10/2(日)
今日が講座の最終日なのでなんとか形にしたいな~
と思いつつ行って来ました。
昨日グランドを引き直した銅版の、
線が薄かった部分に新たに線を描き足していきます。
私は全体に線が薄かったので、もいちど下絵を写してほとんど描画しなおしました。
ブログにコメントをくださった銅版画家のなっつさんにアドバイスをもらって(感謝m(_ _)m)、今度はニードルを立て気味にして
心もち力を入れてしっかり版を削るように気をつけて作業しました。
彫り終わって黒ニスをぬったところ
写真ではわかりづらいですが、
彫ったところがキラキラしていて昨日より深く削れたかんじがします。
腐蝕液につけて、洗って、いよいよ印刷です。
刷る前に紙を水に浸し、
その間にインクの準備をします。(写真撮るの忘れてました;)
専用台の上で版をあたため、
ヘラでインクを少しずつ取り、銅版全体にインクをのばします。
そのあと新聞紙で余分なインクを拭き取ります。ふちの四辺のインクも布で拭き取り準備完了。
浸してあった紙をとり出して、
両面ともスポンジをとんとんと置くようにして表面の余分な水分をとります。
プレス機↓に版、紙を載せプレス機のハンドルを一定のスピードで回します。
ちゃんと刷れたか緊張します。
できあがりはこんなかんじ(家で撮った写真なので隣にシロさんがいますが)
今度は刷れてました。やったー\(^o^)/
この後、紙を画板に画鋲でとめて、しばらく乾かします。
このあと2枚目、3枚目・・・とも
紙の準備、インクの準備・拭き取り、刷り
と一回ごとに作業が必要です。
同じ版画でも、プリントゴッコのように一度に何枚も刷れちゃう、
というわけにはいかないのですね。
そういえば、以前
リトグラフという版画を習っていたときも
一回ごとにインクをのせてたっけ・・と思い出しましたが、
インクを詰めたあと余分なところは丁寧に拭き取らないと
いけない分、銅版画のほうが大変でした。
きっとホントはこんなことしないんでしょうが;
私は版の上下に違う絵を描いてみました。
上が↓
下は↓
ウサギさんの手の毛並みを彫り忘れたり、
うっかり版にキズをつけてしまったようで背景に線が出てしまったり、
もっとやわらかい線が出せたらよかったかな、などなど
細かい失敗はあれこれありますが、
完成できてよかった~、
やっぱりうれしいです。