そう言う観点から今回の中国全人代での前胡錦涛主席の退席の状況が配信されたのは、習近平国家主席の「しばり」が完全でなかった事を意味する。要するに反習近平国家主席派がそれなりに居たと言う証でもある。でなければこのような状況が全世界に配信される事はまずないからである。
あの動画を読み解けば、前胡錦涛主席の退席は習主席の指示による退席を前胡錦涛主席が拒んだと見えるからである。共産党一党支配の社会主義独裁国家で、例えハプニングさはあったとしても、このような醜聞に近い配信は国家の名の基に配信される事は万に一つもないからである。前胡錦涛主席はいやいや退席させられたと見えたし、退席時に習主席に向かって「お前の好きにはさせないぞ」との言葉を残し去ったように私には見えた。問題はこのような動画を配信出来た体制にあると言う事で、習近平国家主席の独裁には未だ不満分子が健在である事が垣間見えたのである。裏を返せば習体制も万全ではない事を示し、今後の我日本国の対応も難しいと考えざるを得ないと言う事でもある。
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