(1)に続く
先に園内を、所長が案内した。
事務所に戻って来られるまで、私は事務所の中に居た。
その時、窓のそとをふ~と白い影が、私の目をかすめた。
何気なく外に目を向けると、何とそこにぺスが チョコンと座って、こちらを見ている。
首にはロープが付いたままだ。
「ぺス、どうしてここに居るの?。」
びっくりする私に、
「常陸宮様を、お迎えしたかったんだって!! ずっとお座りして、宮様が車から出られてセンターの中へ入って行かれるのを、じーと見ていたもの。
とっても、おりこうさんだったよ。」
私の仕事仲間が、そう言ってぺスのロープを持ってくれていた。
両殿下は事務所の厳寒前にさつき(ツツジの仲間)の木を、お手植えされた。
その様子を、一目見ようと沢山の人達が集まり、遠巻きに見守った。
その中に、ぺスも一人前にチョコンとおすわりをしてその宮様の様子を見ていたそうだ。
私は今日という日は、ぺスどころではない。
その友達に
「すみませんが、ぺスを家まで連れて行って頂けませんか?」
そう言うと、
「貴女の出番は今からね。そそうのないよう、しっかりと頑張ってね。
ぺスの事は任せてちょうだい。」
しかし、その時のぺスは
「僕、もう一度、常陸宮様を見たいよ。こんな機会はもう二度とないだろうから。」
そう言いたげな目で私を見ている。
そうだよね、
ぺスだって感じるところは一緒なのかな? と、ふっと そう思った。
本当に二度とこのような機会が訪れる事はないだろう。
そんなぺスの気持ちはわかっても、今日だけは本当にぺスどころではない。
お茶の準備も整い待っていると、両殿下、それに市長、所長、他警護の人達が帰って来られ
二階の部屋に入られた。
事務所の玄関や、階段の下、それに二階の部屋の入り口にそれぞれ警護の人が立っている。
その中を、二階にお茶を持って上がる。
とても緊張しながら一段 一段階段を上って行った。
部屋の中には、両殿下と、女官それに宮内庁の方の4名しかおられない。
まず 殿下に、それから華子様に お茶を差し上げた。
下関29万市民の中でも、皇室の方に 直接お茶を差し上げる事が出来る幸福者は、めったといやしないだろう。
気高く、気品があり、けがれのない、美しくやさしい華子様から
「御苦労さま。毎日大変でしょうが、頑張って下さいね。」
と、やさしい声で言われた。
”もう嬉しくて、嬉しくて、 よ~し 頑張るぞ!!!
何が何でも がんばるぞ~。”
わずか一言だったけれど
そう心から思わずにはいられないくらいの説得力がある。
これまでだって、仕事はすごく楽しんで頑張っている。
もともと、大好きだった
”物を育てること”
それに、何故だか 人が好き。
人がイキイキとしている姿を見ているだけで、無理に人とおしゃべりをしなくても、そうした中に居るだけで、幸せな気分になれる。
その上、このような機会に巡り合わせて頂き
職場の皆さんに
感謝 感謝 感謝 感謝 感謝
次は びっくり かも・・・・
先に園内を、所長が案内した。
事務所に戻って来られるまで、私は事務所の中に居た。
その時、窓のそとをふ~と白い影が、私の目をかすめた。
何気なく外に目を向けると、何とそこにぺスが チョコンと座って、こちらを見ている。
首にはロープが付いたままだ。
「ぺス、どうしてここに居るの?。」
びっくりする私に、
「常陸宮様を、お迎えしたかったんだって!! ずっとお座りして、宮様が車から出られてセンターの中へ入って行かれるのを、じーと見ていたもの。
とっても、おりこうさんだったよ。」
私の仕事仲間が、そう言ってぺスのロープを持ってくれていた。
両殿下は事務所の厳寒前にさつき(ツツジの仲間)の木を、お手植えされた。
その様子を、一目見ようと沢山の人達が集まり、遠巻きに見守った。
その中に、ぺスも一人前にチョコンとおすわりをしてその宮様の様子を見ていたそうだ。
私は今日という日は、ぺスどころではない。
その友達に
「すみませんが、ぺスを家まで連れて行って頂けませんか?」
そう言うと、
「貴女の出番は今からね。そそうのないよう、しっかりと頑張ってね。
ぺスの事は任せてちょうだい。」
しかし、その時のぺスは
「僕、もう一度、常陸宮様を見たいよ。こんな機会はもう二度とないだろうから。」
そう言いたげな目で私を見ている。
そうだよね、
ぺスだって感じるところは一緒なのかな? と、ふっと そう思った。
本当に二度とこのような機会が訪れる事はないだろう。
そんなぺスの気持ちはわかっても、今日だけは本当にぺスどころではない。
お茶の準備も整い待っていると、両殿下、それに市長、所長、他警護の人達が帰って来られ
二階の部屋に入られた。
事務所の玄関や、階段の下、それに二階の部屋の入り口にそれぞれ警護の人が立っている。
その中を、二階にお茶を持って上がる。
とても緊張しながら一段 一段階段を上って行った。
部屋の中には、両殿下と、女官それに宮内庁の方の4名しかおられない。
まず 殿下に、それから華子様に お茶を差し上げた。
下関29万市民の中でも、皇室の方に 直接お茶を差し上げる事が出来る幸福者は、めったといやしないだろう。
気高く、気品があり、けがれのない、美しくやさしい華子様から
「御苦労さま。毎日大変でしょうが、頑張って下さいね。」
と、やさしい声で言われた。
”もう嬉しくて、嬉しくて、 よ~し 頑張るぞ!!!
何が何でも がんばるぞ~。”
わずか一言だったけれど
そう心から思わずにはいられないくらいの説得力がある。
これまでだって、仕事はすごく楽しんで頑張っている。
もともと、大好きだった
”物を育てること”
それに、何故だか 人が好き。
人がイキイキとしている姿を見ているだけで、無理に人とおしゃべりをしなくても、そうした中に居るだけで、幸せな気分になれる。
その上、このような機会に巡り合わせて頂き
職場の皆さんに
感謝 感謝 感謝 感謝 感謝
次は びっくり かも・・・・