境内の彼岸花、どんどんどんどん咲き始めました。
地面に芽が出たな、と思うまもなくあっという間にシュシュッと伸びて、花芽が膨らんだと思うとパパパパーンと咲いてしまいます。
気づかないうちに、あらら、あっちにもこっちにも、という感じ。
今沢山咲いているのは、戸塚カントリーへ向かう道路沿いの緑地にある彼岸花。
薄暗がりで見るとまるで狐火が燃えているような、幽玄な感じがします。
恋焦がれた相手を想う胸の火に譬えた女性俳人もいましたね。
「誰が胸の焔(ほむら)か畔の曼殊沙華」
これ、けっこう好きだなあ・・まちのけいこさんの句。
昔、俳句を習っていたころ拝見して驚愕した一句。
今でも鮮明に覚えています。
白、というかクリーム色の彼岸花も、庫裏の庭に一輪だけ咲きました。
また違う趣があります。
恋焦がれて燃え上がる胸の焔とは違う、素直なたおやかさ、とでも言いましょうか・・
今日はここまで。