思いは実現する

日々の考えや覚書、構想などを思いつくまま記していきます。

「やる気」を生じさせる

2007-02-12 14:31:09 | やる気
 次のとき,「やる気」が生じ,安定した状態で物事に取り組めるようになる。

  1 やることを「大枠」「今後の予定」を知り,「見通し」を持つ。
                              (全体・概要)
  2 具体的にどういうことをしていくのか仕事の「具体内容」を知る。
                              (部分・詳細)

 以上のことを知り頭にインプットすることで,「やる気」が生じる。仕事内容についてのイメージも膨らみ,アイデアも湧き出てくる。

 これは,

 「やることの『概要』を知る。それも『構造的に』知る。
  また,仕事内容の詳細を明らかにし,エネルギーの向ける対象がはっきりさせた」

ために,このような状態をつくれたのである。

「やる気」をつくる~モチベーション~を高める~

2007-02-12 14:28:10 | やる気
 取り組むことが具体的でないと,行動する意欲は喚起されない。
 これは,行動を向ける対象が漠然としすぎていて,エネルギーの向けようがないからである。
 取り組むことが具体的なとき,人間は「意欲的」になる。

 人間は,元々,生きていくための生衝動とも言える根源的な「欲」を持っている。しかし,この「欲」は漠然としたもので具体性を持たない。
 この漠然とした方向性もない形もない人間の根源的な「欲」に,方向性や目的を与え,具体性を持たせることで,行動のための「意欲」が生じるのである。
 その意欲が,行動と結びついたときに,「やる気」が生じる。
「やる気」とは,具体的な欲の方向性,すなわち目的と行動が結びついたとき沸き上がる。

 さて,その漠然とした欲に方向性や目的を与え,具体性を持たせるものは何か。
 それは,大脳新皮質である。
 大脳新皮質は,漠然とした欲に具体性を持たせ「やる気」を喚起するきっかけをつくってくれる。やる気のための動機づけとコントロールを大脳新皮質がしてくれるのである。

 原則 「やる気を引き出す」ために,次のことをせよ。

1 仕事内容を「具体的に設定」せよ!
  それも「小さな『かたまり』に細分化」して設定せよ!

2 着手しやすい状態を作れ!
  とにかく着手し,「作業興奮モード」を作れ!

3 仕事内容に意欲を高める「目的」を与え,「性格」付けをせよ!
  それによって,意欲が「やろう!」という意志まで昇華する。 

「自分がなすべきこと」をキーワード化する

2007-02-12 14:20:51 | やる気
「自分がなすべきこと」をキーワードで表す。これが大事だ。
 なぜなら次の二つの点で有効だからだ。
   
 (1)検索しやすくなる。(思い出しやすい。)
 (2)体系化・大綱化しやすくなる。

 つまり,「自分がなすべきこと」をいつも意識の上に乗せることができ,着手しやすくなるのである。

 以下のように,「なすべきこと」をキーワードで表そう。

<キーワード>
  ・
  ・
  ・

「やる気が起きない」ときの対処法

2006-03-11 10:26:46 | やる気
 「やる気にならないなあ・・・。」「面倒くさいなあ。」「気分が乗らないなあ・・・。」
このようなときに,「やる気を生み出す」方法がある。
それは,「とにかく行動する」ということだ。
行動することで,脳が「作業モード」へと切り替わり,「作業興奮」状態になっていくのである。以下は,脳科学からの知見である。

「やる気」を生み出す脳の場所がある。
 側坐核と言う。脳のほぼ真ん中に左右ひとつずつある。
 脳をリンゴだとすると,ちょうどリンゴの種みたいに小さな脳部位である。
 ここの神経細胞が活動すればやる気が出る。
では,どうすれば側坐核を活発にできるのか。
それは,やる気あるなしにかかわらず,「まずやってみる」ことである。
すると側坐核が自己興奮し,気分が乗ってくる。やっているうちに「作業モードになって」いくのである。この現象を“作業興奮”と言う。
すると,側坐核から海馬と前頭葉へ脳内伝達物質である「アセチルコリン」が送られる。
これがやる気が生み出すのである。

掃除をやり始める前までは面倒くさいのに,1度掃除に取りかかれば気分が乗ってきてハマってしまい,気がついたら部屋がすっかりきれいになっていた,という経験は誰にでもあることだろう。
行動を開始さえしてしまえば,側座核が活動を始めてくれるのである。
つまり,「まず最初に刺激(行動)ありき」である。