落涙。

重松　清の『その日のまえに』読了しました。
この本はずっと読んでたのですが、表題の『その日のまえに』は
なかなか読めなくて・・・
家族を、妻を亡くすという話ということは知っていたので
四十九日を過ぎてから読もうと思っていたのです。

一気に読んでしまいました。
死というものは誰でも平等にいつか訪れるものですが
だけどもある日、大切なひと、家族の余命をつげられて
それが決して長くない時間だと知ったらどうするでしょう？

大切なひとがこの世から消えてしまう「その日」
自分の前から消えてしまう「その日」の前をどうやって過ごすか
「その日のあと」をどう過ごすか・・・考えるということは
自分の人生をも考えるともいうことだと思います。

思わず主人公に自分の思いを重ねてしまい、落涙してしまいました。
大切な存在をつい１か月ちょっと前に亡くしてしまった自分としては
もう泣けて泣けてしまいました。
石田衣良さんの『美丘』も泣けましたが、こちらは家族を亡くすという
お話なので今の私にはより身近に感じて、共感しました。
好きなひとがいる、という人は石田さんの本もかなりお勧めですが。

大切な存在を亡くしても、生活というものに心が揺れるあたりの
描写は心に一直線にささってきます。

「じょうぶな子に産んでやれんで、すまんかった」というお義父さんの
言葉を読んだときはほんとにじゃーじゃーと涙が出ました。

昨日の夜中はじゃーじゃー泣いてましたよ。おかげで寝不足です。

短編形式で、さらっと読めますが最後にびっくりすることが・・・
それは読んでからのお楽しみで♪

表題作以外では、「ヒア・カムズ・ザ・サン」もお薦めです。

大切なひとがいる方、残念ながらその人がむこうの世界に逝ってしまった
方にはおすすめです。
悲しくなるけど、不思議と優しい気持ちになれます。

最後にコスメ話。
明日にはルナソルとディオールとジバンシイが届きますので
時間があればアップします。
エスプリークプレシャスもアップしたいし、
アップしたいコスメたくさんあるので
じっくりとアップしていきますね。