ちょっと前からFull tiltポーカーのトーナメントに、自動ディール機能(日本語はここ)がついていたんですね。(ファイナルテーブルに残った人の間で、プレーヤーの同意した割合で賞金を分配してトーナメントを途中終了こと)
秀逸なのはチップ量に比例した賞金配分ではなく、より合理的なICM (Independent Chip Model)に基づいたディールが出来ること。ICMについては、ここでもシリーズで紹介しているし、母屋の方に今までのup分をまとめた解説を載せているので参考にされるとよいと思います。
Full tiltもしっかりしたツールを提供したもんだと思っていたら、開発したのはやはりChris Fergson。なるほど。父親のTomの方もICM関連では重要な貢献をしているんですよね(母屋参照)
この機能、どの程度活用されているかは不明ですが、Deal Termsを選択するときに、「自分がラージスタックだったらチップ量比例のdeal、ショートスタックだったらICMを選択・主張」することが基本となります。また、ICMの方が理論的にはより公平なディールなので、テーブルの多数がICMを主張しているながら、自分がラージスタックであったそしてもICMで合意してもOKでしょう。
ニッチな市場しかないけど、誰かICMを計算するiphoneのapplicationとか作らないですかね。すごーく暇になったら自分が作ってもいいけど、まっつそのうち英語版位は出てくるんでしょう。
FtPはユニークな企画を数多く考案していますが、この企画の欠点はディール決定までの最大20分間、ぐちゃぐちゃとやられると、いい加減どうでも良くなることです、吠えさんのICM 読んで5分以内で決定しろって~の(笑)。
これ見落としていました。超亀ですいません。ICMについては、The mathematics of Pokerにも詳しく解説されているので、その辺も含めて今度コラムを書きたいと思います