ここで事件発生。
アメリカはスーツケースに鍵をかけないで預け荷物を渡します。中を確認するそうです。
その際に鍵が壊れても文句は言えないそうで。なので鍵をかけません。
ですから、スーツケースに付ける帯と言うかベルトは結構重要な役割をしてくれます。
今回、この旅の為に、おニューを購入したんですが、ここフロリダで行方不明に。
帯無しの私のトランクが流れて来ました。コレは無念。ツアーコーディネーターの方曰く
「よくあること」と言われても、今日、使い始めだったのに。アメリカの厳しい洗礼を受け
フロリダ入り。しょんぼりモードの私を不憫に思ったのか、コーディネーターの方が
忘れ物のトランクの帯を貰ってきてくれました。悲しいかな薄汚れ。
無いよりマシと自分に言い聞かせ、ホテルまで行く車に乗り込みます。
そこで聴いた話によると、今日、ニューヨークの空港はどれもクローズしているそうです。
コーディネーターさんが言うには「フロリダとニューヨークの順番が逆じゃなくて良かった」と
後日知ったニュースですが、10月にも関わらず、ニューヨークは記録的な大雪。だから飛行機も飛ばなかったそうな。下手したら貴重な旅行の一日が削られる所でした。良かった良かった♪
さて空港から約40分、ホテルまでの道中、コーディネーターさんから、フロリダディズニーワールドの
説明を受けます。ある程度、事前にネットや本なんかで情報は頭に叩き込んで来たのですが、
生の現地情報は即、役立つ事ばかりで助かりました。
ここで一息。
フロリダのディズニーワールドの軽~い説明を。
簡単に話すと舞浜のディズニーランド(以下TDL)みたいなテーマパークが敷地内に4つあります。
①マジックキングダム
これはTDLの原型で、ほぼ地図的にも同じです。今時期はハロウィンパーティーなので、夕方7時で
終わり、7時以降は別売のハロウィンパーティーのチケットが必要です。これが有れば深夜まで遊べます。
②エプコット
創始者ウォルト・ディズニー氏が作りたかったテーマパーク。亡くなった氏の意思を引き継ぎ完成しました。
近未来をイメージしたアトラクションを中心としたフューチャーワールドとパーク中央の湖を挟み、
世界各地域のパピリオンで構成されたワールドショーケースがあります。
③ディズニー・ハリウッド・スタジオ
ハリウッド映画やブロードウェイミュージカルを体感できる本場アメリカならではのパーク。
④ディズニー・アニマルキングダム
動物、恐竜、昆虫をテーマに、アフリカやアジアなどその地域と自然を主体にしたここフロリダにしか無いパーク。
以上がテーマパークで
他に2つのプールとダウンタウンディズニーと言う、お土産屋とレストラン街が合併したテーマパーク(これだけは入場が無料)があります。あとゴルフ場もありましたね。
更に多くのオフィシャルホテルがあり、敷地だけで約113k㎡広さ。それら各場所を無料のバスやモノレール
船などが結んでいます。ぶっちゃけた話、この敷地内だけで十分遊べる、
つまり取り込んだお客さんを逃がさない、商人魂タップリ(?)の夢と魔法とお○の王国なのであります。
この辺は舞浜と通じるモノがあるなぁと感じつつ。
さて、ツアーコーディネーターさんに特にオススメされたのは三大花火。
エプコットのリフレクションズ・オブ・ジ・アース
ハリウッドスタジオのファンタズミック
マジックキングダムのウイッシュ(DAIGOでは無い)
確かにどれも要チェックなショーです。ただ今の時間は午後9時前。
今日はどうしてもエプコットの花火を見たい日程です。ちなみに花火は今日の10時。
時間的にはギリギリかも。との回答でした。
ホテルに着くも、チェックインと部屋への移動、そして、ハロウィンパーティーのチケットを
購入し、ダッシュでエプコット行きのバス乗り場へ。そうそう、この無料バス時刻表がありません。
適当にやってくるバスを待つ。この辺がアメリカ式ですな。約20分待ちして乗車。
「寒ぃ」最初の感想です。アホかっ!?って位エアコン効いてます。節電なんて英語は無いんでしょうか?
そう言えば、暑いと聴いていたフロリダ。日没後に着いたせいか、上下長袖のジャージで丁度良い感じ。
これは暑がりの私の感想で、普通の人にはもう少し厚手な何かが有っても良いかも位の気温と
エアコンの聞き具合。そんな日本の10月末よりも低い体感気温のバスの中15分かけてエプコットに到着。
あれ以上、冷やされたら、体に悪いと感じつつ、降りた瞬間にそんな事は忘れてゲートへ早歩き。
「遠い・・・」バス下車からチケットを見せるゲートまでの距離、時間にして10分は歩きました。
舞浜駅からTDLの入り口までより距離感はありましたね。アメリカの広さをここで味わう私。
そんなこんなでたどり着くも腕時計は無情にも午後10時を指差す。入り口は締め切られ遠くから
ショーが始まりそうな音楽が流れ出します。つたない英語で「どうしても花火見たいから入れて!」と
入り口のアルバイトのお姉ちゃんらしき白人に懇願。相当必死感が伝わったのか、私のブロークンな
英語でも、「バッグの中身をセキュリティーに見せたら入れてあげるわ」と言ってもらい、自ら警備員に
駆け寄り、鞄の中を見せます。
やっとこさ、夫婦揃って、ディズニーワールドの初インパ(イン・パークの略です)
感慨ふける時間もありません。定刻の午後十時を回っています。目指すはパーク中央の湖。
花火はすぐそこです。音が聞こえます。でも建物が邪魔をして、花火は見えません。
普段なら、「この建物面白いね。写真でも撮ろうか」なんて言い出しそうですが、この時ばかりは、
建物邪魔!見えねぇし!。なんで道が真直ぐじゃねぇ~んだ。迂回する時間なんて無ぇんだよ。
と自分本位な我侭発言を心の中で連発してます。
そして何とか、湖までたどり着きました。そして念願の花火!!

素晴らしかった!海外で花火を見る度に思うのは日本の防災レベルを優に超える火力。
まさにアースを感じる世界観でした。
本日は、どうにか三大花火の一つを見れたので気分的には大満足。
軽くお土産屋を物色して、ホテルに戻りました。そしてエネルギー切れの為、時差ぼけすら(日本との時差13時間遅れ)忘れて就寝。しかし、今日の花火、見ているお客さんはゲイのカップルが多いのが印象的でした。
続く