年始にプレイ&クリア。遠慮ないネタバレと愚痴が山盛りですよ。
一言感想:ゲームとしては面白かったです。両方プレイしいて、好きな人にはおすすめ!
逆転裁判側は複数証人をたてることで「証言と証言の矛盾」という新機軸があったし(逆転裁判5への反映は無理でしょうが)、3Dキャラになってもリアクションが楽しかったです。声はうんまあ……。ナルホドくんの声は1~3の積み上げがあるから違和感持つのは仕方ないかな。今回初のかけ声「ちょっと!」は良かったと思います。マヨイちゃんの声は可愛くて素敵でした。実写映画はそういえば見ていなかったから、レンタルしてこようかしら。
レイトン側はナゾが70個(+今後の配信分)で物足りなかったので、完全版が出るのを幸いに奇跡の仮面+を買おうと思ってるくらいには良かったです。しかし奇跡の仮面+……「元のほう、買ってなくて良かった」って思っちゃうのはどうなんでしょう。「不思議の町」のフレンドリー版は全然有りなんですけどねー。あれはプレイヤーの利便性考えてのことだし、新規要素ありませんし……。
超文明Aの遺産も楽しみですが、完全版は出さないでいただけるとありがたいナー。3DSも普及してからのリリースだから、大丈夫かなー。そうそう、ナゾトキチョコは、ガトーショコラと紅茶シフォンを一箱ずつ買って安心してたら、それ以降一切見かけなくなってしまい、残念無念でした。チョコ美味しかったし、他の8つのナゾも解きたかったんだけどな……。数量限定されすぎじゃよー……。
……さて、問題はお話とか演出とかですよ!
どうも元から、他の人は気にしない細かいところにつっかかってしまうようで、これまでにレイトンシリーズへの突っ込みも逆転裁判4とゴーストトリックへの突っ込みも散々しているので(サイドバー「DS」カテゴリから過去分をご参照ください)、もういい加減突っ込むのは止めようと思っていたのです。
思っていたんですが、二回目の法廷から早速(あれー?)と思ったのでわかったよもういいよ、突っ込むよ!
あ、序章まではどちらもとても良かった……んですけど、今突っ込み所を思い出して頭を抱えました。ええと、初見では良かったですよ!
どこが突っ込みどころだったかといいますと、アニメパートで普通に嘘つかれて……ますよね?「本に入る」ところ。あれ実際には何が起こってたんでしょうか……麻酔薬とかかな……。
制作側の都合でプレイヤーを騙すための描写は「演出」じゃなくって単なる「詐欺」なので、心底滅びればいいと思いますよ?
でもレベル5が制作に関わるものに関してはもう無理なんじゃないか、とそろそろ諦め気味でもあります。なんせ、タイムトラベラーズもそうだったしな……。どんなクリエイターが作ろうが、私が惚れ込むゲームは、この会社からはもう出てきてくれないんじゃないかしら。完全版の件もあるし……。
とはいえ、少なくともジャンヌはまだ好きですし、拠点が福岡で親しみがありますし、嫌いにはならないと思うんですけどね……。
閑話休題。二回目の法廷の最後、マーダラさん処刑のとこがなんだかよくわかりませんでした。
・法廷前のアニメで「火刑」はその場で行われていることが既に描かれていた
・マーダラは「魔法で人を二人殺し、マホーネが魔女であると認定させ、ひいてはマホーネを火刑にと目論んでいた魔女」であることが法廷で証明された
●マホーネは処刑の前に彼女を救ってくれと叫び、その声で火刑を阻止しようと主人公たちが動く
最後の項目が問題で、私はここで
『この世界において「魔女=火刑」が当たり前で、しかも確証のないことでゴロツキとはいえ2人を殺したなら、マーダラさん即火刑は仕方ないんじゃないの?なんで助けるの?マホーネに言われたから?っていうかマホーネは「ロンドン」のことも知らなかったくらい「この世界の人」なのに、なんの確信をもって彼女を救おうとしているの?』
とか思ってしまいましてね……。主人公たち四人が救おうとすること自体は、マホーネが救ってくれと言う「前」のタイミング、もっと早い段階で騎士と揉めてるとかなら納得いったんですが。そもそも、あの枠に入れられる前に止めようとしようよ。あの枠が炎に包まれたの見てるんだし、その場所名前が「火刑の間」だし、魔女は弁明の余地無く火刑って言われてたじゃないですかー!
