与野党ともに内閣支持率の主要な下落要因と見るのが「桜を見る会」だ。
「桜」をめぐっては、政府は説明に後ろ向きな姿勢を続けている。23日に開かれた参院内閣委員会理事会でも、首相の推薦枠や招待者名簿の廃棄などの問題を問われたが、政府側から明確な回答は示されなかった。立憲民主党の杉尾秀哉氏は「年末年始でこの問題を終わらせない」と語った。
コアな支持者も「安倍さんやり過ぎ」
世論調査でも、同会をめぐる首相の説明が十分かどうかについては「十分ではない」の74%が「十分だ」の13%を大きく上回った。「十分ではない」は内閣支持層で61%、自民支持層でも67%に上った。安倍内閣の支持層でも不満がたまっていることがうかがえる。
報道各社の世論調査でも内閣支持率は下降傾向にある。自民党ベテラン議員は「世論調査は肌感覚でも正しい。地元支援者からも『政府はウソをついている』という批判がある」と気をもむ。同党の若手議員は「今回はコアな支持者からも『安倍さんは都合が悪くなると隠す。やり過ぎだ』と言われる」と話す。
一方で、与党内には「年が明けたら雰囲気は変わる」という楽観論もある。臨時国会で追及を続けた野党は、会期を延長して審議に応じるよう求めたが与党は拒否。政権与党内では、24日以降に日中韓首脳会談など外交日程も続く中、「いつまで『桜』をやっているのかという声も多い」(公明党中堅)など、問題の長期化で国民が飽きるのを期待する声もある。
安保・モリカケ「臭い物にフタ」
安倍政権は、野党の追及をかわして越年することで内閣支持率を維持してきた「実績」がある。15年9月の集団的自衛権の行使を一部容認する安全保障関連法の成立後、野党は臨時国会の召集を求めたが、与党は拒否したまま越年。森友・加計学園問題が発覚した17年には、首相が臨時国会の冒頭で衆院を解散し、総選挙で大勝。そのまま正月を越え、追及ムードは消えた。政権に難題が降りかかるたびに、「臭いものにフタ」をして支持率の低下を抑える手法で、1月の支持率は横ばいか上昇を繰り返してきた。
だが、政権が1月以降、支持率を回復できるかは不透明だ。野党は1月の通常国会でも一連の問題追及を強める構えで、自民党の閣僚経験者は「桜を見る会の問題がジワジワ効いてきている。フタをしようと思ってもそう簡単にはできない」と語る。(磯部佳孝、菊地直己)
各報道機関による最新の内閣支持率
朝日新聞 支持38(44) 不支持42(36)
読売新聞 支持48(49) 不支持40(36)
NHK 支持45(47) 不支持37(35)
共同通信 支持42.7(48.7) 不支持43.0(38.1)
*数字は%。朝日新聞以外は12月6~15日のうち2~3日間の調査。かっこ内は11月の前回調査
これ『桜を見る会で支持率低下 「臭いものにフタ」通用する?』と題した朝日新聞 2019年12月23日20時21分の記事である。
これが今までの政治と言うものだろう。が上記と違った意味でもこのままでは済まないだろう。普段はおとなしい国民でもここまで勝手にやられれば、堪忍袋の緒が切れ今までの自民党にも鉄拳を食らわせようとする動きが出て来ても不思議ではない。安倍首相は性格的にも短気だから、このまま黙らず、4選を否定してるが、変な自信を持ってしまったから、前回の「モリカケ」問題をウヤムヤにしたように、来年正月早々通常の国会開会冒頭で解散と言う「伝家の宝刀」を抜き、「桜を見る会」問題を葬ろうとするに違いないと私は思うが、今回だけは国民も馬鹿ではない、鉄槌を食らわすだろうと私は期待している。
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