風邪っぴきのなか、東京に嫁ぐ、娘のような存在の友人の結婚式へ。この子との思い出はありすぎるほどにある。、羽田から六本木までの電車の中、
いっしょに作ったイベントや手伝ってもらったライヴのこと、どんなときも快く引き受けてくれたことなどを想う。
六本木のライヴハウスでの結婚式・披露宴・二次会はちっとも飽きさせないエンターテインメントの世界。新婦の地元松山班も歌にスピーチに大活躍。。。。スピーチ、こんなんあり~?みなさんアナウンサーさんだったんです。「え~」とか「あの。。」とかまったくない、ツラツラと原稿なしで美しいいでたちと声でお話なさる。質問を受けるわれらが新婦も「絵本読み聞かせ」のようなやさしい艶やかな声で答える。いや~すごかった。
師匠のお唄に大泣きする花嫁さん、3年前、はじめて先生に会ったときに声を発するかわりに涙をポロポロ流した、あのときのままの「きもち」が今もかわらずにあるのだな、この子はなんと純粋な。などと時折感じつつ、パーティーは華やかにすすむ。
まばゆいばかりの花嫁。想像どおりの美しさ。グリーンを基調とした店内に合わせたというピンクのうちかけ姿。
私のまわりにいる若いともだちたちにも今日の花嫁のように幸せな結婚式をあげてほしいと想った。(写真掲載本人確認済)
そんななか、駆け込み友人が披露宴最中にご祝儀袋を私に差し出し、「これどうやって、渡そうか」と言う。見てみるとそこには!
自分の名前を書くべきところに新婦の旧姓が書かれているではないか!!!
私たちのテーブルは大爆笑。するとその友人「アイツ~っ、書き方をここのカウンターの子に聞いたんよ!だまされた~」
そこは、相手のお名前を書いてください。と言われて自分の名前を消し、書き直したそうな。
アホや~っ 爆笑
この友人は二次会でも、はちゃめちゃステージで場内大爆笑「○○ちゃんサイコー」という大絶賛をうけて、いいとこぜんぶ持ってった~笑
アクシデントを逆手にとって大成功!でもこれは計算してできるものではないのだから、憎めなくてかっこいい!見直したぞ!
(ノリノリのステージをつづけていた彼、キース・リチャーズノリでステージをこちらへあちらへ動き回っていた、そのときギターのコードがアンプから抜けた!彼のリアクション、後ろを振り返り「あれ?!」そしてアンプにラインを差し込む。客席に向かって、にこっ。今思い出しても、おかしくておかして声を出して笑ってしまう)
アヤコレットの愛の讃歌もよかったな。新婦の師匠のお唄は、この世のものとは思えなかった。特に二次会での「朝花」は、あの地面から天へ押しあげるような声にふるえてしまった。新郎がいつもピアノで参加しているお○キさん、歌がすばらしいのは誰もが知ることだが、語りにマイってしまった。あの方のお人柄なんだよね、とアヤチャンとあとで話した。二次会の後半、なんだこのおっさんは。。。と思ったのはほんの数秒、あっというまに彼の世界に惹きこまれた伊藤多喜雄さん!「今日は40曲唄ってきたよ」と楽しいMCから流れるように「長持歌」。 うまい!!!!! すごい!民謡に感動するとは50年間思いもしなかった。
一日がかりだったのにちっとも疲れない結婚式披露宴二次会。そのわけは、音楽に満たされていたということだろうか。
翌日、アヤコレットと銀座のマリアージュでお茶。アヤちゃんは、ダージリンのセカンドフラッシュ。お番茶のような香りがした。私はフルーティーなマルコポーロを選んだ。マルコポーロ。。。マルコポーロ。。。もしかして。。。家に戻り、アヤちゃんに前にもらった紅茶の袋を見たら、やっぱり「マルコポーロ」と書いてあった。100種類以上もある紅茶の中から、わざわざ同じものを選ぶなんて、アホや~。
この紅茶、一人分¥1000。笑 2時間ほどまった~りしたあと羽田に向かう。途中で電車乗り換えて別れようね、と言いながら、アヤちゃんはとうとう、羽田までついてきてくれた。この子とは、生まれる前から繋がっていたのかしら、と思うくらいに気をつかわなくてすむ。この感覚がアメリカに住む親友のMikkiととても似ている。
戻ってすぐはるこがやってきた!
ほっ。
つーちゃんにもらったプレゼントであそぶあそぶかわいいはるこ。はるちゃんの顔を見たら、いやーなことも忘れるとは、つーちゃん。
この子もいつか幸せな結婚式をあげるのだろうか。
はるこのママがもってきてくれたライヴアースまつやまのりサイクル食器のための汚れをとるぼろ布。きちんとティッシュ織りにしてある!なっちゃんの驚く顔が目に浮かぶ。はるこのママはいつも想像以上のことをしてくれる。天才じゃ。
草月流VS白い器展での生け花ライヴ。ちょっと前のものだが、すばらしいライヴだった。丈のあるカスミソウをチョキンと切ってしまってベースにあわせる。スティールグラスを折ってガラス2本に生ける。目から鱗のさまざまなアレンジメントに興奮してしまった。何をやってもサマになるのは、愛媛を代表する作家さんたちの白い器がそこにあるから。どの作品もほんとうにすばらしかった。愛媛に居てよかった!と思う瞬間。
ひときわ目を惹く友人の生け花。
とうとうこの世にいなくなってしまったアントニオ。つらいときに届けてくれたmちゃんのおはな。いつもステキだ。
アントニオの小屋は花壇になった。
母が毎日のように庭造りをしてくれる。私も母も癒される。