それでも金ぴか教授裁判が終わるところまではわくわくしてましたが、マヨイちゃんがいったん退場したところでものすごーく冷めました。ああ、フェイクねはいはいそうですね。フェイクであること自体は、直後にそれを示唆する展開になったので問題ではありませんけど、ナルホドくんやルークの悲しみが上滑りするし、なによりマホーネさんちょっと行動がブレ過ぎじゃないですかね……いや「やっぱり生きたい」と思うこと自体は別にいいんだけどさ、マヨイちゃんとか周りの人とかもうっかりしすぎじゃねーの……。
あれがフェイクである、という流れの入り口としてのマヨイちゃん一時退場は、要らなかったんじゃないかしら。プレイヤーへのインパクトだけを狙って、大振りして外してる感じ。裁判後に、金ぴか教授を元に戻す方法を三人で探してたらいきなり爆発&彼女の再登場で良かったんじゃないかしら……。
マホーネさんは悪い子ではないのだろうなー、くらいには思ってるんだけど、それを信じ切れる前にいろいろブレた行動起こされて、どうも感情移入しきれない感が全編通してありました。彼女をちゃんとヒロインにしていただきたい。
最後の裁判において、真実が見えるまで彼女を描写できない……ということでああなのかもだけど、それレイトンの方のデスコさんが、エピソード1や映画でキャラ付けさせてもらえなかったのと同じ状態じゃないですかー。
最後の裁判ではジーケンさんが本当にちょっとも出られないとは思いませんでした……。戦えないのはともかく、証人とかで出てきて欲しかったかな。
レイトン側のお話的に、最後に前提ひっくり返す機械がバーン、はもう諦めてるのでハイハイ恒例のあれね、で置いといて、逆裁側としては最後に「 無 罪 」が無かったのは寂しい限りでした。しょうがないけどさー。すみません、無罪あったようなので見え消しにしておきます。
だが、突然出てきたナゾの「世界終了呪文」は許さん。悪い意味で唖然としました。あれもっとうまく序盤に組み込んどいてくださいよ……この呪文は誰にも知られるわけにはいかない、て呟かせるとかさー、「大魔女はストーリーテラーが守っている世界を終わらせる呪文」を狙っているらしい、みたいな形でその存在をほのめかしておくとかさー、ナゾを解くことで少なくともプレイヤーも明確に読める形になるとかさー、もっとやりようあったろうよー!
それらの下準備無しで自信満々唱えられても「え、なにそれ?なにがおこるの?」ですよ!爽快感もないし納得もいかないよ、レイトン教授の無敵補正込みでもな!
教授が無敵といえば、ナルホドくんがレイトン教授の帽子disってたのは制作前のイメージ動画でしたっけ?ああいう部分も入れて欲しかったな。教授が完璧超人すぎるし、馴れ合いひどい。
……というように、総じて、レベル5ゲームと匠さんシナリオの、悪いところがいつもどおり出ているなーと感じました。話が制作側の都合と、プレイヤーへのインパクト重視で、キャラが駒として扱われている感満載。あと作中倫理がしっくりこない……まあこれは私だけかもしれませんけども。えーと、ド直球のネタバレなので、白文字にします。
(マホーネを陥れるために、アリスとテレスを殺すつもりで魔法を使ったマーダラは、例え「街の為だとしても」「実際には殺していなかったとしても」ちょっとこう、遠巻きにしたい人です。
アリスとテレスが元々すこぶる悪い人間で、強盗してかつ乱暴されかねなかったから、彼らからマホーネを守るついでに、でもこれで魔女として裁判にかけられればラッキー、……のような優先順位なら、まだ印象変わったと思いますけどね?上手く伝わるか微妙ですが……なんか、配信分で普通にマーダラさん出てこられるのにちょっとひいてしまいました。)
期待を下げ気味にしてプレイしたけど、もうちょっと下げておくべきだったかなー。
ゲーム部分とか、ビジュアル的な面でのストレスはありませんので、もし仮に続編が出たりしたらプレイするかな、とは思います……。
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以下は現在進行形の配信分について。
巧さん自身が
「基本的に《物語》との相性は悪いよな…」
と仰っている通り、メタ加減が微妙なカンジでどうしたら良いやら……。ゴドー好きとしては「17杯」ネタは嬉しかったところですが、不得手なら、やらなくてもええんちゃいますかね!ていうか、わざわざメタネタ使わなくても、その後のことを普通に書いてくれるだけで嬉しいんですよ……。
塗さん分の配信は、切実に拡大したいです。アートワークは買うべきかどうか……あとサイン会は当然ながら速攻で予約終わってましたネ。
以上、愚痴まみれ感想でした。
一言感想:ゲームとしては面白かったです。両方プレイしいて、好きな人にはおすすめ!
