0点というのも、並べばきれいなものだなぁと眺めています。少年の顔にも卵にも見えてくるから不思議です。
「ケンタの世界一まずいクッキー」 石井睦美・作 井田千秋・絵 ポプラ社
なんでもないような書き出しなのに、その数行でわたしは石井睦美さんの文章の虜になってしまいました。(うまいなあ)。ゆるやかに流れる川の、つい見つめさせられてしまった小さな渦のように。
魔女のマジョランさんが素敵です。子供たちをきっちり叱ります。子ども扱いでない一対一の対等な響きが爽やかです。
脇役のふくろうのティンブクトウが、知恵も愚かさも「人間味」にあふれ、しっかりもののマジョランさんにないユーモアをくれます。ルカちゃんと、ミサトちゃん。そしてケンタ。そのケンタが失っていた大切なもの。三人の異世界への旅は子どもにとって大切なものと出会えるでしょうか。ケンタがなくしていた欠落の悲しみは切なく、私たちの胸に迫ってきます。
いわゆる魔女物とはひと味もふた味もちがう、悲しみと光に出会ってください。
昨日、K区の某小の3年生の授業を拝見しました。あま「勉強のできない」女の子が、懸命に考えている姿を思い起こしました。その子は、0点ではないですが、昨日の学びは、きっと将来につながる、と思います。子どもは、すごいです!!
朝会、朝礼のようですね。「前へならえ」でずっと手を出せなかった子を知ってます。二人が交替で一番前になったことも。ミリ単位で競っていた身長、後ろの方は考えません。遊んでいましたから。うれしい詩の光景です。
泣けますよね。世間が子どもの可能性を積んでいくのでしょうか。子どもの絵はどれも面白いのですが、4,5年生くらいから巧くはなるけどつまらなくなりますね。
ひでちゃんさま
ミリ単位。期待したなぁ。伸びなかったけど。 (^o^)。
小学校卒業まで、あいうえおを書けなかった同級生がいました。修学旅行で彼と夜の港へ行った来期なりパンツひとつで飛び込んで泳ぎ出しました。上手でした。別府港です。