ノン・スタンダードとモナドが終焉すると、所属していたアーティスト達もそれぞれに新しい場所へと移っていきました。
テイチクに残ったレーベルは最早オリジナルのメンバーは不在になりました。
そして両レーベルを事実上運営していた、制作、マネージメントのGEO(ジェオ)と3D(スリー・ディー)の両オフィスはやがて分離していきました。
後者の3Dは現在コーネリアス、カヒミのマネージメント事務所として現在も活動中。昨今のコーネリアス、細野さんや、教授達との仕事振りを見ると、ここでも20年の日々の重さを思います。
80年代の後半は70年代からの祭りが終了し、新しいアーティスト達の台頭があります。
私自身もまたこの80年代の終わりの2年を祭りの後としてすごしました。音楽から遠くはなれ、制作マンとしても限界を感じていました。
88年の暮れから89年の1月にかけて出会ったことが無ければこのブログもここで終了のはずでした。
少し休みをもらい、このあとフリッパーズ・ギターとの遭遇から先へ行きたいと思います。