逆転裁判側は複数証人をたてることで「証言と証言の矛盾」という新機軸があったし(逆転裁判5への反映は無理でしょうが)、3Dキャラになってもリアクションが楽しかったです。声はうんまあ……。ナルホドくんの声は1~3の積み上げがあるから違和感持つのは仕方ないかな。今回初のかけ声「ちょっと!」は良かったと思います。マヨイちゃんの声は可愛くて素敵でした。実写映画はそういえば見ていなかったから、レンタルしてこようかしら。
レイトン側はナゾが70個(+今後の配信分)で物足りなかったので、完全版が出るのを幸いに奇跡の仮面+を買おうと思ってるくらいには良かったです。しかし奇跡の仮面+……「元のほう、買ってなくて良かった」って思っちゃうのはどうなんでしょう。「不思議の町」のフレンドリー版は全然有りなんですけどねー。あれはプレイヤーの利便性考えてのことだし、新規要素ありませんし……。
超文明Aの遺産も楽しみですが、完全版は出さないでいただけるとありがたいナー。3DSも普及してからのリリースだから、大丈夫かなー。そうそう、ナゾトキチョコは、ガトーショコラと紅茶シフォンを一箱ずつ買って安心してたら、それ以降一切見かけなくなってしまい、残念無念でした。チョコ美味しかったし、他の8つのナゾも解きたかったんだけどな……。数量限定されすぎじゃよー……。
……さて、問題はお話とか演出とかですよ!
どうも元から、他の人は気にしない細かいところにつっかかってしまうようで、これまでにレイトンシリーズへの突っ込みも逆転裁判4とゴーストトリックへの突っ込みも散々しているので(サイドバー「DS」カテゴリから過去分をご参照ください)、もういい加減突っ込むのは止めようと思っていたのです。
思っていたんですが、二回目の法廷から早速(あれー?)と思ったのでわかったよもういいよ、突っ込むよ!
あ、序章まではどちらもとても良かった……んですけど、今突っ込み所を思い出して頭を抱えました。ええと、初見では良かったですよ!
どこが突っ込みどころだったかといいますと、アニメパートで普通に嘘つかれて……ますよね?「本に入る」ところ。あれ実際には何が起こってたんでしょうか……麻酔薬とかかな……。
制作側の都合でプレイヤーを騙すための描写は「演出」じゃなくって単なる「詐欺」なので、心底滅びればいいと思いますよ?
でもレベル5が制作に関わるものに関してはもう無理なんじゃないか、とそろそろ諦め気味でもあります。なんせ、タイムトラベラーズもそうだったしな……。どんなクリエイターが作ろうが、私が惚れ込むゲームは、この会社からはもう出てきてくれないんじゃないかしら。完全版の件もあるし……。
とはいえ、少なくともジャンヌはまだ好きですし、拠点が福岡で親しみがありますし、嫌いにはならないと思うんですけどね……。
閑話休題。二回目の法廷の最後、マーダラさん処刑のとこがなんだかよくわかりませんでした。
・法廷前のアニメで「火刑」はその場で行われていることが既に描かれていた
・マーダラは「魔法で人を二人殺し、マホーネが魔女であると認定させ、ひいてはマホーネを火刑にと目論んでいた魔女」であることが法廷で証明された
●マホーネは処刑の前に彼女を救ってくれと叫び、その声で火刑を阻止しようと主人公たちが動く
最後の項目が問題で、私はここで
『この世界において「魔女=火刑」が当たり前で、しかも確証のないことでゴロツキとはいえ2人を殺したなら、マーダラさん即火刑は仕方ないんじゃないの?なんで助けるの?マホーネに言われたから?っていうかマホーネは「ロンドン」のことも知らなかったくらい「この世界の人」なのに、なんの確信をもって彼女を救おうとしているの?』
とか思ってしまいましてね……。主人公たち四人が救おうとすること自体は、マホーネが救ってくれと言う「前」のタイミング、もっと早い段階で騎士と揉めてるとかなら納得いったんですが。そもそも、あの枠に入れられる前に止めようとしようよ。あの枠が炎に包まれたの見てるんだし、その場所名前が「火刑の間」だし、魔女は弁明の余地無く火刑って言われてたじゃないですかー!
