバ大学では ガリレオが教鞭をとった教室や
世界で最初の解剖学教室を見学しました
解剖学教室は 解剖をする寝台の周りに
らせん状階段の見学立ち見席があって一度に
100人くらいの生徒が解剖を見学したそうです

さて 絵の話 まずは スクロベーニ礼拝堂から・・・
礼拝堂に入る前に ビデオを見させられたりしますが
堂内は15分くらいゆっくり見ることができて満足しました
なぜか 礼拝堂正面壁画を撮り忘れていました

でも 背面のこの最後審判図は やはり素晴らしかった!
わたし的には 地獄絵図とかが面白かったです


 

キリスト伝 マリア伝も 想像していたとおり素敵でした
思っていたよりも 優しくかわいらしかった
名場面 キリストとユダの接吻をあげておきます
本当に表情が豊かでした
兵士の耳を切るヨハネの緊迫した表情を見逃してはいけませんね



なんといっても 天井のラピスラズリの青は美しかったです



びっくりしたことに トラムの椅子が スクロベーニの天井の模様でした
なんだか とっても得した気持ちになりました




ジョットの絵で有名な礼拝堂ですが
ジョバンニピサーノの聖母子像も必見でした
すらっとした立ち姿が美しかったです



スクロベーニ礼拝堂の他にもサンジョルジョ礼拝堂もありまして
こちらはジョッテスキのキリストの一生を描いたフレスコ画ありました
堂内一面のフレスコ画はスクロベーニに劣らず素敵でした



礼拝堂の二階は司教座参事会議室になっていました
訪れる人はほとんどいないようですが
私としてはとても見ごたえのある絵画がたくさんありました
描かれた絵のテーマはほとんどが様々な聖人の奇蹟でした

中でも素晴らしかったのは
若きティツィアーノの描いた 母の無実を証明する赤子 でした
ティツィアーノのフレスコ画を見ることができてよかった・・・
淡い色調ながら 色とりどりで 登場人物の表情も柔らかく
伸びやかなおおらかさを感じる作品でした




ティツィアーノのフレスコは四枚ありました
写真に収めたのは三枚
上の一枚と 下の二枚です
左側は 切れた足を元に戻した奇蹟の話
あとはなぜか 妻の非を責めて夫が妻を殺す場面でした


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