人間はどこまでも天上界で自らが決めて来た自我の課題(性格と欲望)に振り回されて生きています。
結局、自分の考え方しか信じられない事が、一番の苦しみを増長している事に気付かないのです。
自分の考えや感情が問題だから、苦しむのです。
自分の存在価値を認めて欲しいのに、自分がその価値(良い言動か、悪い言動かの価値)が分からないのです。(分析しない)
だから、他人を差別し、能力評価し、自分の価値を高めようとするのですが、所詮虚しい言行と気付くのです。
否、一生気付かずに終わって行く人がほとんどかも知れません。
自分が自分の心を癒しても、虚しく愚かなことなのです。
結局、目の前の人が、愚かな言行を指摘してくれるからこそ、気付くチャンスなのです。
だから、人生は他人が鏡であり、他人の言行(良いことも悪いことも)にこそ、学びがあるのです。
感情に振り回されている内は、ずっと、苦しみが続き気付くことはなく、
また、その性格に溺れ、消えて行く(死ぬ)のです。
他人(立場)を認めてあげられない人が、自分を認めてはもらえません。
他人を許せない人が、自分を許してはくれません。
他人を愛せない人が、自分を愛してはもらえません。
と、私は思います。