アリス館 1500円+税
父さんに、「われわれは、ひゃくじゅうの王。」と教えられたライオンは、サバンナでつぶやきます。
「ふん、それが なんだっていうんだ。このそうげんには、どうぶつは もう、おれひとりさ」。食べるものは、もう虫と草しかありませんでした。そこへ、旅鳥の夜鳴きウグイスが、おりたちました。ヨナキウグイスはライオンにいいます。
「わたしは もうとべない。あんた、おなかが すいているんでしょ? わたしを たべたらいいわ。」。ライオンは食べません。ふたりは虫を食べながら過ごします。鳥は歌いながら。ライオンは歌を聴きながら。
鳥がライオンの背中から、転げ落ちる日が来ました。おいおい泣いているライオンに、鳥がいいます。「また あえるよ。」「いつ?」「100年たったら。」
このあとは書かないがいいでしょう。結びの言葉はこうなっています。
女の子、とおくの町からきた 転校生だった。
──なんだか まえに あったことがあるみたいだ。
男の子は そうおもった。
お話しは石井睦美さん。絵は、あべ弘士さん。のびのびした絵をたっぷりと愉しめる絵本になっています。
ところで、この本を手にしたときドキリとしました。わたしもまた鳥との別れを書いた絵本が進んでいたからです。むろん絵本テキストは数年前に編集者へ渡っていますから、盗作ではないのですが。同じ話ならば引き揚げなければなりません。違っていました。ほっ。
昨日の続きの童話を書いていました。順調で楽しみながら書いています。
某社より、子どものための詩のアンソロジー(詩・古文・漢文)に、私のことば遊びの詩を頂きたいとお手紙を頂きました。詩だもんね。うれしいです。
南の方から嬉しいメールを頂きました。誠実に生きていると(?)ご褒美を頂けるんだなあと思いました。
イエイ!
出発が詩だったから詩で終わりたい希望があります。感謝。
すごい紹介でした。『100年たったら』を読みたくなりました。
「ほっ」でよかったですね。
話題になる絵本だと思います。絵も素晴らしいです。円熟と冒険を感じる絵でした。
ほっ。(*^▽^*)
ありがとうございます。日程と条件が合えばお引き受け出来ます。偕成社もしくは童心社経由で私のアドレスをお尋ねください。出版社にこのブログを読んでいただければ、教えていただけるでしょう。申し訳ありません。ここにアドレスを公開できなくて。それでは。