後期高齢者 残照録

広島市、広島県の老人大学卒業者OB会役員、地区老人会役員として、我が人生消光生活の考察。

高齢者いきいき活動ポイント事業(必須)

2017年06月20日 | 老人大学

 

 広島市 高齢者いきいき活動ポイント事業

 私は現在、広島県の老人大学「高齢者健康福祉大学校(通称健福大)と広島市の老人大学との
OB会、地区老人クラブ、3団体の幹部役員をしている。そこで、最近大いに話題と課題に
なっているのが、広島市が今秋導入する「高齢者いきいき活動ポイント事業」である。

 これは、70歳以上の高齢者が、社会参加の活動、いわゆる”外出活動”の活動実績に基づき、
ポイントを付与し、1年間貯め多ポイント数に応じて奨励金(最髙1万円)を支給する制度
である。

 ポイント付与の活動団体は、市に団体登録をし、その責任者・副責任者がポイント付与をする。
(広島市が、70歳以上の高齢者全員に[ポイント手帳]を交付する。)

 ポイントは4ポイント(指定された介護等のボランテイア等)、2ポイント(一般的なボランテイア等)
1ポイント(自らの健康介護予防の取り組み…グラウンドゴルフ参加等)の3段階ある。
 年間獲得ポイントの上限が100ポイントで、1ポイント100円なので、1万円が最高獲得金額となる。

 しかし、その予算の”振り替え措置”として、現在,一定の所得以下の人に支給されている6,000円の
交通費助成が、半額の3,000円となり、さらに将来は制度がなくなるようである。(高齢者の7割程度が該当者。)
 該当者の上限は70ポイント(7,000円)

 

 さて、現在は活動団体になる組織をどうするかが、既存団体の課題となっているが、とりあえず申請しておく
傾向にあるようだ。また3段階あるポイントに関する質問が集中して、市の担当部署は大わらわだそうな。

ヒネクレ者の小生の本問題に対するコメント(順不同 思いつくままに…)

1.若者から老人優遇制度との批判が出ないか。高齢者優遇の年金制度等への不平等感もある。

2.予算の振り替えに対する、既得権所有者からの批判。

3.70歳未満の老人団体実務担当者の冷淡(私には恩恵がない…将来のことだ。)

4.1日3段階のポイント事業のそれぞれに参加OKなので、1日最大獲得ポイントの
  理論値は7ポイントである。半月(15日)あれば、最高額に達する。

 

5.”反撥”による不参加者
  プライド高き老人、ダンダイズムある老人、上級管理職経験者等が、スタンプに押印を求めるであろうか、
 小学生の夏休みのラヂオ体操手帳宜しく、手帳を差し出すかな。(馬鹿にするな!と言わないかな)。

 私はこの5項が一番の見ものと思っている。私は手帳を差し出すか。ノーコメントとしておこう。

☆☆ この制度に興味がある方は、広島市のホームページか、「広島市高齢者いきいき活動ポイント事業」で、
  検索されたい。

                                           以 上

 


 

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