それでも金ぴか教授裁判が終わるところまではわくわくしてましたが、マヨイちゃんがいったん退場したところでものすごーく冷めました。ああ、フェイクねはいはいそうですね。フェイクであること自体は、直後にそれを示唆する展開になったので問題ではありませんけど、ナルホドくんやルークの悲しみが上滑りするし、なによりマホーネさんちょっと行動がブレ過ぎじゃないですかね……いや「やっぱり生きたい」と思うこと自体は別にいいんだけどさ、マヨイちゃんとか周りの人とかもうっかりしすぎじゃねーの……。
あれがフェイクである、という流れの入り口としてのマヨイちゃん一時退場は、要らなかったんじゃないかしら。プレイヤーへのインパクトだけを狙って、大振りして外してる感じ。裁判後に、金ぴか教授を元に戻す方法を三人で探してたらいきなり爆発&彼女の再登場で良かったんじゃないかしら……。
マホーネさんは悪い子ではないのだろうなー、くらいには思ってるんだけど、それを信じ切れる前にいろいろブレた行動起こされて、どうも感情移入しきれない感が全編通してありました。彼女をちゃんとヒロインにしていただきたい。
最後の裁判において、真実が見えるまで彼女を描写できない……ということでああなのかもだけど、それレイトンの方のデスコさんが、エピソード1や映画でキャラ付けさせてもらえなかったのと同じ状態じゃないですかー。
最後の裁判ではジーケンさんが本当にちょっとも出られないとは思いませんでした……。戦えないのはともかく、証人とかで出てきて欲しかったかな。
レイトン側のお話的に、最後に前提ひっくり返す機械がバーン、はもう諦めてるのでハイハイ恒例のあれね、で
だが、突然出てきたナゾの「世界終了呪文」は許さん。悪い意味で唖然としました。あれもっとうまく序盤に組み込んどいてくださいよ……この呪文は誰にも知られるわけにはいかない、て呟かせるとかさー、「大魔女はストーリーテラーが守っている世界を終わらせる呪文」を狙っているらしい、みたいな形でその存在をほのめかしておくとかさー、ナゾを解くことで少なくともプレイヤーも明確に読める形になるとかさー、もっとやりようあったろうよー!
それらの下準備無しで自信満々唱えられても「え、なにそれ?なにがおこるの?」ですよ!爽快感もないし納得もいかないよ、レイトン教授の無敵補正込みでもな!
教授が無敵といえば、ナルホドくんがレイトン教授の帽子disってたのは制作前のイメージ動画でしたっけ?ああいう部分も入れて欲しかったな。教授が完璧超人すぎるし、馴れ合いひどい。
……というように、総じて、レベル5ゲームと匠さんシナリオの、悪いところがいつもどおり出ているなーと感じました。話が制作側の都合と、プレイヤーへのインパクト重視で、キャラが駒として扱われている感満載。あと作中倫理がしっくりこない……まあこれは私だけかもしれませんけども。えーと、ド直球のネタバレなので、白文字にします。
(マホーネを陥れるために、アリスとテレスを殺すつもりで魔法を使ったマーダラは、例え「街の為だとしても」「実際には殺していなかったとしても」ちょっとこう、遠巻きにしたい人です。
アリスとテレスが元々すこぶる悪い人間で、強盗してかつ乱暴されかねなかったから、彼らからマホーネを守るついでに、でもこれで魔女として裁判にかけられればラッキー、……のような優先順位なら、まだ印象変わったと思いますけどね?上手く伝わるか微妙ですが……なんか、配信分で普通にマーダラさん出てこられるのにちょっとひいてしまいました。)
期待を下げ気味にしてプレイしたけど、もうちょっと下げておくべきだったかなー。
ゲーム部分とか、ビジュアル的な面でのストレスはありませんので、もし仮に続編が出たりしたらプレイするかな、とは思います……。
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以下は現在進行形の配信分について。
巧さん自身が
「基本的に《物語》との相性は悪いよな…」
と仰っている通り、メタ加減が微妙なカンジでどうしたら良いやら……。ゴドー好きとしては「17杯」ネタは嬉しかったところですが、不得手なら、やらなくてもええんちゃいますかね!ていうか、わざわざメタネタ使わなくても、その後のことを普通に書いてくれるだけで嬉しいんですよ……。
塗さん分の配信は、切実に拡大したいです。アートワークは買うべきかどうか……あとサイン会は当然ながら速攻で予約終わってましたネ。
以上、愚痴まみれ感想でした。
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