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将棋の記録

将棋の研究など

右四間飛車 中川流急戦 ①▲5七銀

2014-08-22 17:20:49 | 角換わり
 中川流急戦に入ります

 

 前回はここで△7四歩から持久戦の変化を書いた

 今回は中川流急戦を仕掛ける

 △6五歩 ▲5七銀右



 いきなり6筋から仕掛けていくのが中川流急戦

 △6六歩 ▲同銀 △6五歩 ▲5五銀 △4二金



 △4二金が中川先生秘伝の一手

 右四間は5筋を抑えられたら指しにくくなってジリ貧

 この手を指したからには持久戦はない

 狙いは5筋の歩を突くことだけ



 ここで先手の対応は大きく①▲5七銀 ②▲5八飛 ③▲6九玉 ④▲2六歩

 に分けられるか


 今回は①5七銀の対応を見ていく



 ここから△5五銀 ▲同銀 △5四歩

 と中川流の狙いを一発かます

 ▲同歩は当然 △8八角成 ▲同金 △6六歩 ▲同銀 △3九角がモロに決まる



 これは先手かなり厳しいだろう

 よって▲同歩ではなく▲4六銀が最善



 この局面で先手は5筋の歩が取れないし攻めがあるわけでもない

 後手からは取れるのかというと△5五歩には▲5四歩



 ということで先手も後手も歩は取れない

 後手は5筋が固められれば歩を取れる状況ではあるので5筋を固めながら駒組み

 △4一玉 ▲6九玉 △5二金上 ▲7九玉 △5五歩



 左金無双みたいな形を作って歩を取る

 後手もここまで固められたら強気で攻められる

 以下▲同銀 △6六銀と「カチ込む」



 ここで先手の最善は▲5六銀だが、▲6三歩だとどうなるのか

 △同飛 ▲6四歩 △5三飛 ▲5四銀




 と無理やり止めてきたら△5五角 ▲5三銀成 △同金左



 これで完全に後手良し

 ちなみに最後△同金右と取った人は▲6三歩成 △同金 ▲6一飛(王手金取り)で難しくなります



 そこで▲6三歩の反発は無理

 ▲5六銀 △6七銀成 ▲同銀 △5四歩



 と進み後手の攻めは止まらない

 以下▲5四同銀 △6六歩 ▲5八銀 △5五金



 中央を金でがっちり押さえる

 先手も▲5三歩から反撃してくるがさっぱり△同金左 ▲同銀成 △同金 ▲6八歩 △5四歩



 上図は中央を抑えた後手が良いだろう



 以上、先手が▲5七銀と守った変化を書いた

 次回からも②▲5八飛 ③▲6九玉 ④▲2六歩の順にみていくとかいかないとか


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