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4月15日(日)お花見

2010-04-25 11:23:02 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月15日(日)お花見

昨日近所に住む新聞社OBのお花見会をした。曇り空で風が少し冷たかったが、天気予報では日差しも望めそうだった。ときどき霧雨が落ちて来たが濡れるほどでもなかった。宴を始めて1時間ほどしたころ、遠くで雷が鳴り怪しい雲行きとなった。

用心のため傘を持ってきていたので少々の雨は気にもしなかったが、空が急に暗くなり一陣の風が吹いたと思うと、雨交じりの雹(ひょう)が降り出した。大きさは直径5mmから1cmほどで、芝生のクッションの上を面白いように飛び跳ねた。満開のサクラもこれから咲こうとしているサクラも、雹のつぶてに傷めつけられた。無情の降雹は5分ほどでピタリと止んだが、窪地に溜まった雹が時ならぬ冬景色を作った。

青いシートがびしょ濡れになった。これでは花見を続行することは出来ない。同じメンバーの花見はかれこれ30年ほど続いているが、途中で中止を余儀なくされたのは初めてである。天候のせいとは言いながら、どうも落ち着きが悪いので、弁当を作ってくれた小料理屋に戻って熱燗と刺身で飲みなおした。

昼酒の酔いは回りが早い。1人が居眠りを始めたので解散したが、さっきの雹はウソのようにカンカン照りの空が眩しかった。今日は朝から青空が広がっている。気温も上がるらしい。お花見は今日にすればよかったのだろうが、荒れ模様で中止の花見は長いこと印象に残り忘れえぬものとなるだろう。

4月23日(金)安物発泡ワイン

2010-04-23 14:23:23 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月23日(金)安物発泡ワイン

久しぶりに輸入食料品を扱う店を覗いてみた。ときどき安売りするからだ。大きな移動式ワゴンに値引き商品が並べてある。キャップを覆っている金属箔が破れたスペイン産発泡ワイン、賞味期限が迫ったイタリア産ジュース各種、商品入れ替えのためと称するベルギー産のお菓子など、いずれも定価から50円~100円値引きされている。

訳あり商品でも安全性に問題があるわけではないだろう。甘い物好きの家内にはお菓子、自分のためには発泡ワインを求めた。いずれも嗜好品で、なければないで済ませられるるものだが、たまにはささやかな贅沢が許されるだろうと思った。

夕食のとき発泡ワインを開けることにした。長いこと瓶を立てて置いたせいかコルクの栓が乾いてビクとも動かない。濡れ布巾を被せて悪戦苦闘していると、突然バンと鋭い音がして栓が天井にぶち当たり、瓶から勢い良く泡が吹き出した。

布巾を被せていたからこぼれた量は少なかったので、細かい泡が立ち上る琥珀色の液体を楽しむことが出来た。少し繊細さに欠けるきらいはあったが、600円という値段を考えれば許せる味であった。

世界で最も有名な発泡ワインはフランス・シャンパーニュ地方の特定ワイナリーで作られるシャンパンである。その他の地域で製造されるものはフランス産でもシャンパンを名乗ることは許されずヴァン・ムスーと呼ばれている。スペイン産発泡ワインはフランス産に比べると少し荒々しい感じがする。しかし色・泡立ちともそれほど遜色はない。

家内は普通のワインより発泡ワインの方が酔いの回りが早いと言う。アルコール度数は同じだからそんなことはないと思うのだが、ひょっとしたら炭酸ガスが何らかの影響を与えているのだろうか。

4月20日(火)帽子の流行り廃り

2010-04-20 19:26:53 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月20日(火)帽子の流行り廃り

今日は暖かくなりそうだ。お花見を何時にするか迷っていた幹事が24日の土曜日に決めたと連絡して来た。弁当は魚屋から小料理屋に転向した近所の店に用意してもらうことにした。金曜日までは雨模様だが24日は日が差すらしい。

花冷えは困るがお花見には風のない薄曇がちょうどいい。カンカン照りは眩しいし、髪の毛が薄くなった、というよりはほとんど無くなった頭への直射日光はきつ過ぎる。帽子を被れば良いじゃないかと言われそうだが、帽子を頭に載せたまま酒を飲む気はしない。

帽子で思い出したことがある。それは帽子着用の流行り廃りである。小生が子どものころは成年男子のほとんどが帽子を被っていた。秋から春まではソフト、初夏から初秋まではパナマかカンカン帽が主流であった。盛夏にはサファリ帽を愛用する人もいた。

それが戦時中はカーキ色の戦闘帽に駆逐され、戦後は物資不足もあって無帽が当たり前になった。大学生に角帽はお定まりのスタイルであったが、小生が大学に入った昭和25年には角帽着用の学生はほとんどいなかった。

