フランシス・フォード・コッポラ監督の代表作「ゴッドファーザー」のシリーズ第2作。前作でコルレオーネ・ファミリーの首領となったマイケルの苦悩の日々と、彼の父ビトーの若き日を交錯させながら描く、アルパチーノXロバートデニーロ主演Xフランシス・フォードコッポラ脚本/製作/監督「ゴッドファーザーPART II」見ました。
1958年。亡き父ビトーの後を継いでファミリーのボスの座に就いたマイケルは、収入源であるラスベガスに近いネバダ州タホー湖畔に根拠地を移す。そんな彼は、ことあるごとに偉大な父を思い出していた。1901年、シチリア島。9歳のビトーはマフィアに両親と兄を殺されて天涯孤独となり、単身ニューヨークへと渡る。リトルイタリーで成長した彼は、街を牛耳るギャングを暗殺したことをきっかけに移民たちの信頼を集め、頭角を現していく。
大学1年の時、映画館で初めて見た時、「007ロシアより愛をこめて」を除いて多分生まれて初めて続編が1作目を勝った映画だと確信したのですが、映画好きな仲間たちからは、2つの話の交差が煩わしいとか、続編に成功するものなしとか散々文句を言われ、僕が主張した、マイケルのお父さんが若くしてどうやってのし上がったかと、お父さんが作り上げたものをどうやって引き継いで伸ばしていくかを対比させながら、得るものの代わりに失っていくものを描いた成功と挫折、再生の物語としてオリジナルの正編をしのぐ話だったと確信していると僕は反論してました。1年後アカデミー賞を続編が初めて獲得した記念すべき映画として、それ以降、その友人たちは僕と映画の話をしなくなりましたね(笑)さて映画ですが、若きビトーコルレオーネを演じるデニーロが細い!そしてキレキレ。命からがら逃げてきたこともあり、なぜ、地元のドントマシ-ノが「ゴッドファーザー」シチリア島編で車いすだったかがわかりましたね。こうやってマリオ・プーゾとコッポラは一緒に脚本書いていたかと思うと、見ながらニタニタしちゃいましたね。やっぱ、PART IIの内幕も「ジ・オファー」シーズン2で描いてもらいたいですね。この映画、結果的にはコッポラが製作に加わっていますので、自分が撮りたい映画に出来ていたと思います。マイケルのレイクタホーのパーティシーンも「ゴッドファーザー」のコニーの結婚式より派手でしたよね。その後の銃撃、命を狙われるマイケル、罪を着せされそうなマイケル、すべて、ユダヤ系マフィアのハイマン・ロスだったという筋書きも当時、なぜ、イタリア人がユダヤ人と手を組むのか、よくわからなかったのですが、やはりテリトリーを拡大するためには取り扱う商品を増やすか、誰かのテリトリーをとるしかないんですよね。アクターズスタジオでマーロンブランドやロバートデニーロなど多数の俳友たちの演技指導をした師匠リーストラスバーグの演技を映画館、映画で見れたことに当時は興奮しましたし、アルパチーノとの火花散る演技合戦は、最高でしたね。
☆☆☆☆☆