戦後の混乱期が過ぎて生活が豊になっても、一部の洒落者を除いて大人の帽子はなかなか復活しなかった。ソフトもパナマのカンカン帽も影を潜めて、ベレー帽、ハンチング、チロルハットといったある種の職業や好みを反映する帽子が細々と命脈を保っていた。

それがここ数年、若者を中心にカジュアルな帽子が勢いを盛り返している。そして今回の帽子ブームに特徴的なことは、頭を飾るファッションの一部として定着しつつあることだ。帽子は屋外で被るものという常識はもう通用しない。

部屋に入っても帽子を脱ごうとしないし、目上の人を訪問するときも帽子を被ったまま。そのことに何の違和感も感じないらしい。帽子を被ったままレストランで食事している風景も当たり前になった。エレベーターの中では帽子を脱ぐと言う西欧の作法もクソ食らえとばかりに若い帽子族は闊歩している。

4月19日(月)夢のような話

2010-04-19 14:24:30 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月19日(月)夢のような話

相次ぐ巨大地震や噴火の頻発は太陽の活動と関係があると言う説がある。地球は太陽の子どもだから親の体調が子どもに影響を与えることはありうる。太陽の黒点の活動が鈍い時期には地球の内部エネルギーが解放されて、地震や噴火活動が活発になるのだそうだ。去年から今年にかけてがちょうどその時期に当たると言う。

事の真偽は分からないけれども、もしそうだとすれば人間は打つ手がない。黒点は太陽表面に現れる黒いしみのような現象である。そしてほぼ11年周期で活動が活発になることが分かっている。黒点の数が多いときは太陽の活動が活発な時期であり、反対に黒点の数が少ないときは地球に達する紫外線、Ⅹ腺、微粒子線も少ないという。

そのことと地球上の地震や噴火がどう結びついているのか素人には分からない。ただ宇宙は神秘に満ちていて人知はその一部を知ったに過ぎないから、不思議な相関関係があったとしてもおかしくはない。

夜空を見上げたとき見える無数の星の光だって、百数十億光年という想像を絶するような長い年月をかけて地球に到達したものもある。その光を発した星はもう存在しないかもしれない。人類はまだ地球の外へ一歩を踏み出したばかりである。宇宙全体からみれば地球から至近距離の月に到達したことはあるが、地球のすぐ外側の軌道を回っている火星にすら行ったことがない。

オバマ米大統領は2030年には火星にミッションを送ると宣言した。それまで生きている可能性は少ないけれども、あの赤い星に人間が立つ姿を見てみたいものである。火星人がいるとは思わないが、水の存在は確認されているから、何らかの生命体がいる可能性はある。夢のような話は想像するだけでも楽しい。

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4月18日(日)三神峰公園のサクラ

2010-04-18 16:18:24 | ★(は)のお父さんの閑話365日(転載)
4月18日(日)三神峰公園のサクラ

昨日に比べると気温が高くなり仙台でも16度ぐらいまで上がるそうだ。でも低温で開花が足踏みしたサクラはまだ見ごろを迎えていない。毎年近所に住む新聞社OBが集って花見をしているが、今年はまだ日程を決めかねている。幹事泣かせの気まぐれ天気だ。

今後の気温次第であるが、見ごろは今週半ばから週末にかけてだろうか。毎年行く三神峰公園にはソメイヨシノのほかに遅咲きのシダレザクラやヤエザクラもあるので花見が出来る期間が長い。敗戦まで陸軍幼年学校、戦後は旧制二高が一時その校舎に間借りしていた由緒ある公園であるが、校舎は取り払われて広い芝生が広がっている。いま花見に訪れる客の大部分は、そんな歴史を知らないだろう。

子どものころを振り返ってみると、三神峰は俗世間から隔絶された陸の孤島のようなところだった。唯一の交通機関は、仙台南部の長町と秋保を結ぶ「秋保電鉄」だけだった。元々秋保地区で産出する石材を運ぶために作られた軌道で、客を乗せる小さな電車が1日何往復か運行されるに過ぎなかった。

日曜ともなると、将来の陸軍士官の卵たちが娑婆の空気を吸いに電車で街に出て来る。子供心にその姿がとても凛々しく見えたのを覚えている。そのころからあったサクラも何本かは残っているのだろうが、大部分は戦後公園として整備するときに植えたものだろう。

かつて幼年学校に学んだ人たちが近年植えた若いサクラもある。陸軍幹部を夢見て仙台で青春時代を過ごした卒業生が植えたサクラを、戦争も旧軍隊も知らない花見客が愛でている。それでいいのだとは思うけれども、小生の年代の者にとっては歴史の移り変わりを抜きにしては眺められないサクラである。